■プライム市場と比較すると上値は重い
今週の新興市場は上昇。同時期の騰落率は、日経平均が+4.08%だったのに対して、グロース市場指数は+2.63%、グロース市場250指数は+3.19%。海外投資家の多くがクリスマス休暇入りし、個人投資家中心の地合いになると思われたが、週末にかけてプライム市場が盛り上がり、日経平均が5カ月ぶりに40000円台を回復。投資家心理の改善を背景に新興市場も買われたが、プライム市場と比較すると上値は重くなった。
時価総額上位銘柄では、タイミー<215A>、インテグラル<5842>、ジーエヌアイグループ<2160>が週間ベースで2桁の上昇率となったほか、カバー<5253>、ispace<9348>も堅調推移となった一方、GENDA<9166>、フリー<4478>、弁護士ドットコム<6027>は下落した。なお、今週のIPO8社は総じて堅調な初値形成となった。
23日、名証ネクストに上場した日本オーエー研究所<5241>の初値は、公開価格を9.1%上回る600円。同日、グロース市場に上場した令和アカウンティング・ホールディングス<296A>の初値は、公開価格を44.7%上回る521円となった。25日、スタンダード市場に上場したMIC<300A>の初値は、公開価格と同じ960円。同日、同市場に上場したアルピコホールディングス<297A>の初値は、公開価格を5.2%上回る201円となった。26日、グロース市場に上場したGVA TECH<298A>の初値は、公開価格を1.4%上回る700円。同日、同市場に上場したvisumo<303A>の初値は、公開価格を34.5%上回る1036円、同じくグロース市場に上場したフォルシア<304A>の初値は、公開価格の約2.1倍となる3640円。2024年最後の27日、グロース市場に上場したビースタイルホールディングス<302A>の初値は、公開価格を60.6%上回る3325円となった。
■投資家の関心は直近IPO銘柄か
来週から翌週にかけては、投資家心理の改善を材料にしっかりとした展開となりそうだが、プライム市場と比較すると上値は重いと考える。今週のグロース市場の売買代金は1200億円前後と目立った変化は見られず、グロース市場250指数は、200日移動平均線(200MA)にいったん跳ね返された。200日移動平均線を明確に上回るには、2-3月に見られたような2000億円前後の売買代金が必要と考える。日経平均が5カ月ぶりの40000円台を回復したほか、トヨタ自<7203>のROE改革などで、プライム市場に関心が向かいやすくなっていることも影響し、新興市場は伸び悩みそうだ。
■与主板市场相比,上行压力较大
本周新兴市场上涨。同一时期的涨跌幅中,日经平均上涨了4.08%,而成长市场指数上涨了2.63%,成长市场250指数上涨了3.19%。许多境外投资者进入了圣诞假期,预计以个人投资者为主的市场环境会形成,但随着周末的临近,主板市场活跃起来,日经平均时隔五个月重新回到40000日元台阶。受投资者心理改善的背景影响,新兴市场也受到了买入,但与主板市场相比,上行空间有限。
在市值排名前列的股票中,タイミー<215A>、インテグラル<5842>、ジーエヌアイグループ<2160>的周涨幅达到两位数,此外,カバー<5253>、ispace<9348>表现也相对稳健,而GENDA<9166>、フリー<4478>、弁護士ドットコム<6027>则出现了下跌。此外,本周的已上市新股8家公司总体上形成了稳健的初始价格。
23日,上交所上市的日本オーエー研究所<5241>的初始价格为600日元,较公开价格高出9.1%。同一天,上市于成长市场的令和アカウンティング・ホールディングス<296A>的初始价格为521日元,较公开价格高出44.7%。25日,上市于标准市场的MIC<300A>的初始价格与公开价格相同,为960日元。同一天,上市于同一市场的アルピコホールディングス<297A>的初始价格为201日元,较公开价格高出5.2%。26日,上市于成长市场的GVA TECH<298A>的初始价格为700日元,较公开价格高出1.4%。同一天,上市于同一市场的visumo<303A>的初始价格为1036日元,较公开价格高出34.5%,同样在成长市场上市的フォルシア<304A>的初始价格为公开价格的约2.1倍,为3640日元。2024年最后的27日,上市于成长市场的ビースタイルホールディングス<302A>的初始价格为3325日元,较公开价格高出60.6%。
■投资者的关注点是近期的已上市新股
从下周到下下周,投资者心理改善的材料有望带来稳定的走势,但与主板市场相比,上行空间仍显得有限。本周成长市场的成交额约为1200亿日元,并未显著变化,成长市场250指数一度受到了200日移动平均线(200MA)的反弹。明确上破200日移动平均线,预计需要2000亿日元左右的成交额,如同2-3月份所见。日经平均时隔五个月再次回到40000日元台阶,加之丰田自<7203>的ROE改革等,使得主板市场受到了更多关注,对新兴市场的进一步发展形成了抑制。