■株式相場見通し
予想レンジ:上限39500円-下限38000円
20日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は前日比498.02ドル高の42840.26ドル、ナスダックは同199.83ポイント高の19572.60で取引を終了した。大証ナイト・セッションの日経225先物は、日中終値比170円高の38880円で取引を終えた。為替市場ではドル・円相場が1ドル156円40銭台で推移。
日米中銀会合という今年最後の重要イベントを通過し、相場は商い閑散の年末モード入りとなろう。今週は日産自<7201>とホンダ<7267>による経営統合検討開始に関する報道で、日産自が筆頭株主の三菱自<7211>などプライム市場の自動車株や自動車部品サプライヤーに思惑が向かったことなどから、プライム市場の売買代金はコンスタントに4兆円から5兆円台を記録した。
ただ、来週は重要イベントも通過し、海外の機関投資家の多くがクリスマス休暇入りすることから、プライム市場の売買代金は減少し、相場の主役が個人投資家に移る公算が大きい。今月は26日が優待・配当の権利取り最終売買日となるため、12月決算企業などへの関心が高まりそうだ。「掉尾の一振」への期待感から、スタンダード市場やグロース市場の中小型株に個人投資家の関心が向かう可能性もあり、個別株中心の相場展開となろう。プライム市場上場を含め、株価100円から200円台の低位銘柄に短期資金が流出入し、急騰・急落が相次ぐかもしれない。
2023年大納会の日経平均は33464円で、年間上昇幅は7369円と1989年の8756円に次ぐ大きさとなった。2024年の日経平均はバブル期以来の史上最高値を更新したほか、史上初の40000円台乗せ、8月5日の史上最大の下げ幅4451円、次の日の6日に史上最大の上げ幅3217円を記録するなど、まさに歴史的な1年となった。史上初の40000円台での年越しは難しそうだが、89年大納会38915円を上回る大納会史上最高値の更新を見たいものだ。大納会まで6営業日だが、今の水準を維持できれば十分狙える記録といえよう。年間パフォーマンスで5000円ほど上昇していることからお化粧買いは期待できないが、日経平均の「掉尾の一振」を期待したい。
■為替市場見通し
来週のドル・円は底堅い値動きか。米連邦準備制度理事会(FRB)は12月17-18日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ポイントの追加利下げを決定。ただ、同時に発表された政策金利見通しから、来年の利下げ回数は2回に減少した。米国金利の強い先安観は後退し、緩やかなドル高・円安の流れが続きそうだ。直近の米インフレ指標は再加速が示され、今後発表されるデータ次第では政策金利見通しが修正される可能性があろう。
一方、日本銀行は18-19日開催の金融政策決定会合で追加利上げを見送り、1月も政策金利の据え置きが予想されている。20日発表の11月消費者物価コア指数(コアCPI)は市場予想を上回る伸びを記録したが、日銀は来年3月以降の利上げを想定しているとの見方が多い。
なお、ドル高円安が進行した場合、日本政府は再度懸念を示す可能性があるが、日本政府・日本銀行による為替介入がすみやかに実施されない場合、ドル・円は直近高値を上回り、再度160円を目指す展開となる可能性がある。
■来週の注目スケジュール
12月23日(月):米・消費者信頼感指数(12月)、英・GDP改定値(7-9月)など
12月24日(火):日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(10月30・31日分)、基調的なインフレ率を捕捉するための指標(日本銀行)、全国百貨店売上高(11月)、米・株式市場は短縮取引、米・耐久財受注(11月)、米・新築住宅販売件数(11月)など
12月25日(水):植田日銀総裁が経団連審議員会で講演、企業向けサービス価格指数(11月)、景気先行CI指数(10月)、景気一致指数(10月)、米・欧・英・香港・株式市場は祝日のため休場(クリスマス)など
12月26日(木):住宅着工件数(11月)、米・新規失業保険申請件数(先週)、英・欧・香港・株式市場は休場など
