■株主還元策
システムズ・デザイン＜3766＞は、株主に対する利益還元を重要な経営課題の1つと位置付け、「安定配当の継続」を基本方針としていたが、2024年5月に株主への利益還元をより一層充実する観点から配当方針を見直し、今後は減配を実施せず増配または維持する「累進配当方針」を原則としたうえで、新たにDOE（純資産配当率）目標を設定し3.5%以上を目指すこととした。一方、内部留保については、引き続き業務の一層の効率化を図るための設備投資、優秀な人材の確保・育成等社内体制の充実等経営基盤の強化に充当し、業容の拡大に取り組み、企業価値の増大を通じ、株主への利益還元を充実させることを基本としている。
こうした方針に基づき、2024年3月期の配当は、普通配当を前期比16.0円増配し40.0円とした。同年2月に6円増配を決め、同年5月資本政策の見直しとともに10.0円の追加増配を決めた。配当性向は39.9%と前期を18.4ポイント上回った。DOEは3.2%と前期を1.2ポイント上回った。2025年3月期の配当予想も、利益還元をより一層高めるために、普通配当を前期比5.0円増配し、45.0円（配当性向63.5%、DOE3.4%）としている。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 松本章弘）
股東回報策略
Systems Design＜3766＞將利益回報給股東定位爲重要的經營任務之一，並將「穩定派息的繼續」作爲基本方針。但是，考慮到更加充實股東利益回報的角度，他們在2024年5月重新審視了派息政策，決定原則上採取「累計派息政策」，不減配而增配或維持的同時，設立了新的純資產派息率目標爲3.5%以上。另一方面，對於內部留保，他們繼續將其用於加強企業基礎，以促進設備投資、優秀人才的吸引與培養以及加強內部機制等經營基礎的升級，努力擴大業用戶外增加股東利益回報。
基於此方針，2024年3月期普通股息上漲了16.0日元，達到了40.0日元。同年2月決定增加6日元的派息，並在5月與資本政策的審查一起決定增加10.0日元的派息。分紅率上漲18.4個百分點，達到39.9%。 純資產收益率爲3.2%，比去年同期提高了1.2個百分點。由於進一步提高利潤回報，2025年3月股息預計將普通股息上漲5.0日元至45.0日元（分紅率爲63.5％，純資產收益率爲3.4％）。
(編寫：Fisco客戶體驗分析師Matsumoto Akira)
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