■ナック<9788>の業績動向
1. 2025年3月期中間期の業績概要
2025年3月期中間期の業績は、売上高27,836百万円(前年同期比7.8%増)、営業利益763百万円(同25.3%増)、経常利益755百万円(同9.6%増)、親会社株主に帰属する中間純利益107百万円(同61.6%減)となった。期初計画(中間期ベース)に対しては、売上高が0.6%未達、営業利益は30.5%未達、経常利益は31.3%未達、親会社株主に帰属する中間純利益は85.6%未達での着地となった。
売上高については、主力事業の1つであるクリクラ事業において、昨年から販売開始した小型の浄水型ウォーターサーバー「putio」の販売促進効果等もあって顧客獲得が順調に推移し、同0.5%増となった。またレンタル事業では主力のダスキン事業が定期顧客数の増加等により堅調に推移したほか、ウィズ事業やグループの(株)キャンズの売上増が寄与し、同1.8%増となった。建築コンサルティング事業では顧客となる地場工務店の財務的事情(コロナ融資の返済等)で受注が減少したほか、ナックハウスパートナーにおいても加盟店向けの部材売上減少といった要因により同11.1%減となった。住宅事業はケイディアイやジェイウッドにおける住宅販売が大きく伸びたほか、新たに連結対象となった秀和住研の売上が加わり、53.2%増と大幅に伸長した。美容・健康事業では一部部門が価格競争等の影響を受け減収となったが、2025年3月期から通期で連結対象となったTOMOEワインアンドスピリッツ(2024年9月に巴ワイン・アンド・スピリッツから社名変更)の売上がカバーし、同9.1%増となった。
利益面では美容・健康事業においてJIMOSが販売促進費を圧縮した効果もあって前年同期比で大きく増益を果たした。一方、主力のクリクラ事業は「putio」の先行投資の影響で、レンタル事業では新規出店等のコスト増により前年同期比で減益となった。また、建築コンサルティング事業や住宅事業では、前年同期以前から継続している営業損失の改善に向けて、販売促進費等の抑制や固定費の見直しに取り組み、損失額の圧縮を果たした。親会社株主に帰属する中間純利益は投資有価証券評価損(185百万円)の計上等により前年同期比で大きく減少した。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
■纳克<9788>的业绩动向
1. 2025年3月期中期的业绩概要
2025年3月期的中期业绩为:营业收入278.36亿日元(同比增长7.8%)、营业利润7.63亿日元(同比增长25.3%)、经常利润7.55亿日元(同比增长9.6%)、归属于母公司股东的中期净利润1.07亿日元(同比下降61.6%)。与年初计划(中期基础)相比,营业收入未达标0.6%,营业利润未达标30.5%,经常利润未达标31.3%,归属于母公司股东的中期净利润未达标85.6%。
关于营业收入,作为主力业务之一的饮用水业务,由于去年开始销售的小型净水型饮水服务器“putio”的销售促进效果等,客户获取顺利,增幅为0.5%。此外,在租赁业务中,主力的达斯金业务由于定期客户数量的增加等表现稳定,此外,威兹业务和群内的(株)坎斯的营业收入增长也有所贡献,增幅为1.8%。在建筑咨询业务中,由于地方建筑商的财务情况(如新冠贷款的偿还等)导致订单减少,此外,纳克豪斯合作伙伴的加盟店材料销售减少等因素导致下降11.1%。住宅业务方面,凯迪爱和杰伊伍德的住宅销售大幅增长,加上新并入的秀和住研的营业收入,增幅达53.2%。美容健康业务中,部分部门受到价格竞争等影响而减少收入,但2025年3月期起全年度并入的TOMOE红酒与烈酒(2024年9月更名自巴红酒与烈酒)的营业收入弥补了损失,增幅为9.1%。
在利润方面,由于JIMOS在美容健康业务上压缩了销售促进费用,同比大幅增加了利润。另一方面,主力的饮用水业务由于“putio”的前期投资影响,在租赁业务中由于新开店等的成本增加,同比出现了减益。此外,在建筑咨询业务和住宅业务中,为了改善自去年同期以来持续的营业损失,采取了压制销售促进费用等措施,以及固定成本的调整,成功压缩了损失金额。归属于母公司股东的中期净利润因计入投资有价证券评估损失(1.85亿日元)等,同比大幅减少。
(编辑:FISCO分析师村瀬智一)