■事業内容
1. セキュアクラウドシステム事業
ピー・ビーシステムズ<4447>の主力事業であるセキュアクラウドシステム事業は、一言で表現すればデジタルワーク推進からDXの実現までをクラウド技術力でトータルにサポートする。具体的には、単一企業・組織内で利用するクラウドを「プライベートクラウド」と呼ぶが、「システムのプライベートクラウド化」を核として事業を展開している。企業名で言えばCitrix、VMware、DELL、Microsoftなどの多様な選択肢の中から、セキュリティ、ストレージ、サーバーなどのハードウェア商品及び各種ソフトウェア商品を含め、企業のDX実現の前提となる最適なクラウド基盤の提案を設計・構築・維持にとどまらずレジリエンスまで含めて行っている。また、近年大企業でも多数の事例があり、強く問題視されているのが「サイバー攻撃」だ。ランサムウェアや不正アクセスなどをはじめとした攻撃によって引き起こされるシステム障害からの回復力、システム自体の強靭化、つまり「レジリエンス」に対する実務レベルでの深い知見と豊富な実績を持っていることが同事業の特色の1つとして挙げられるだろう。BtoCで直接サイバーセキュリティ対策製品を開発・提供しているわけではないため、サイバーセキュリティ対策の専門家としての性格がややわかりにくいものの、多種多様な選択肢の中から、基幹システムとの整合性なども踏まえて、顧客にとって最適な提案を行うことができるのは、独立系のSIerである同社の強みだ。2023年には、サイバーセキュリティの世界的メーカーであるCybereasonのパートナーに同社が新たに加わり、よりその性格が強まっている。
なお、同社は売上高100億円~500億円規模の中堅企業をメインターゲットとしてビジネス展開しており、近年は公共(自治体や各種団体等)領域での引き合いも増加している。同事業は、サーバーの仮想化や強靭なセキュリティ環境の構築を行う「プラットフォーム」、仮想化環境に特化し、現場から発生するニーズを満たした機能を製品化して販売を行う「プロダクツ」、顧客が望む独自機能を満たすためのスクラッチ開発(手作り開発)を行う「カスタマイザー」の3区分で構成されている(約9割が「プラットフォーム」)。
従来需要が復活、新ニーズも創出中の「MetaWalkers」
2. エモーショナルシステム事業
エモーショナルシステム事業は、360度スクリーンに3D映像を切れ目なく表示する特許(特許第4166260号:立体映像の投影方法及び立体映像の投影装置)をもとにした、没入感の高いVR空間を生み出す、体験共有型VRシアター「MetaWalkers(旧称:4DOH、2023年1月16日に変更)」シリーズを製造販売する事業だ。2024年3月末現在、同シリーズの常設設置箇所は遊園地を中心として、国内12ヶ所、海外1ヶ所、計13ヶ所(一般向けに利用公開されていない研究機関の国内設置先1ヶ所を含まず)。
2020年には視聴者の操作により上映中の映像のストーリー分岐などを行えるインタラクティブ機能を追加したタイプ、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)で向き合うことになったニューノーマル社会においても利用できるよう、少人数向けに小型化し換気性能を強化したタイプをそれぞれ販売開始した。2020年12月には有明ガーデンクリスマスのイベント、2021年2月にはKBC(九州朝日放送)の全国ネット特別番組「羽鳥×指原 みんなの夢アワード まとめてかなえちゃう!SP」にて使用されるなど、コロナ禍という極度の逆風下でも、同製品が提供するサービスの魅力をフックに、関心を集めていた。その他、MetaWalkersにおいて上映するコンテンツ制作も行っており、例えば有名IPを用いたコンテンツとしては、2017年3月の「ウルトラマンゼロ Another Battle ~光と力~」を皮切りに、「頭文字D project VR -疾駆-」、「新幹線変形ロボ シンカリオン360°ザ・ムービー」を手掛けている。同社の代表取締役社長である冨田氏がアニメ・漫画コンテンツに対して広く知見を有していることも、事業展開にはポジティブに作用するだろう。
