■山田コンサルティンググループ<4792>の今後の見通し
1. 2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の業績計画は、売上高で前期比4.8%減の21,100百万円、営業利益で同1.8%増の3,730百万円、経常利益で同0.1%増の3,730百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同0.2%増の2,870百万円と期初計画を据え置いた。中間期までの進捗率は売上高で58.8%、営業利益で77.6%と高い進捗率となっているが、既述の通り中間期は投資利回りの良い投資株式の売却や大型M&A案件の成約があったためで、これらは期初計画に織り込み済みとなっているためだ。ただ、これら要因を除いても、経営コンサルティング事業やM&Aアドバイザリー事業の引き合いが活発であることから、期初計画を上回る可能性は高いと弊社では見ている。ただ、同社は計画上振れ分についてはその一部を社員に特別賞与として還元する方針としているため(前期は特別賞与8億円を支給)、大幅に超過することはなさそうだ。
(1) コンサルティング事業
2025年3月期のコンサルティング事業の業績予想は、売上高で前期比8.6%増の18,870百万円、営業利益で同6.3%減の2,770百万円を見込んでいる。中間期の進捗率は売上高で53.7%、営業利益で68.1%となっている。下期は大型M&A案件がなくなるものの、中期経営計画策定や人的資本・サステナビリティ経営、DX戦略など持続的成長に向けた経営コンサルティング事業やM&Aアドバイザリー事業のニーズは引き続き旺盛で、下期も収益は順調に推移することが見込まれる。
特に、M&Aアドバイザリー事業に関しては、M&Aで必要なマッチング能力と経営コンサルティング能力の両方を兼ね備えていることが強みとなっている。FA業務からM&A後のPMIや中期経営計画の策定及び実行支援に至るまでワンストップソリューションとして提供することで顧客獲得を進め、さらなる成長を目指していく。
(2) 投資事業
2025年3月期の投資事業の業績予想は、売上高で前期比53.7%減の2,230百万円、営業利益で同35.6%増の960百万円を見込んでいる。中間期までの進捗率は売上高で102.2%、営業利益で105.2%と通期計画を超過しているが、投資利回りの高い投資株式の売却があったためで、下期に新たな売却などがなければおおむね計画どおり推移するものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
■山田咨询群<4792>的未来展望
1. 2025年3月期的业绩预测
2025年3月期的业绩计划为,营业收入较上期减少4.8%至21100百万元,营业利润同比增加1.8%至3730百万元,经常利润同比增加0.1%至3730百万元,归属于母公司股东的当期净利润同比增加0.2%至2870百万元,期初计划保持不变。到中期为止的进展率,营业收入为58.8%,营业利润为77.6%,进展率较高,但如前所述,中期有投资回报良好的投资股票的出售和大型M&A项目的签约,这些都已纳入期初计划。尽管如此,这些因素被排除后,管理咨询业务和M&A顾问业务的需求仍然活跃,因此我们认为超过期初计划的可能性很高。不过,公司对于计划的上调部分,部分将以特别奖金的形式回馈给员工(上期发放特别奖金8亿日元),因此似乎不会大幅超出。
(1) 咨询业务
2025年3月期的咨询业务业绩预测为,营业收入较上期增加8.6%至18870百万元,营业利润同比减少6.3%至2770百万元。中期的进展率为营业收入53.7%,营业利润68.1%。下半年虽然没有大型M&A项目,但中期经营计划的制定以及人力资本、可持续性经营、DX战略等推动持续增长的管理咨询业务和M&A顾问业务需求依然旺盛,下半年收益预计将顺利增长。
特别是在M&A顾问业务方面,具备M&A所需的匹配能力和经营咨询能力双方的特点是我们的优势。提供从FA业务到M&A后的PMI,以及中期经营计划的制定和运行支持的一站式解决方案,旨在推动客户获取,追求进一步的增长。
(2) 投资业务
2025年3月期的投资业务业绩预测为,营业收入较上期减少53.7%至2230百万元,营业利润同比增加35.6%至960百万元。到中期为止的进展率,营业收入为102.2%,营业利润为105.2%,超过全年计划,但由于有高投资回报的投资股票出售,因此下半年若没有新的出售,预计将大致按照计划进行。
(撰写:FISCO客座分析师佐藤让)