■業績動向
1. 2024年3月期の業績概要
品川リフラクトリーズ＜5351＞の2024年3月期の連結業績は、売上高と各段階利益ともに過去最高を更新した。売上高は前期比15.4%増の144,175百万円、営業利益は同28.1%増の13,887百万円、経常利益は同30.1%増の14,903百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同83.9%増の15,280百万円となった。重要評価項目として2024年3月期より開示したEBITDAも同28.5%増と17,695百万円となった。2023年度の鉄鋼需要は自動車向けが回復したものの輸出向けが低調となり、国内粗鋼生産量（日本鉄鋼連盟調べ）は8,683万トンと前年比1.1%減少した。一方、新たに加わったブラジル、北米での事業が寄与したほか、国内外への拡販活動の進展、原材料の高止まりやエネルギーコストの高騰を踏まえた販売価格の改定、低収益品から高収益品への販売構成の改善によるスプレッドの向上により、増収増益となった。また、遊休資産（名古屋市港区の土地）の売却益（1,119百万円）、投資有価証券売却益（2,102百万円）を特別利益に計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は前期の約1.8倍となった。土地売却代金は、2022年に実施したイソライト工業の完全子会社化とブラジルにおける耐火物事業及び米国における耐摩耗性セラミックス事業の買収に要した資金に充てる。また、株価が高騰したこともあり、株主還元を充実するために有価証券を売却し、2023年11月より2024年3月までに実施した自己株式の取得資金（2,249百万円）に充てた。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 松本章弘）
■業績動向
2024年3月期業績概要
品川Refractories＜5351＞在2024財年的合併業績中，銷售收入和各階段利潤均創歷史新高。銷售收入爲1441.75億日元，比上一年同期增長15.4%；營業利潤爲1388.7億日元，同比增長28.1%；經常利潤爲1490.3億日元，同比增長30.1%；歸屬於母公司股東的淨利潤同比增長83.9%，達到1528億日元。同時，2024財年重要的EBITDA指標也公開，同比增長28.5%，達到1769.5億日元。2023年鋼鐵需求雖然因汽車需求復甦，但出口需求疲軟，國內粗鋼產量（根據日本鋼鐵聯盟的調查）下降了1.1%至8683萬噸。另一方面，新增的巴西和北美業務的貢獻，國內外推銷活動的推進，考慮到原材料價格的上漲和能源成本的上升，通過重新定價，從低收益產品向高收益產品的銷售結構改善帶來了利潤率的提高，銷售收入和利潤均實現了增長。此外，在計入遊離資產（名古屋市港區的土地）的出售收入（11.19億日元）和投資有價證券的出售收入（21.02億日元）的特別收益後，歸屬於母公司股東的當期淨利潤增長了近1.8倍。土地銷售款項將用於2022年對Isolite工業的全資子公司化以及巴西耐火材料業務和美國耐磨耐磨陶瓷業務的收購所需的資金。此外，由於股價上漲，爲了增加股東回報，出售有價證券以支付2023年11月至2024年3月期間回購的自家股票資金（22.49億日元）。
(編寫：Fisco客戶體驗分析師Matsumoto Akira)
