■中長期の成長戦略と株主還元
1. 長期目標は売上高2,000億円超、営業利益200億円超
イチネンホールディングス＜9619＞は正式には中期経営計画等を公表していないものの、成長戦略として掲げている既存事業の規模の拡大、海外展開の強化、積極的なM&Aの展開により、今後も各事業部門をすべて伸ばしていく計画だ。定量的な長期目標としては売上高2,000億円超、営業利益200億円超を掲げている。足元の状況はウクライナ情勢等の影響により不透明であるが、現時点でこの目標は変えていない。
2. 株主還元にも前向き
同社は明確な配当方針等は発表していないが、「配当性向20～30%を目途に配当を行う」と述べている。年間配当については、2023年3月期は50円（配当性向20.3%）、2024年3月期は60円（特殊決算で同11.8%）を実施したが、進行中の2025年3月期は60円（同25.3%）を予定している。
会社は現時点で、「配当性向は30%を目指したい」としているが、財務面からは増配の余地はありそうだ。さらに、株主還元として行ってきた「持株数に応じたクオカードの進呈」を、2023年3月期末で終了したことから、これに替わる株主還元策として増配を検討する可能性はあると弊社では見ている。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 寺島 昇）
■中長期增長戰略和股東回報
1。長期目標是銷售額超過2000億日元，營業利潤超過200億日元
儘管ICHINEN HOLDINGS ＜9619＞尚未正式公佈中期管理計劃等，但它計劃通過擴大作爲增長戰略設定的現有業務規模、加強海外擴張和積極的併購發展來繼續擴大其所有業務部門。作爲量化長期目標，我們設定了超過2000億日元的銷售額和超過200億日元的營業利潤。由於烏克蘭局勢等的影響，目前的情況尚不確定，但該目標目前沒有改變。
2。股東回報率爲正
該公司尚未宣佈明確的股息政策等，但它表示 “將以20％至30％的股息支付率支付股息。”至於年度分紅，截至2023/3財年實施了50日元（股息支付率20.3％），截至2024/3財年實施了60日元（與特別帳戶相同的11.8％），但計劃在2025/3財年實施60日元（相同25.3％）。
目前，該公司表示 “我們希望將股息支付率定爲30％”，但從財務方面來看，股息似乎還有增加的空間。此外，自從作爲股東回報進行的 “根據持股數量發放Quocards” 已於2023/3財年末結束以來，我們認爲我們有可能考慮增加股息作爲股東回報率的措施來取而代之。
（由FISCO客座分析師寺島升撰寫）
