■会社概要
True Data＜4416＞は2000年10月、小売業向けマーケティング支援を行うカスタマー・コミュニケーションズ(株)として設立された。事業規模が小さく経営も安定していなかったため、ビジネスモデルを模索する状況のなか、2012年12月に米倉裕之（よねくらひろゆき）氏が代表取締役社長に就任した。転機となったのは、同社のコア事業を現在の消費者購買データを用いた「マーケティングプラットフォーム事業」へと転換させたことである。これを機に、データを活用して小売業者と消費財メーカーにマーケティング支援を行うためのマーケティングサービスを開始した。
2014年3月にスーパーマーケットやドラッグストアなど小売業者向けに自社データに基づくマーケティングサービス機能を提供する「ショッピングスキャン」をリリースし、2014年11月には消費財メーカー向けにID-POSデータに基づく消費者購買行動を分析・可視化できる「イーグルアイ」をリリースした。2017年7月に社名を「(株)True Data」に変更し、以後、データ・テクノロジー・活用ノウハウの3領域を有するビッグデータプラットフォームサービスの運営・開発を中心に業績を伸ばした。2021年12月に東京証券取引所（以下、東証）マザーズ市場に株式上場を果たし、2022年4月には東証の市場区分見直しによりグロース市場へ移行した。2024年3月期末時点において、取り扱う購買データ量の合計金額は年間5.0兆円に積み上がり、「イーグルアイ」の契約社数は140社に達した。
（執筆：フィスコアナリスト 村瀬智一）
■公司概述
True Data＜4416＞成立於2000/10年度，名爲客戶通信有限公司，爲零售行業提供營銷支持。由於業務規模較小，管理層不穩定，米倉裕之先生（米倉裕之）在尋找商業模式時於2012/12年度就任總裁兼代表董事。轉折點是利用當前的消費者購買數據將公司的核心業務轉變爲 “營銷平台業務”。藉此機會，我們啓動了一項營銷服務，利用數據爲零售商和消費品製造商提供營銷支持。
2014/3年，針對超市和藥店等零售商發佈了 “Shopping Scan”，它提供基於內部數據的營銷服務功能；在2014/11年度，爲消費品製造商發佈了可以根據ID-POS數據分析和可視化消費者購買行爲的 “Eagle Eye”。公司在2017/7年更名爲 “True Data Co., Ltd.”，此後，業務業績的增長主要集中在數據技術和應用專有知識這三個領域的大數據平台服務的運營和開發上。該股票於2021年12月在東京證券交易所（以下簡稱東京證券交易所）母親市場上市，並於2022/4年，由於東京證券交易所的市場分類審查，它過渡到成長型市場。截至2024/3財年末，每年處理的購買數據總額已累計達到5.0萬億日元，“鷹眼” 合同公司的數量達到140家公司。
（作者：FISCO 分析師村瀨智和）
