サイバーリンクス<3683>は9日、2024年12月期第2四半期(24年1月-6月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比3.4%増の79.36億円、営業利益は同0.9%減の5.67億円、経常利益は同3.4%減の5.70億円、親会社に帰属する中間純利益は同132.6%増の3.33億円となった。
流通クラウド事業の売上高は前年同期比4.1%増の23.08億円、セグメント利益(経常利益)は同24.4%減の3.41億円となった。卸売業向けEDIサービス「クラウドEDI-Platform」や小売業向けEDIサービス「BXNOAH」等のクラウドサービス提供拡大により定常収入が増加した。一方、給与水準の引き上げや開発力及び営業力強化のための採用に伴う労務費の増加、ソフトウェア償却費の増加等により減益となった。主力サービスである食品小売業向け基幹システム「@rms」について、中大規模顧客向け展開の加速に向けて進めていた高速処理化等の開発が完了し、2024年5月に、新バージョン「@rmsV6」としてリリースし、複数の中大規模顧客の受注を獲得した。また、2024年2月よりパーソナル人工知能を開発するSENSYと業務提携を開始し、同社の「@rms自動発注」と同社のAIを掛け合わせることにより需要予測の精度向上を実現した「AI自動発注」のリリース(2024年7月)に向けた取組を進めた。さらに、「C2Platform」の商談支援サービスについて、一般社団法人日本加工食品卸協会及び大手食品卸売業5社との実証実験が完了した。
官公庁クラウド事業の売上高は同7.2%減の34.78億円、セグメント利益(経常利益)は同19.7%減の2.35億円となった。医療分野において大型のシステム更新案件の貢献があったものの、前中間会計期間より防災工事案件やネットワーク工事案件が減少し減収減益となった。自治体のDX推進の取組について、全国展開している文書管理システム「ActiveCity」の受注が好調であるほか、前期にリリースした自治体専用の電子認証サービス「マイナサイン」が、三田市のスマート図書館サービスや市民健康アプリサービスにおける本人確認サービスとして採用されるなど進展している。
トラスト事業の売上高は同244.8%増の0.47億円、セグメント損失(経常損失)は0.41億円(前年同期は0.59億円の損失)となった。デジタル証明書発行サービス「CloudCerts」のサービス提供拡大により増収となった。「CloudCerts」は、2024年3月より、国家資格保持の証明書のデジタル化としては国内初の取組として、公益社団法人日本薬剤師会が発行する「薬剤師資格証」の発行を開始した。また、近畿大学が実施している外国語課外講座の修了証のデジタル化に採用されることが決定し、2024年8月の発行開始に向け準備を進めた。
モバイルネットワーク事業の売上高は同23.9%増の21.02億円、セグメント利益(経常利益)は同977.9%増の1.61億円となった。高価格帯端末の売行が好調であったことや、端末販売に係るインセンティブ収入が前中間会計期間よりも増加したため、増収増益となった。
2024年12月期通期の連結業績予想について、売上高が前期比7.0%増の160.73億円、営業利益が同11.0%増の11.55億円、経常利益が同9.3%増の11.62億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同60.4%増の7.14億円とする期初計画を据え置いている。
賽伯龍克斯<3683>於9日發佈了2024年12月第2季度(2024年1月至6月)的合併財務報表。營業收入爲79.36億元,同比增長3.4%;營業利潤爲5.67億元,同比下降0.9%;經常利潤爲5.7億元,同比下降3.4%;歸屬於母公司的淨利潤爲3.33億元,同比增長132.6%。
流通雲業務的營業收入爲23.08億元,同比增長4.1%;利潤(經常利潤)爲3.41億元,同比下降24.4%。批發貿易業務的EDI服務「雲EDI-Platform」和零售業的EDI服務「BXNOAH」等雲服務的擴大提供使得定期收入有所增加。然而,由於提高薪資水平、加強開發能力、經營能力所帶來的僱員成本增加、軟件折舊費用增加等原因,利潤減少。關於主要服務的食品零售業基本系統「@rms」,高速處理等的開發爲了加速中大規模客戶部署已經完成。新版本「@rmsV6」已於2024年5月發佈,獲得了多箇中大規模客戶的訂單。此外,從2024年2月開始,與開發個性化AI的SENSY合作,並推進其「@rms自動訂單」與該公司的AI的結合以實現對需求預測的精度提高。此外,「C2Platform」的商談支援服務已經完成了與全國加工食品批發協會和五家大型食品批發貿易公司的實證實驗。
政府雲計算業務的營業收入爲34.78億元,同比下降7.2%;利潤(經常利潤)爲2.35億元,同比下降19.7%。在醫療行業中,有大型的系統更新案件的貢獻,但減少了防災工程案件和網絡工程案件,導致減收減益。自治體DX推動措施方面,文獻管理系統「ActiveCity」的全國訂單表現良好。此外,去年推出的自治體專用電子認證服務「我的簽名」已被選爲三田市智能圖書館服務和市民健康應用程序服務中的本人確認服務,取得了進展。
信託業務的營業收入爲4700萬元,同比增長244.8%;利潤(經常利潤)爲4100萬元(上年同期爲5900萬元虧損)。數字證書頒發服務「CloudCerts」的服務擴大導致了收入增長。從2024年3月開始,「CloudCerts」將發行公益社團法人日本藥劑師協會頒發的「藥劑師資格證書」作爲國內數字化爲第一的舉措。此外,決定將用於近畿大學在外語課外課程中修得的結業證的數字化,並準備向2024年8月發行。
移動網絡業務的營業收入爲2102萬元,同比增長23.9%;利潤(經常利潤)爲161萬元,同比增長977.9%。高價位終端的銷售良好,同時因終端銷售的獎勵收入比中期會計期間增加,因此實現了收入增長和利潤上漲。
2024年12月期望全年財務預測中,預計銷售額爲160.73億日元,比上一期預測增長7.0%,預計營業利潤增長11.0%,爲11.55億日元,預計經常利潤增長9.3%,爲11.62億日元,股東的當期淨利潤預計增長60.4%,爲7.14億日元,在期初計劃上保持不變。