17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は3日ぶりに反発、ソフトバンクGがけん引も上値重い
・ドル・円は反落、米金利高一服で
・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>
■日経平均は3日ぶりに反発、ソフトバンクGがけん引も上値重い
日経平均は3日ぶりに反発。前日比62.57円高(+0.16%)の39520.06円(出来高概算9億4000万株)で前場の取引を終えている。
16日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は110.58ドル安の43717.48ドル、ナスダックは247.17ポイント高の20173.89で取引を終了した。週半ばに控える連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げへの期待から寄り付き後、小幅に上昇。12月サービス業PMIが約3年ぶりの高水準と、拡大ペースの加速を示したことが好感され上昇幅を拡大するも、下げが続いているダウ平均の上値は重く、小幅に下落。一方、アップルやグーグルの親会社アルファベット、半導体ブロードコムなどの上昇にけん引されたナスダックは堅調に推移し、史上最高値を更新した。
ナスダックの史上最高値更新を材料に、東京市場はハイテク株中心に買い優勢でスタート。ソフトバンクグループ<9984>の孫正義社長がトランプ次期大統領と会談し、米国に15兆円投資すると発表したことで、ソフトバンクグループ株が上昇。日経平均の押し上げ役となり、日経平均は一時39796.22円まで上昇したが、日米中銀会合を前に積極的な買いは続かず。日経平均は上げ幅を縮小して前場の取引を終えた。
日経平均採用銘柄では、IHI<7013>、日本製鋼所<5631>、三菱重<7011>など防衛関連銘柄が買われたほか、ソシオネクスト<6526>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体株が買われた。また、バンナムHD<7832>、任天堂<7974>、ディー・エヌ・エー<2432>、コナミグループ<9766>、ソニーグループ<6758>などエンタメ系も上昇。このほか、住友不動産<8830>、中外製薬<4519>、京成電鉄<9009>、ニトリHD<9843>などが買われた。
一方、エヌビディアの下落などが影響してアドバンテスト<6857>が売り優勢となったほか、コニカミノルタ<4902>、リコー<7752>などが下落。また、大和証G<8601>、東京海上<8766>、野村<8604>、コンコルディア<7186>など金融株がさえない。このほか、ジェイテクト<6473>、日産自動車<7201>、三井金<5706>などが下落した。
業種別では、その他製品、情報・通信、精密機器、機械、電気機器などが上昇した一方、証券・商品先物、保険、石油・石炭製品、非鉄金属、銀行などが下落した。
買い一巡後の東京市場は、17-18日のFOMC、18-19日の日本銀行による金融政策決定会合が意識されて積極的な買いは手控えられた。為替は1ドル154円前後とじりじりとした円安ドル高が進行。為替市場では日銀による12月利上げ実施は見送られるとの見方が強まっているが、株式市場はどっちつかずの状況だ。様子見姿勢の強い地合いのため、後場の日経平均は前日終値水準でのもみ合いとなりそうだ。
■ドル・円は反落、米金利高一服で
17日午前の東京市場でドル・円は一時154円34銭まで値を上げたが、その後は153円80銭まで失速した。米10年債利回りの上昇一服を受け、前日海外市場で強含んだドルは買い後退。また、日経平均株価は上げ幅を徐々に縮小し、円売りを弱めた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は153円80銭から154円34銭、ユーロ・円は161円91銭から162円43銭、ユーロ・ドルは1.0509ドルから1.0533ドル。
■後場のチェック銘柄
・Liberaware<218A>、リベルタ<4935>など、7銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・12月NY連銀製造業景気指数:0.2(予想:10.0、11月:31.2)
・米・12月製造業PMI速報値:48.3(予想:49.5、11月:49.7)
・米・12月サービス業PMI速報値:58.5(予想:55.8、11月:56.1)
・米・12月総合PMI速報値:56.6(予想:55.1、11月:54.9)
【要人発言】