MetaWalkersについては、もともと遊園地を中心としたアトラクション需要がメインだったものの、博物館や科学館での利用を皮切りに、可能性が拡大している。地方創生のツール、介護医療及びスポーツ分野への活用、防災・工場見学をはじめとした様々な用途に対応するシミュレーターとしての利用も検討されるなど、引き合いが拡がりつつあったタイミングでコロナ禍が直撃してしまった。そのため、これまでの軌跡や足元の状況というよりも、アフターコロナでの需要の具体化が同事業の焦点となっている。既に、一面にネモフィラが広がる光景で全国的に知られている国営ひたち海浜公園のプレジャーガーデンで新アトラクション「ハムスタンの4D・シアター」として活用されるなど、足元で引き合いが回復してきている。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
■業務描述
1。安全的雲系統業務
簡而言之,安全雲系統業務是PP Systems<4447>的主要業務,從數字化工作推廣到使用雲技術實現數字化轉換,提供全面支持。具體而言,在單個企業/組織中使用的雲被稱爲 “私有云”,企業的開發以 “系統的私有云轉換” 爲核心。說到公司名稱,從Citrix、VMware、DELL、Microsoft等各種選項中,它們包括安全性、存儲、服務器等硬件產品和各種軟件產品,以及最佳雲基礎架構提案,這是實現企業數字化轉型和彈性的先決條件。此外,近年來,大公司也發生了許多案件,人們強烈認爲問題是 “網絡攻擊”。抵禦由勒索軟件和未經授權的訪問等攻擊造成的系統故障的能力,以及系統本身的加強,即在 “彈性” 的實踐層面上具有深厚的知識和豐富的經驗,可以說是同一業務的特徵之一。由於它不直接在BtoC中開發和提供網絡安全對策產品,因此其作爲網絡安全對策專家的個性有些難以理解,但是作爲獨立SiER的公司的優勢是,它可以根據與核心系統等的一致性從多種選擇中爲客戶提出最佳建議。2023年,該公司被新增爲全球網絡安全製造商Cybereason的合作伙伴,其特性越來越強。
此外,該公司正在以銷售額爲100億日元至500億日元的中型企業開展業務,近年來,公衆(地方政府,各種組織等)領域的詢問也有所增加。該業務由三個部門組成:用於虛擬化服務器和構建強大安全環境的 “平台”;專門用於虛擬化環境並商業化和銷售滿足該領域需求的功能的 “產品”;以及進行臨時開發(手工開發)以滿足客戶所需的獨特功能的 “定製商”(約90%是 “平台”)。
“MetaWalkers”,傳統需求得以恢復,新的需求也在不斷湧現
2。情感系統業務
情感系統業務是一家制造和銷售體驗共享虛擬現實影院 “MetaWalkers(原名:4DOH,於2023/1/16變更)” 系列的企業,該劇場基於一項專利(專利號4166260:立體圖像投影方法和立體圖像投影設備),在360度屏幕上無縫顯示3D圖像,創造了一個具有高度沉浸感的虛擬現實空間。截至2024年3月底,同一系列共有13個永久性設施,以遊樂園爲中心,12個國內地點和1個海外地點(不包括一個不向公衆開放的國內研究機構)。
2020年,開始銷售一種具有交互功能的類型,該類型可以對觀衆操作篩選的圖像進行故事分支等,以及一種針對少數人群進行了微型化和增強通風性能的類型,分別用於面臨新型冠狀病毒感染(以下簡稱 COVID-19)傳播的新常態社會。有明花園的聖誕活動將於2020年12月舉行,KBC(九州朝日廣播公司)全國互聯網特別節目 “Hatori x Sashihara 大家的夢想大獎” 將在2021年2月一起實現!即使在 COVID-19 疫情的極端阻力下,例如在 “SP” 中使用,同一產品提供的服務的吸引力也被用作誘惑並引起了人們的興趣。此外,他們還在製作將在MetaWalkers上放映的內容,例如,從2017/3年的《零奧特曼再戰~光與力量〜》開始,他們正在製作《縮寫D項目VR-Fast Drive-》和《新幹線變身機器人新卡里昂360°電影》。該公司總裁兼代表董事富田先生對動畫/漫畫內容有廣泛的了解,這一事實也將對業務發展產生積極影響。
至於MetaWalkers,對以遊樂園爲中心的景點的需求最初是主要需求,但可能性正在擴大,首先是用於博物館和科學中心。COVID-19 疫情是在調查範圍擴大時直接發生的,例如被視爲區域振興的工具,用於護理和體育領域,以及用作各種用途的模擬器,首先是防災和工廠參觀。因此,同一業務的重點不是迄今爲止的軌跡或當前的情況,而是在 COVID-19 之後需求的具體化。它已經被用作日立海濱公園遊樂花園的新景點 “Hamstan 4D Theater”,該遊樂花園因粉塵蔓延的場景而聞名全國,最近詢問也在恢復。
(作者:FISCO 分析師村瀨智和)