■エレマテック<2715>の業績の動向
1. 2025年3月期第2四半期の業績概要
2025年3月期第2四半期の業績は、売上収益98,360百万円(前年同期比3.7%減)、営業活動に係る利益4,996百万円(同0.8%減)、税引前中間利益4,433百万円(同4.3%減)、親会社の所有者に帰属する中間利益3,068百万円(同7.2%減)となった。なお、マーケット別では、Automotiveは増収であったが、Digital ElectronicsとBroad Marketは減収となった。
売上総利益率は前年同期比0.8ポイント改善し13.0%となったが、これは主に円安や製品構成の変化(比較的利益率の低いドライブレコーダー向けの比率が減少)による。その結果、売上総利益は同2.4%増となったが、販管費が同4.5%増の7,828百万円となったことから営業活動に係る利益は同0.8%の減益となった。販管費の増減内訳としては、人件費は人員増に伴い同378百万円増加し、荷造運賃は輸送コストの上昇に伴い同137百万円増加した。一方でその他経費は、貸倒引当金の戻入れ減少などから同181百万円減少した。
Automotiveは新規商材の採用等で続伸だが、Digital Electronics、Broad Marketは減収
2. マーケット別売上
Digital Electronicsは39,419百万円(前年同期比1,411百万円減、同3.5%減)となった。主な内訳では、液晶、タッチパネル(TP)、バックライト(BL)などのディスプレイ関連が主要顧客の生産減の影響で3,625百万円減、黒物家電は主要顧客のTV販売不振の影響で924百万円減となったが、電気・電子部品は需要が回復基調となり2,178百万円増となった。
Automotiveは新規商材の採用などもあり22,111百万円(同1,020百万円増、同4.8%増)と堅調に推移したが、期初見込みよりはやや下回った。
Broad Marketは、36,829百万円(同3,351百万円減、同8.3%減)となったが、主にドライブレコーダーの普及が一巡し不調であったことからアフターマーケットが4,781百万円減、産業機器・電動工具が723百万円減となった。一方で顧客が増加したことなどから医療機器は1,110百万円増となった。
3. 地域別状況
地域別売上収益(決算短信ベース)は、日本が46,149百万円(前年同期比18.4%減)、中国が26,475百万円(同20.4%増)、その他アジアが17,333百万円(同22.4%増)、欧米が8,402百万円(同11.0%減)となった。国内が不振であったのは、主にアフターマーケットの影響によるものである。
中間利益は、日本が2,558百万円(同14.1%減)、中国が1,498百万円(同5.6%増)、その他アジアが690百万円(同21.2%増)、欧米が238百万円(同6.6%減)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
■Elematec 业绩趋势 <2715>
1。截至2025年3月31日的财年第二季度财务业绩摘要
截至2025年3月31日的财年第二季度的财务业绩为销售收入983.6亿日元(比去年同期下降3.7%),与经营活动相关的利润为49.96亿日元(比同期下降0.8%),所得税前中期利润为44.33亿日元(较同期下降4.3%),归属于母公司所有者的中期利润为30.68亿日元(下降)同期的7.2%)。请注意,按市场来看,汽车的销量有所增加,但数字电子和大市场的销售额下降了。
毛利率比去年同期提高了0.8个百分点至13.0%,这主要是由于日元贬值和产品结构的变化(利润率相对较低的行车记录仪的比率下降)。结果,毛利比同期增长了2.4%,但由于销售和收购费用增长了4.5%,至78.28亿日元,与经营活动相关的利润下降了0.8%。细分销售和管理费用的增减,随着人员的增加,劳动力成本增加了3.78亿日元,随着运输成本的增加,包装运费增加了1.37亿日元。同时,由于债务损失准备金的回报率减少等,其他支出减少了1.81亿日元。
由于采用新产品等,汽车业持续增长,但数字电子和Broad Market的销售额下降了
2。按市场划分的销售额
数字电子为394.19亿日元(比去年同期下降1.411亿日元,比去年同期下降3.5%)。根据主要细分,由于主要客户的产量下降,LCD、触摸屏(TP)和背光(BL)等与显示器相关的项目减少了36.25亿日元;由于主要客户的电视销售不佳,黑色家电减少了9.24亿日元,但对电气/电子元件的需求恢复并增加了21.78亿日元。
由于采用新产品等,汽车业稳定在221.11亿日元(同比增长1.02亿日元,同比增长4.8%),但略低于最初的预测。
广阔市场为368.29亿日元(下降33.51亿日元,同期下降8.3%),但主要是因为行车记录仪的利差全面低迷,售后市场减少了47.81亿日元,工业设备和电动工具减少了7.23亿日元。同时,由于客户的增加等,医疗器械增加了11.1亿日元。
3.按地区划分的状态
按地区划分的销售收入(基于财务报表)在日本为461.49亿日元(比去年同期下降18.4%),中国的销售收入为264.75亿日元(比同期增长20.4%),亚洲其他地区的销售收入为173.33亿日元(比同期增长22.4%),欧洲和美国为84.02亿日元(比同期下降11.0%)。国内低迷主要是由于售后市场的影响。
至于中期利润,日本为25.58亿日元(较同期下降14.1%),中国为14.98亿日元(较同期增长5.6%),亚洲其他地区为6.9亿日元(较同期增长21.2%),欧洲和美国为2.38亿日元(较同期下降6.6%)。
(由FISCO客座分析师寺岛升撰写)