“モンスター級”!自社株買い発表の実力派3銘柄は? 配当も高い「大還元」3銘柄も
1~2月の決算発表ラッシュでは、好業績とともに自社株買いが連日発表され、株高に拍車をかけた。日本経済新聞によると、年初来の自社株買い発表額は1兆3000億円を超え、21~23年を上回るペースで増えているという。
2月に発表された自社株買いの取得価額(上限)ベースでは、 $三菱商事 (8058.JP)$の5000億円が突出した。その他多くは数億円から数百億円で、100億円を超えたのは、 $ENEOS控股 (5020.JP)$(500憶円)や $趨勢科技 (4704.JP)$(400億円)、 $理光集團 (7752.JP)$(300億円)、 $豐田紡織 (3116.JP)$(200億円)、 $電通集團 (4324.JP)$(200億円)、 $日本發條 (5991.JP)$(ニッパツ、180億円)など。発行済み株式総数(自己株除く)に対する取得比率ベースでは、通販サイトの $CROOZ (2138.JP)$(東証グロース)が32.7%と3分の1を超え、発表翌日の同社株価はストップ高となった。
【自社株取得比率が大きく、株式需給へのインパクトが強い注目銘柄をピックアップ!】
株主還元に前向きで、稼ぐ力も期待される3銘柄は?
【スクリーニング条件】
・2月1~15日に自社株買いを発表
・発行済み株式総数に対する自社株買い比率が10%以上
・前期実績ROEが10%以上
【スクリーニング条件】
・2月1~15日に自社株買いを発表
・発行済み株式総数に対する自社株買い比率が10%以上
・前期実績ROEが10%以上
◆ $伊藤喜 (7972.JP)$(東証プライム上場)
オフィス家具大手。製造販売一貫体制。自動倉庫や自動保管検索機などのメカトロニクス製品開発も。収益は上期偏重。2月13日に発表した23年12月期業績は売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のすべてで過去最高を更新。増配も。株主優待制度も新設。同日、発行済み株式総数の19.9%(上限159億円)を取得すると発表した。株主還元方針を従来の「配当性向30%を目途」から「配当性向40%」を目指す方針に変更した。
オフィス家具大手。製造販売一貫体制。自動倉庫や自動保管検索機などのメカトロニクス製品開発も。収益は上期偏重。2月13日に発表した23年12月期業績は売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のすべてで過去最高を更新。増配も。株主優待制度も新設。同日、発行済み株式総数の19.9%(上限159億円)を取得すると発表した。株主還元方針を従来の「配当性向30%を目途」から「配当性向40%」を目指す方針に変更した。
◆ $Pixta (3416.JP)$(東証グロース上場)
ネット上で写真などのデジタル素材の仕入れ販売を展開。個人や法人向けの出張撮影にも注力。AI開発、機械学習に必要な画僧・動画データをワンストップで提供するサービスも手掛ける。23年12月期営業利益は広告宣伝費を抑制したことで、前期比88.1%増の3.35億円となった。14日、発行済み株式総数の11.3%(上限2.3億円)を取得すると発表。
ネット上で写真などのデジタル素材の仕入れ販売を展開。個人や法人向けの出張撮影にも注力。AI開発、機械学習に必要な画僧・動画データをワンストップで提供するサービスも手掛ける。23年12月期営業利益は広告宣伝費を抑制したことで、前期比88.1%増の3.35億円となった。14日、発行済み株式総数の11.3%(上限2.3億円)を取得すると発表。
◆ $三菱商事 (8058.JP)$(プライム)
総合商社大手。三菱グループ中核。原料炭などの資源を筆頭に機械、食品、化成品などの事業基盤が厚い。6日、発行済み株式総数の10%(上限5000億円)を取得すると発表。ジェフリーズ証券は「モンスター級の自社株買い」と評価し、目標株価を引き上げた。翌日株価は10%高を付けた。以前に発表した自社株買い、配当を合わせた今期の総還元額は過去最高の約8900億円となり、純利益予想(9500億円)に対する総還元性向は94%に達した。
総合商社大手。三菱グループ中核。原料炭などの資源を筆頭に機械、食品、化成品などの事業基盤が厚い。6日、発行済み株式総数の10%(上限5000億円)を取得すると発表。ジェフリーズ証券は「モンスター級の自社株買い」と評価し、目標株価を引き上げた。翌日株価は10%高を付けた。以前に発表した自社株買い、配当を合わせた今期の総還元額は過去最高の約8900億円となり、純利益予想(9500億円)に対する総還元性向は94%に達した。
自社株買いに加え、配当利回りが3%以上の高還元の3銘柄は?
【スクリーニング条件】
・2月1~15日に自社株買いを発表
・発行済み株式総数に対する自社株買い比率が5%以上
・直近配当利回り(税引き前)が3%以上
【スクリーニング条件】
・2月1~15日に自社株買いを発表
・発行済み株式総数に対する自社株買い比率が5%以上
・直近配当利回り(税引き前)が3%以上
◆ $鐵建建設 (1815.JP)$(プライム)
東京都本社のゼネコン。鉄道工事首位級。道路、トンネル、集合住宅工事なども展開。JR東日本が持ち分法会社化。高速道路工事がけん引。14日発表した24年3月期3Q連結営業利益は、工事価格転嫁交渉の不調や販管費の増加などで減少したが、経常利益は前年同期比68.7%増の17.7億円で、通期計画の10億円を超過した。同日、30億円を上限とした発行済み株式総数の11.3%(上限30億円)を取得すると発表。
東京都本社のゼネコン。鉄道工事首位級。道路、トンネル、集合住宅工事なども展開。JR東日本が持ち分法会社化。高速道路工事がけん引。14日発表した24年3月期3Q連結営業利益は、工事価格転嫁交渉の不調や販管費の増加などで減少したが、経常利益は前年同期比68.7%増の17.7億円で、通期計画の10億円を超過した。同日、30億円を上限とした発行済み株式総数の11.3%(上限30億円)を取得すると発表。
本社神戸市。校内放送設備、セキュリティシステムの2本柱。無線機、会議用システムなどを含む。海外は商品企画から販売まで行う地域体制強化。2日発表した3Q連結経常利益は前年同期比2.8倍の24.3億円に急拡大。通期連結経常利益を12.1%上方修正した。14日、発行済み株式総数の6.68%(上限23億円)の自社株買いを発表。
◆ $日東工器 (6151.JP)$(プライム)
東京都大田区本社の機械機器メーカー。配管の簡易接続器具である「迅速流体継ぎ手」(カプラ)製造販売の最大手。自社開発製品に強み。製品の多くが建設業界で使用される。海外展開も積極的で、アジア、北米などに輸出。5日発表した3Q連結決算は減収減益だったが、通期は増収増益予想。同日発行済み株式総数の6.6%(上限21億円)を取得する自社株買いを発表した。
東京都大田区本社の機械機器メーカー。配管の簡易接続器具である「迅速流体継ぎ手」(カプラ)製造販売の最大手。自社開発製品に強み。製品の多くが建設業界で使用される。海外展開も積極的で、アジア、北米などに輸出。5日発表した3Q連結決算は減収減益だったが、通期は増収増益予想。同日発行済み株式総数の6.6%(上限21億円)を取得する自社株買いを発表した。
2月に取得比率が大きい自社株買いを発表した主な銘柄
*直近配当利回り(税引き前)はブルームバーグデータ
ーmoomooニュースKathy
出所:各社IR資料、Bloomberg、日本経済新聞、Minkabu、moomoo
出所:各社IR資料、Bloomberg、日本経済新聞、Minkabu、moomoo
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