日経平均は小幅反落。前日比89.10円安(-0.23%)の38199.52円(出来高概算6億9000万株)で前場の取引を終えている。
27日の米国株式市場は小幅上昇。ダウ平均は9.98ドル高(+0.02%)の41250.50ドル、ナスダックは29.05ポイント高(+0.16%)の17754.82、S&P500は8.96ポイント高(+0.16%)の5625.80で取引を終了した。長期金利の上昇で寄り付き後、下落。その後、8月消費者信頼感指数が予想外に改善したため相場も回復した。AIに必要な半導体製造メーカーのエヌビディアの決算発表を28日に控え期待感にハイテクが上昇に転じ、相場を支援。終盤にかけてダウもかろうじてプラス圏を回復し終了した。ダウは連日で過去最高値を更新。
米国株は小幅上昇したものの、為替が前日比で円高ドル安に振れたことから、東京市場はやや売り優勢で取引を開始した。小幅安でスタートした日経平均は、目立った売買は観測されず、前日終値水準での小動きに終始。エヌビディア決算発表を前に積極的な売買は手控えられ、前場のプライム市場の売買代金は1.6兆円に留まった。
日経平均採用銘柄では、原油価格下落を受けて、出光興産<5019>、INPEX<1605>など資源関連銘柄が下落したほか、構造改革を進める住友化学<4005>、住友ファーマ<4506>がそろって下落。このほか、あおぞら銀行<8304>、SUMCO<3436>、太陽誘電<6976>、太平洋セメント<5233>、ソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>が売られた。
一方、追加の自社株買い実施への期待感からトヨタ自<7203>が大幅高となったほか、ジェイテクト<6473>が引き続き中期経営計画が材料視されて買われた。このほか、証券会社のポジティブなレポートを受けて楽天グループ<4755>が年初来高値更新で1000円台を回復。アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、第一三共<4568>、DIC<4631>、TOPPANホールディングス<7911>、ソニーグループ<6758>なども買われた。
業種別では、パルプ・紙、鉱業、石油・石炭製品、金属製品、水産・農林業などが下落した一方、輸送用機器、医薬品、精密機器、保険業、サービス業などが上昇した。
午前中、氷見野良三日本銀行副総裁は、金融経済懇談会にて、「円安が修正された影響としては、輸入物価を通じた物価上振れリスクがその分小さくなり、ひいては、家計消費の先行きにもプラスに働きうる」と述べ「円高がインバウンド需要に、株安が高級品消費に影響することも考えられる」と指摘した。午後に記者会見を控えていることで、為替が上下に反応する可能性はあるが、午前中の発言内容に留まれば、後場の東京市場も凪相場となりそうだ。様子見姿勢が強いことから、日経平均は前日終値水準での小動きが続くと考える。
日經平均小幅下跌。以38199.52日元(成交量約6.9億股)比前一天下跌89.10日元(-0.23%)收盤。
美股略有上漲。道瓊斯工業平均指數上漲9.98美元(+0.02%)達到41250.5美元,納斯達克指數上漲29.05點(+0.16%)達到17754.82,標準普爾500指數上漲8.96點(+0.16%)達到5625.8收盤。由於長期利率上升,市場開盤後出現下跌。隨後,8月份消費者信心指數超出預期改善,市場也開始恢復。在英偉達即將發佈業績的預期中,科技板塊開始上漲,支撐了市場。在收盤階段,道瓊斯指數勉強回升到正區域並以此收盤。道瓊斯指數連續刷新歷史新高。
儘管美國股市小幅上漲,但由於匯率在日元升值和美元貶值的影響下,東京市場開市時稍顯賣壓。日經平均指數以微弱下跌開盤,沒有明顯的買賣觀察,維持在昨日收盤水平的微小波動。在英偉達發佈業績之前,積極的交易被暫停,上午交易時的交易額僅爲1.6萬億日元。
在日經平均指數的成份股中,受到原油價格下跌的影響,出光石油<5019>、INPEX<1605>等資源相關股下跌,另外,支持結構改革的住友化學<4005>、住友ファーマ<4506>也同樣下跌。此外,藍天銀行<8304>,SUMCO<3436>,太陽誘電<6976>,太平洋水泥<5233>,軟銀集團<9984>,東京電子<8035>也都出現了拋售。
另一方面,由於市場對公司進一步回購股票的期望,豐田自動車<7203>股價大幅上漲,此外,積極認可杰特科<6473>中期經營計劃的股票繼續受到買盤,此外,受到證券公司積極報告的影響,樂天集團<4755>股價回到了1000日元以上。Advantest<6857>,雷射科技<6920>,第一三共<4568>,DIC<4631>,頂新<7911>,索尼集團<6758>等股票也受到買盤。
按行業劃分,製漿造紙業,礦業,石油煤製品,金屬製品,水產農林業等行業下跌,而交通設備,醫藥品,精密設備,保險業,服務業等行業上漲。
上午,日本銀行副總裁氷見野良三在金融經濟研討會上表示:「日元貶值修正的影響是,通貨膨脹壓力通過進口物價上升減少,從而也有可能對家庭消費產生積極影響。」他還指出:「日元升值可能影響到外國遊客的需求,股市下跌可能影響到奢侈品消費。」由於即將進行下午的記者會,匯率有可能上下波動,但如果僅限於上午的發言內容,下午的東京市場也可能平靜下來。由於觀望態度的強烈,我認爲日經平均指數將繼續保持在前一天收盤水平的微小波動中。