日経平均は5日続落。前日比373.33円安(-0.96%)の38708.38円(出来高概算12億1000万株)で前場の取引を終えている。
18日の米国株式市場は続落。NYダウは前日比1123.03ドル安の42326.87ドル、ナスダックは同716.37ポイント安の19392.69ポイント。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え様子見気配が強まる中、寄り付き後はまちまち。前日まで下げが続いていたダウ平均は主力株の一部に買いが入り上昇した一方、ナスダックは小幅に下落して始まった。FOMCでは予想通り主要政策金利が0.25%引き下げられたが、25年の利下げ予想が従来予想から減少したことが失望され、下落。その後長期金利の上昇に伴い下げ幅を拡大し、終了した。
米国株の大幅安を受けて、東京市場も売り優勢で取引を開始した。日経平均は一時前日比700円超の下落となったが、売り一巡後は下げ幅を縮小する展開となった。本日発表される日本銀行による金融政策決定会合の結果が「利上げ見送りの公算が大きい」との見方が強まっており、市場の安心材料となっているもよう。米金利が上昇したことで、為替が1ドル154円台半ばと前日比で円安に推移していることも下支えとなっている。
日経平均採用銘柄では、ナスダック大幅安を受けて、ソフトバンクグループ<9984>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体株が総じて安い。また、昨日買い優勢となった三菱自<7211>やマツダ<7261>など自動車株の一角が反落、ホンダ<7267>は続落で年初来安値を更新した。このほか、東京建物<8804>、住友不動産<8830>、三菱地所<8802>、三井不動産<8801>など不動産株が弱い。
一方、昨日ストップ高となった日産自<7201>は一時、前日比マイナス圏に突入するなど乱高下の末、上昇した。川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>など海運株も買われた。このほか、IHI<7013>、ヤマトHD<9064>、NTN<6472>、住友化学<4005>、アサヒ<2502>、キヤノン<7751>などが上昇した。
業種別では、電気・ガス、非鉄金属、不動産、石油・石炭製品、電気機器などが下落した一方、海運、その他製品、倉庫・運輸関連、繊維、食料品などが上昇した。
日銀金融政策決定会合の結果発表が何時頃に伝わるか、市場で注目されている。未明に発表されたFOMCの結果を踏まえたデータの精査や、1998年以降の25年間に実施された非伝統的な金融緩和策を総括する「多角的レビュー」公表など議論することが盛りだくさんのため、発表は遅くなるとの見込みだ。市場では、発表時間が遅くなると思惑先行で先物、為替市場が反応する可能性もある。後場の東京市場は、思惑先行の展開で荒い値動きとなる可能性はある。日経平均は一気に切り返す可能性もあれば、一段安となる可能性もあるため、乱高下には警戒したい。
日经平均指数连续五天下跌。与前一个交易日相比,下跌373.33日元(-0.96%),报38708.38日元(成交量估算为121亿股),前盘交易结束。
18日的美股市场继续下跌。道琼斯指数较前一交易日下跌1123.03美元,报42326.87美元,纳斯达克指数下跌716.37点,报19392.69点。由于即将公布联邦公开市场委员会(FOMC)的结果,市场观望情绪浓厚,开盘后股市走势不一。此前下跌的道琼斯指数在部分主流股票买入的推动下上涨,而纳斯达克指数则小幅下跌。FOMC如预期将主要政策利率降低0.25%,但25年的降息预期较此前预期有所减少,引发失望情绪,导致股市下跌。此后伴随长期利率的上升,股市下跌幅度扩大,最终收跌。
受美股大幅下跌影响,东京市场以卖出为主开始交易。日经平均一度下跌超过700日元,但在卖出潮结束后,跌幅收窄。对于日本银行今日公布的货币政策决定会议结果,「利率上调可能性较小」的观点已逐渐加强,这已成为市场的安心材料。此外,由于美国利率上升,导致汇率在154日元中值的美元贬值也起到了支撑作用。
在日经平均成分股中,受纳斯达克大幅下跌影响,软银(ADR)<9984>、先进测试<6857>、索西奥网络<6526>、激光技术<6920>、东京电子<8035>等半导体股票普遍下跌。另外,昨天下跌势头的三菱汽车<7211>和马自达汽车(ADR)<7261>等汽车股有所回落,本田<7267>则继续下跌并创下年初以来的最低价。此外,东京建筑<8804>、住友房地产<8830>、三菱地产(ADR)<8802>、三井房地产<8801>等房地产股表现疲软。
另一方面,昨日涨停价的日产汽车<7201>一度跌入前日的负区间,经历剧烈波动后上涨。川崎汽船<9107>、日本邮船<9101>等海运股票也受到买入。此外,IHI<7013>、山田HD<9064>、NTN<6472>、住友化学<4005>、朝日<2502>、佳能<7751>等股票均有所上涨。
在行业板块中,电子设备、有色金属、房产ETF、石油股和煤等领域下跌,而海运、其他产品、仓储与运输相关、纺织和食品等领域上涨。
市场非常关注日本银行货币政策决定会议结果将在何时公布。基于凌晨公布的FOMC结果,数据的审查以及对1998年以来实施的25年的非传统货币宽松措施的总结「多角度评估」的发布等将被讨论,因此预计公布时间将延迟。在市场中,公布时间推迟的预期可能会影响期货和外汇市场的反应。东京市场的后盘可能会因预期先行而出现剧烈波动,日经平均指数也可能会迅速反弹,也可能进一步下跌,因此应谨慎对待剧烈波动。