12月27日(金):日銀金融政策決定会合における主な意見(12月18、19日分)、鉱工業生産指数(11月)、東京CPI(12月)、失業率(11月)、有効求人倍率(11月)、小売売上高(11月)、米・卸売在庫(11月)、中・工業利益(11月)、中・経常収支確定値(7-9月)など
股市展望:预测范围:上限39000日元-下限38000日元
财务预测范围:上限39500日元-下限38000日元
20日的美股市场上涨。道琼斯平均指数较前一日上涨498.02美元,收于42840.26美元,纳斯达克上涨199.83点,收于19572.60。大阪交易所夜盘的日经225期货以38880日元收盘,比日间收盘上涨170日元。在外汇市场上,美元兑日元汇率在1美元156.40日元附近波动。
在通过今年最后一次重要事件日美中银行会议后,市场进入了交易清淡的年末模式。本周,因日产汽车<7201>和本田汽车<7267>开始探讨合并的相关报道,日产汽车作为主要股东的三菱汽车<7211>等主板市场的汽车股和汽车零件供应商受到了关注,主板市场的成交额稳定在4万亿到5万亿日元之间。
不过,下周重要事件将结束,由于境外的机构投资者大多进入圣诞假期,主板市场的成交额将减少,市场的主角很可能转向个人投资者。由于本月26日是优待与分红的权利最末交易日,因此对12月结算公司的关注将加大。因为对“掉尾的一个振”的期待,个人投资者可能会将关注点转向标准市场和成长市场的小型股票,市场将以个别股票为中心。包括主板市场上市的,股价在100日元到200日元区间的低位股票可能会经历短期资金流出入,急速拉升和加速下跌可能频繁发生。
2023年年末日经平均指数为33464日元,年度上涨幅度为7369日元,成为继1989年的8756日元之后的第二大幅度。2024年日经平均指数更新了自泡沫时期以来的历史最高价,成为历史上首次突破40000日元区间,8月5日创下最大下跌幅度4451日元,次日6日创下历史最大涨幅3217日元,确实是历史性的1年。虽然在历史上首次以40000日元区间迎接新年似乎难度较大,但还是希望能超过89年年末大会的38915日元,更新年末大会的历史最高价。距离年末大会还有6个交易日,如果能保持当前水平,将是相当值得期待的记录。由于年度表现已上涨5000日元,预计不会有太多的化妆买入,但希望能期待日经平均指数的“掉尾一振”。
■外汇市场展望
下周的美元兑日元将维持坚挺的价格走势。美国联邦储备委员会(FRB)决定在12月17-18日召开的联邦公开市场委员会(FOMC)会议上进行0.25个百分点的额外降息。但是,同时发布的政策利率预测显示,明年的降息次数减少到2次。对美国利率的强烈先行展望已经减弱,缓慢的美元升值和日元贬值的趋势可能会继续。最近的美国通胀指标显示再加速,根据未来发布的数据,政策利率的预期有可能会被修正。
一方面,日本银行在18-19日举行的货币政策决策会议上决定不再加息,预计1月份政策利率将维持不变。20日公布的11月消费者物价核心指数(核心CPI)增长超过市场预期,但市场普遍认为日本银行计划在明年3月后加息。
此外,如果美元升值、日元贬值加剧,日本政府可能再次表示担忧,但如果日本政府和日本银行未能迅速实施汇率干预,美元兑日元有可能突破最近的高点,再次向160日元进发。
■下周关注日程
12月23日(星期一):美国消费者信心指数(12月)、英国GDP修订值(7-9月)等
12月24日(星期二):日本银行政策委员会•货币政策决策会议纪要(10月30、31日分)、捕捉基调性通胀率的因子(日本银行)、全国百货商店营业收入(11月)、美国股票市场缩短交易时间、美国耐用品订单(11月)、美国新建住宅销售数量(11月)等
12月25日(星期三):植田日本银行总裁在经济团体联合会的演讲、面向企业的服务价格指数(11月)、景气领先CI指数(10月)、景气一致指数(10月)、美国、欧洲、英国、香港的股票市场因假期休市(圣诞节)等
12月26日(星期四):住宅开工数量(11月)、美国新申请失业保险人数(上周)、英国、欧洲、香港的股票市场休市等
12月27日(星期五):日本银行货币政策决定会议的主要意见(12月18、19日分)、工业生产指数(11月)、东京CPI(12月)、失业率(11月)、有效求人倍率(11月)、零售销售额(11月)、美国批发库存(11月)、中国工业利润(11月)、中国经常账户确定值(7-9月)等