日経平均は8日ぶりに反発。前日比188.10円高(+0.50%)の38057.61円(出来高概算9億2000万株)で前場の取引を終えている。
25日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は81.20ドル高(+0.20%)の39935.07ドル、ナスダックは160.68ポイント安(-0.93%)の17181.73、S&P500は27.91ポイント安(-0.51%)の5399.22で取引を終了した。リスク警戒感が根強く、寄り付き後、まちまち。しかし、4-6月期国内総生産(GDP)や消費が予想を上回る伸びとなったため景気への悲観的見解が後退し買戻しが先行、相場はプラス圏を回復した。ただ、重要インフレ指標の発表を控えた手仕舞い売りが上値を抑制、さらに、ハイテクが弱く、終盤にかけ失速しナスダックは下落に転じ、まちまちで終了。
ダウは上昇したものの、米ハイテク銘柄が引き続き弱かったことから、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は37668.93円まで下げ幅を広げる場面も見られたが、売り一巡後は切り返し38000円台を回復。為替が1ドル153円80銭台と前日17時時点より2円ほど円安ドル高に振れていることや、時間外の米国先物がプラス圏で推移していることなどが安心材料となったもよう。
日経平均採用銘柄では、好決算を材料に日野自動車<7205>、富士通<6702>、キヤノン<7751>、トクヤマ<4043>が買い優勢となったほか、IHI<7013>、三菱重工業<7011>など防衛関連銘柄も上昇。このほか、中外製薬<4519>、SUMCO<3436>、日立<6501>、帝人<3401>、ファナック<6954>が買われた。
一方、ナスダック下落を受けて、ルネサスエレクトロニクス<6723>、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体株の一角が売り優勢となっているほか、日産自<7201>、トヨタ自<7203>、いすゞ<7202>など自動車関連も弱い。このほか、日本製鉄<5401>、花王<4452>、キッコーマン<2801>が売られた。
業種別では、石油・石炭製品、金属製品、機械、銀行業、鉱業などが上昇した一方、輸送用機器、水産・農林業、空運業、電気・ガス業、サービス業などが下落した。
為替は朝方1ドル154円台まで値を戻しており、猛烈な円高ドル安の流れは一服している。日米株の急落でリスクオフのムードが強まり、日本銀行の金融政策決定会合への利上げ思惑がやや後退し、日本の長期金利の指標となる10年物国債利回りは一時1.050%まで低下。日米金利差縮小に絡んだ投機筋の円安ポジションの解消がようやく一服したようだ。後場の東京市場は、為替の落着きなどを受けて、38000円水準でのもみ合いとなりそうだ。前日の急落後のため自律反発が入りやすい状況だが、値がさ半導体株が弱いことや、来週の日米中銀会合を前に積極的な押し目買いは入りにくいだろう。大引けにかけて前日比マイナス圏に再び突入し8日続落となる可能性も意識しておきたい。
日經平均反彈了8天。上午交易結束時,成交量約爲9億2000萬股,漲了188.10日元,或0.50%,報38057.61日元。
25日美國股市波動加劇。道瓊斯指數上漲81.20美元(+0.20%)至39935.07美元,納斯達克指數下跌160.68點(-0.93%)至17181.73點,標普500指數下跌27.91點(-0.51%)至5399.22點。由於國內生產總值(GDP)和消費增長超過預期,悲觀的經濟前景已經退卻,買盤先行,市場重回上漲。然而,隨着重要通脹指標的公佈,停盤拋壓壓制價格上漲,而科技股走軟,最終納斯達克指數下跌,整體呈現波動態勢。
儘管道瓊斯指數上漲,但美國高科技股持續疲軟,東京股市開盤時仍以賣空爲主。儘管日經平均指數大幅下跌至37668.93日元,但在賣出一輪後,開始反彈,並回到38000日元左右。匯率爲1美元兌換153.80日元,比前一天17:00漲了約2日元,美國期貨市場在非交易時段保持上漲的勢頭是安心的信號。
在採用日經平均指數的股票中,日野汽車<7205>、富士通<6702>、佳能<7751>、徳山<4043>、日本IHI<7013>、三菱重工業<7011>等國防相關股票也在上漲。此外,追捧依然亮眼的中外製藥<4519>、SUMCO<3436>、日立<6501>、帝人<3401>和發那科<6954>等股票也迎來深度買盤。
與此同時,受納斯達克下跌的影響,半導體股票如朗德電子<6723>、激光技術<6920>、東京電子<8035>、Advantest<6857>等依然被賣空,汽車相關股票如日產<7201>、豐田<7203>、五十鈴<7202>也顯得疲軟。此外,日本製鐵<5401>、花王<4452>、吉田<2801>也在下跌。
按行業分類,石油煤炭製品,金屬製品,機械,銀行業和礦業等行業上漲,而運輸設備,水產農林業,空運業,電力燃氣業,服務業等行業下跌。
匯率早上回到1美元兌換154日元,激烈的人民幣貶值和美元升值的趨勢已經平息。由於日美股市急劇下跌,市場風險意識加強,對日本銀行加息的希望漸漸消失,10年期國債利率,作爲日本長期利率的指標,一度下降至1.050%。據悉,日美債券收益差縮小,出現投機者的解套,人民幣升值的趨勢已逐漸平息。在為替匯率此時的整體趨勢中,東京股市下午將圍繞38000日元展開多方面的角力。由於前一天急跌後,有自我回升的動態,但價格下跌和半導體股的疲軟,加上貿易談判等不穩定因素,這使市場不容樂觀,進而導致價格下跌。據觀察,在手仕舞結束時,價格可能再次陷入下跌,則需注意風險。