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NT倍率チャートが示唆していた半導体高! ぜひマスターして欲しい!!

今日はNT倍率について少し解説したいと思います。
NT倍率チャートが示唆していた半導体高! ぜひマスターして欲しい!!
【NT倍率】
NT倍率とは、日経平均(N)/TOPIX(T)の単純な割り算で算出される係数です。
日経平均は僅か225銘柄で構成され、値がさ株の影響度が高い=ユニクロ+半導体の影響度が高い
TOPIXは日本株全体を表すも銀行・金融、自動車を中心とするバリューの影響度が高い
NT倍率は日経平均が分子、TOPIXが分母ですから
・大きくなれば日経平均有利で半導体、ハイテクが強い地合い
・小さくなればTOPIX有利でバリュー、輸出、金融が強い地合い
となります。
これを日経平均先物とTOPIX先物でトレードするのがNT倍率戦術です。
NT倍率が上昇する流れ=NTロング
⇒ 日経平均を買って、TOPIXを売る
NT倍率が下落する流れ=NTショート
⇒ 日経平均を売って、TOPIXを買う
これを先物で行います。
なお2024年9月11日 11時時点で
日経平均先物:36,600円
TOPIX先物  :2560.00
となっています。
TOPIXを100倍して比べると、日経平均はTOPIXの1.43倍。
これは日経先物1枚に対しTOPIX先物0.7枚という割合になります。
つまり日経平均とTOPIXの時価総額を先物ベースで1:1に揃えたいなら
日経先物1枚でTOPIX先物を0.7枚トレードします。
が、これは実現できないので
日経先物2枚とTOPIX先物3枚という形で調整します。
ラージでやると大きすぎるので、
日経先物 ミニ2枚 + TOPIX先物 ミニ3枚
でやるのが一般的です。
さらに
日経先物 マイクロ7枚 + TOPIX先物 ミニ1枚
という形もできるようになりました。
そしてTOPIX先物はラージもミニもメジャー限月しかありません。日経先物とTOPIX先物の限月を合わせる必要があるので、日経ミニもメジャー限月しか使いません。
まさに2024年9月12日は、明日9月13日が9月限SQ日で終わってしまうので、今からポジるなら12月限で行います。
間違っても 日経先物ミニ10月限 + TOPIX先物ミニ12月限 で建てないようにしてください。
【NT倍率戦術のメリット】
まず最大のメリットは、同じ日本市場を「買い」と「売り」で両建することで得られます。
仮に暴落相場となっても、片方で大損の一方でもう片方で爆益になっており、相殺してややプラスもしくはややマイナスというマイルドな動きになることが多いんですね。
さらに同一証券会社で双方の先物をトレードすれば、同じ日本市場ということで違う商品なのに証拠金が相殺されます。つまりかなり少額の証拠金で建てられるということです。
もちろんNT倍率自体が大きく上昇、下落しますので、それなりに含み益・含み損が出ます。そういう意味ではしっかりとチャートを見て、ロスカットや利確をしていかないといけません。
ただまさかの大暴落となっても、証拠金が暴発して追証とか一気に資産が半減した・・というリスクはかなり小さいということです。
【9/11 異常な値動きが!】
さてここからが本題です。
先物足で9/12の始値でNT倍率の先物チャートが急騰しました。
NT倍率チャートが示唆していた半導体高! ぜひマスターして欲しい!!
9/11の始値=9/11 16:30の時点でNT倍率が上昇の5MAクロスを示現しました。なので私は素直に「NTロング」を入れたわけですが、その後 米CPIの発表で半導体が爆裂、一気にNT倍率も急騰となっています。
そして株価は米CPIの後 乱高下しましたが、半導体が大幅な上昇で急反発、米市場が一気にハイテク・半導体高の流れになりました。まさにNT倍率的には急騰の展開です!
そして9/12 8:45以降の日本市場でもさらにNT倍率上昇は加速、日経平均も前日比1000円高となっています。
このNT倍率のトレンド転換を9/11の夕方時点でちゃんと取り上げたYouTuberは私がチェックできた限りでは皆無でした。
普段から毎日チェックしてこれでトレードして数万円の利益を出しているからこそであり、トレードをしていないYouTuberなら後からチャートみて後講釈しかできていないと思います。
もちろん今回は当たりましたが、ダマシでやられることもあります。しかし、NT倍率をチェックすることで相場の方向感の精度も上がります。
基本的に日本市場はここ数年、大型・ハイテク・半導体・自動車・金融というテーマで動いてきました。ただ多くの場面で日本株全体が上昇する場合は、NTロングの流れなんですね。
ここまで半導体が急騰することは読めませんでしたが、NT倍率が異常な上昇をしていたので日本株は日経平均主導=先物主導で大きく上昇するかも知れないとシナリオを建てることができるわけです。
なら
・少なくとも先物を売ってはいけない
・CALLオプションも売ってはだめだ
・なんなら軽くCALLを買ってみようかな
と相場の確度を高められますし、
皆さんが持っている個別株が日経平均連動型かTOPIX連動型か分かっていれば、利確や損切りの判断も確度を高められますよね。
例えば 9/11 10:45現在
<日経平均型>
ファストリ:+3.05%
SBG:+7.54%
東京エレク:+3.89%
リクルート:+3.82%
アドバンテスト;+6.84%
<TOPIX型>
トヨタ:+3.08%
三菱UFJ:+2.00%
NTT:-0.67%
キーエンス:+3.09%
例えば短期スイングをするなら、日経型の銘柄から選ぶ方がパフォーマンスいいかも知れないという判断要素が加わることで利益率が伸びるかもしれませんよね。少なくとも9/11 の夕方でNT倍率の急騰を知っていれば、12日のスイング銘柄は日経型で選ぼうという判断は可能です。
単に先物を使ってNT倍率そのもののトレードで利益を出すだけでなく、相場全体のストーリー建てや個別株のスイングにも使えます。週足でチェックすれば、長期での日本市場の流れを掴むこともできます。
いかがでしょうか。
TradingViewならNT倍率チャートも簡単に作れますし、これに様々なチャートを当てはめて「NT倍率の方向性」を捉えることができます。
この戦術を知っていれば、後は愚直にトライするだけです。
2022年、2023年ともに年間で100万円以上のプラスにできていますし、24年ももう70万円を超えています。そんな中で今回9/11以降も爆益です。
相場の勉強にもなりますし、証拠金も安い、誰でもできるシンプルな手法であり、こういった戦術がチャートを使った戦術の基本だとも言えます。
ぜひ興味を持っていただける人が増えるといいなあと思っています。
昨日9/11 23時にアップした以下の動画の冒頭でも告知枠でNT倍率戦術の最新チャートの解説をしています。チェックしてみてください!

【日経225オプション考察】9/12 米CPI速報!コアにやや懸念か。ならば9月限SQ値はこの辺だ!
- YouTube
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