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企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング（ADP）が発表した8月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は17.7万人増加し、予想（19.5万人増）を下回った。
前期の民間雇用者数は32.4万人増から37.1万人増に上方改定された。
小規模企業（従業員数50人未満）の雇用者数は1.8万人増、中堅企業（従業員500人以上499人未満）が7.9万人増、大企業（従業員499人以上）が8.3万人増である。
年間給与は5.9％増加し、7月の6.2％ペースから鈍化した。
「今月の数字は、パンデミック前の雇用創出のペースと一致している」とADPのチーフエコノミストであるネラ・リチャードソン氏は述べた。「景気回復に伴う2年間の例外的な伸びの後、パンデミックの経済的影響が後退するにつれて、給与と雇用はより持続可能な成長へと向かっている」。
8 月、サービス業は 15.4 万の雇用増加を記録し、教育・医療サービス業は 5.2 万の雇用増加を記録した。貿易、運輸、公益事業は好調で、4.5万人の雇用増加。
レジャー・接客業の雇用ペースが鈍化し始めている。この業種の雇用は2020年の大量解雇を経て、過去2年の大半の期間で猛烈な伸びを遂げていた。ADPによれば、8月は夏季の旅行シーズンが終盤を迎える中、レジャー・接客業の雇用者数は3万人増と、7月の20.1万人増から急減速した。
生産部門は2.3万人の雇用増加を達成し、その中で製造業は1.2万人増加した。
ADP全米雇用報告は、約40万人の米国企業顧客の給与データに基づき、非農業部門民間雇用者数の月次変化を示す指標である。政府のデータ発表の2日前に公表されるこの指標は、政府の非農業部門雇用者数報告の良い予測となる。この指標の変化は非常に激しい。予想を上回る数値は、米ドルにとってプラス／強気と見なすべきである。予想を下回る数値は、米ドルにとってマイナス／弱気と見なすべきである。
moomooニュース ー Zeber
出所：ADP® National Employment Report、Seekingalpha、Dow Jones
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