■会社概要
1. 沿革と事業内容
(1) 沿革
エレマテック<2715>の前身の2社のうち、高千穂電気は1947年に東京で、大西電気は1958年に京都で、それぞれ設立された。両社はともに絶縁材料の取り扱いからスタートし、その後の技術開発の流れに沿ってエレクトロニクス製品向けの電子材料へと取扱品目を拡大させて、独立系技術商社として業容を拡大してきた。
両社は2009年に合併(存続会社は高千穂電気)し、社名をエレマテック株式会社へと改めた。事業領域はともに電子材料が主体でありながら、東京と京都で地理的補完関係を生かして成長を続けてきた。2012年にTOB(株式公開買付け)によって豊田通商の子会社となり、現在に至っている。
(2) 事業内容
同社は現在、エレクトロニクス製品向けの電子材料をはじめとして電子部品や設備など幅広い商材を取り扱っている。事業の基盤としては、連結ベース(2024年3月末現在)で従業員1,225名を抱え、国内25拠点、海外48拠点を擁している。事業拠点の中には加工サービスを手掛ける拠点が国内1ヵ所、中国2ヵ所の合計3ヵ所含まれている。
事業はグローバルで展開しているが、主要顧客は日系企業が中心であり、日本企業の海外進出状況を反映して、海外については中国及びアジア地域が主体となっている。2024年3月期の売上高構成比(決算短信ベース)は、日本54.8%、中国(香港含む)20.8%、その他アジア(韓国、インド、東南アジア等)15.1%、欧米(米国、メキシコ、チェコ)9.3%だった。
同社は仕入先・販売先の双方に多数の顧客を有して幅広い商材を取り扱っているため、管理するうえでグルーピング(分類)が不可欠である。現在は顧客企業の生産品目を基準(販売先基準)としたマーケット別の分類として、Digital Electronics、Automotive、Broad Marketの3つに分けて内部管理及び情報開示を行っている。2024年3月期の売上高構成比は、Digital Electronics 36.7%、Automotive 22.8%、Broad Market 40.5%となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
■公司資料
1.發展歷程和業務內容
(1) 發展歷程
EleMatec(2715)的前身中,高千穗電氣成立於1947年於東京,大西電氣成立於1958年於京都。這兩家公司都起步於絕緣材料的經營,沿着技術開發的方向擴大經營範圍,逐漸開始經營電子材料並作爲獨立的技術貿易商擴大業務範圍。
這兩家公司在2009年合併(繼續存在的公司爲高千穗電氣),並更名爲EleMatec股份有限公司。儘管存在着以電子材料爲主要業務領域,但由於東京和京都兩地的地理互補性,公司得以繼續發展。2012年,通過公開購買提案(TOB)成爲Toyota Tsusho Corporation的子公司,至今仍繼續經營。
(2)業務內容
該公司目前經營範圍廣泛,包括電子產品電子材料、電子元器件及設備等。其業務基礎以2024年3月底爲基準團體(集團)共有員工1225名,國內25個拠點,海外48個拠點。事業的拠點包括處理服務的拠點,國內有1個,中國有2個。
該公司的業務在全球範圍內展開,但主要客戶以日本企業爲主,海外業務則以中國和亞洲地區爲主。2024年3月期的營業收入構成(基於決算短信)爲日本54.8%,中國(包括香港)20.8%,其他亞洲國家(韓國、印度、東南亞等)15.1%,歐美國家(美國、墨西哥、捷克)9.3%。
該公司涉及供應商和銷售商兩個方面,涉及的產品種類繁多,管理起來需要分組(分類)進行。目前,根據客戶企業的生產項目基準(銷售點基準),分爲數字電子、汽車、市場三類分組進行內部管理和信息披露。2024年3月期的營業收入構成比例爲數字電子36.7%,汽車22.8%,市場40.5%。
(作者:日經FISCO客座分析師 寺島昇)