識学<7049>は、「識学」を使った経営、組織コンサルティング、webサービスの開発、提供を行う。識学とは、ヒトの意識構造を分析し、行動を阻害する誤解や錯覚の発生原因を研究した、同社独自開発の理論となる。24年2月期売上高の88%を占める組織コンサルティング事業では、「識学」を用いた組織運営コンサルティング、プラットフォームサービスの提供を行っている。また、プロバスケットボールチーム「福島ファイヤーボンズ」の運営も行っており、スポーツエンタテインメント事業が同11%を占めている。
組織コンサルティング事業では、マネジメントコンサルティングサービス(フロー型)とプラットフォームサービス(ストック型)を展開しており、組織コンサルティング事業のサービス別売上高ではマネジメントコンサルティングサービスが58.3%、プラットフォームサービスが41.7%を占める。主サービスの「マスタートレーニング」は、経営者及び管理職に対して識学を導入して生産性の高い組織運営を実現させている。また、プラットフォームサービスでは、識学が浸透するよう継続的にサポートする「識学基本サービス」を展開して収益基盤の強化を図っている。2024年4月より識学基本サービスの新規契約金額を月額200,000円から月額300,000円に値上げを実施している。
25年2月期第1四半期の売上高は前年同期比11.2%増の1,330百万円、営業損益は90百円の黒字で着地した。売上高は第1四半期単独で過去最高となり、組織コンサルティング事業の基本サービス契約社数は第1四半期末時点で700社(同134社増)となった。また、マネジメントコンサルティングでは大企業からのリピート受注が増加し、大企業受注金額は150百万円で過去最高で推移した。通期の売上高は前期比8.6%増の5,245百万円、営業損益は168百万円の黒字と増収、黒字転換見通しとなっている。
同社は創業以来、社内及び顧客向けに識学理論を実践してきた結果、業種・業態・組織規模に応じたノウハウが蓄積しており、累計で4,000社を超える顧客基盤を構築してきた。また、識学書籍の代表作である3部作「リーダーの仮面」「数値化の鬼」「とにかく仕組み化」はシリーズ累計100万部を突破しており、「識学」に対する認知度が大幅に上がっている。今後はストック型のプラットフォームサービスの拡大やマネジメントコンサルティングサービスの拡大に加えて、BPOサービス・toC向けサービス開発などの新サービス立ち上げを目指していく。業績の回復基調にある同社の持続的な成長が続いていくか、注目しておきたい。
識學<7049>是一家提供基於識學的管理、組織諮詢、Web服務開發和提供的公司。識學是一種由該公司獨立開發的理論,旨在分析人類意識結構並研究導致行爲受阻的誤解和錯覺的發生原因。在24年2月期的營業收入中,佔據了88%的組織諮詢業務,該業務提供使用識學的組織運營諮詢和平台服務。此外,該公司還經營籃球隊福島火焰的運營,體育娛樂業務佔據了11%的營業收入。
在組織諮詢業務中,開展了管理諮詢服務(流型)和平台服務(存量型),在組織諮詢業務的服務別売上中,管理諮詢服務佔58.3%,平台服務佔41.7%。主要服務的“Master Training”是針對企業家和管理人員引入識學,實現高效的組織運營。 此外,在平台服務中,該公司提供使用識學的基本服務“識學基本服務”,以持續支撐識學滲透,加強收益基礎。自2024年4月起,識學基本服務的新合同金額已從每月20萬日元上調至每月30萬日元。
25年2月期第一季度營業收入爲1,330百萬日元,同比增長11.2%,營業利潤爲90百萬元現金收入。營業收入在第一季度單獨達到了歷史最高水平。組織諮詢業務的基本服務合同企業數已在第一季度結束時達到了700家(同比增加了134家)。此外,在管理諮詢方面,大企業訂單的復購率增加,大企業訂單金額爲150百萬元,也達到了歷史最高水平。預計全年營業收入將同比增長8.6%至5,245百萬元,營業利潤將爲168百萬元的現金收入,有望實現銷售額增長、扭虧爲盈。
該公司自創立以來,通過實踐識學理論,爲內部員工和客戶積累了行業、業態和組織規模相適應的專業知識,並建立了超過4,000家的客戶基礎。此外,代表作品《領袖面具》、《數字估值之鬼》、《歸納整編一切》三部曲的識學圖書已累計銷量超過100萬冊,識學的認知度大幅提高。未來,該公司除了擴大存量型的平台服務和管理諮詢服務之外,還要致力於推出新的服務,如BPO服務和麪向C端的服務。我們應關注該公司持續增長的業績復甦趨勢。