・トランプ次期米大統領
「ウクライナでの戦争を止める上で一定の前進」
「就任式前に日本の首相と会うかもしれない」
<国内>
特になし
<海外>
・16:00 英・8-10月ILO失業率(予想:4.3%、7-9月:4.3%)
・米連邦公開市場委員会(FOMC、18日まで)
17日下午的交易中,我想关注以下三个要点。
・日经平均指数时隔三天反弹,软银(ADR)引领,但上涨乏力
・美元/日元反弹,因美国利率回落
・上涨贡献榜首位为软银(ADR)<9984>,第二位为优衣库<9983>
■日经平均指数时隔三天反弹,软银(ADR)引领,但上涨乏力
日经指数在3天后反弹。与前一日相比上涨62.57日元(+0.16%),报39520.06日元(成交量约9亿4000万股),前半场交易结束。
16日的美股市场涨跌不一。道琼斯指数下跌110.58美元,收于43717.48美元,纳斯达克上涨247.17积分,报20173.89,交易结束。由于对即将召开的联邦公开市场委员会(FOMC)追加降息的期待,开盘后小幅上涨。12月的服务业PMI达到近3年来的高水平,显示出扩张速度加快,因而推高了上涨幅度,但道琼斯指数的上升空间受限,略微下跌。另一方面,受苹果和谷歌母公司Alphabet、半导体博通等股价上涨的带动,纳斯达克走势强劲,再次创下历史新高。
以纳斯达克创下历史新高为材料,东京市场以科技股为中心展开买入,软银(ADR)的孙正义社长与特朗普未来总统会谈,并宣布将在美国投资15万亿日元,导致软银(ADR)股价上涨。日经指数一度上涨至39796.22日元,但在日美央行会议之前,积极的买入并未持续。日经指数最后缩小了涨幅,结束了前半场的交易。
在日经指数成分股中,IHI、 日本制钢所、三菱重工等防卫相关股票受到买入,此外,Socionext、瑞萨电子等半导体股票也受到关注。同时,万代南梦宫HD、任天堂(ADR)、DeNA、 Konami 群、索尼群等娱乐股也出现上涨。此外,住友不动产、 中外制药、京成电铁、Nitori HD等也受到买入。
另一方面,受到英伟达下跌等因素影响,Advantest的卖出压力较大,同时,柯尼卡美能达、理光等股价也出现下跌。同时,大和证券G、东京海上、野村、Concordia等金融股走势疲软。此外,杰特科、日产汽车(ADR)、三井金属等也经历了下跌。
行业板块中,其他产品、信息-半导体、精密设备、机械、电子设备等上涨,而证券-商品期货、保险、石油股、煤、有色金属、银行等下跌。
在一轮买入后,东京市场开始意识到17-18日的FOMC和18-19日的日本银行货币政策决策会议,因此积极买入有所收敛。汇率在1美元154日元左右,逐渐出现日元贬值、美元升值的趋势。外汇市场普遍认为,日银将在12月暂不实施加息,但股票市场则呈现模糊不清的状态。由于观望气氛浓厚,后半场日经指数可能会在前日收盘价水平上进行盘整。
■美元/日元下跌,因美国利率止升
17日上午,在东京市场,美元/日元一度涨至154.34日元,但之后回落至153.80日元。由于美债10年期收益率的上升暂停,前一天境外市场中强势的美元出现回落。此外,日经平均股价的涨幅逐渐缩小,减弱了日元的卖出压力。
截止目前的交易区间为,美元/日元在153.80日元到154.34日元之间,欧元/日元在161.91日元到162.43日元之间,欧元/美元在1.0509美元到1.0533美元之间。
■后场的检查股票
・LiberaWare<218A>、リベルタ<4935>等7只股票涨停
※包括一时的涨停价(指示价格)
・涨幅贡献最大的是软银(ADR)<9984>,第二位是优衣库<9983>
■经济指标和重要人物发言
【经济指标】
・日本1-3月法人企业统计调查・全行业设备投资:同比+6.8%(10-12月:+16.4%)
・中国5月份财新制造业PMI:51.7(预测:51.6,4月份:51.4)
【重要人物发言】
・加藤日本银行理事
“包括ETF处置在内的今后处理会花费一定时间进行彻底审查。”
<国内>
・没有特别的事情
<海外>
・没有特别的事情
【经济指标】
・美国12月纽约联邦储备银行制造业景气指数:0.2(财务预测:10.0,11月:31.2)
・美国12月制造业PMI初值:48.3(财务预测:49.5,11月:49.7)
・美国12月服务业PMI初值:58.5(财务预测:55.8,11月:56.1)
・美国・12月综合PMI初值:56.6(预测:55.1,11月:54.9)
【重要讲话】
・特朗普将成为下任美国总统
“在乌克兰战争的停滞上取得了一定进展”
“在就职典礼前可能会见日本首相”
<国内>
特になし
<境外>
・16:00 英国8-10月ILO失业率(财务预测:4.3%,7-9月:4.3%)
・美国联邦公开市场委员会(FOMC,至18日)