日経平均は反発。前日比222.90円高(+0.58%)の38585.43円(出来高概算7億1000万株)で前場の取引を終えている。
29日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は243.63ドル高(+0.59%)の41335.05ドル、ナスダックは39.60ポイント安(-0.23%)の17516.43、S&P500は0.22ポイント安(-0.004%)で取引を終了した。4-6月期国内総生産(GDP)、個人消費改定値が予想を上回り、寄り付き後、上昇。国内経済や労働市場、消費の堅調さが示され、景気見通しの改善で相場は続伸した。終盤にかけ、金利高や半導体メーカー、エヌビディアの下落が重しとなりナスダックが下落に転じるとダウも上げ幅を縮小するが過去最高値は更新。
米国株が高安まちまちだったことで、東京市場は方向感に乏しいスタート。日経平均は前日終値水準で取引を開始した後は、為替が1ドル145円台を付けるなど円安に振れたことなどから切り返す展開となった。月末営業日ということで、やや需給中心の売買で物色の柱は見えにくい地合いとなり、前場のプライム市場の売買代金は1.7兆円と引き続き2兆円を割り込んだ。
日経平均採用銘柄では、東京電力HD<9501>が送電網を整備と報じられたことで古河電工<5801>、フジクラ<5803>、住友電工<5802>の電線株が買われた。また、TDK<6762>、太陽誘電<6976>、村田製作所<6981>、日東電工<6988>などアップル関連銘柄もしっかり。このほか、NEC<6701>、日本製鋼所<5631>、富士電機<6504>、ソフトバンクグループ<9984>などが買われた。
一方、円高メリット銘柄のニトリホールディングス<9843>、ニチレイ<2871>、明治ホールディングス<2269>、キリンHD<2503>の下げがやや目立ったほか、需給悪化懸念が嫌気されたテルモ<4543>も売られた。このほか、イオン<8267>、資生堂<4911>、キーエンス<6861>、アステラス製薬<4503>、清水建設<1803>などが下落した。
業種別では、非鉄金属、海運業、卸売業、輸送用機器、電気・ガス業などが上昇した一方、小売業、医薬品、精密機器、水産・農林業、陸運業などが下落した。
日経平均はじりじりと上げ幅を広げているが、75日移動平均線が位置する38642円水準が上値として意識されそうだ。後場材料に乏しいなか、さすがにこの水準を上回る強い展開は難しいだろう。なお、大引けでMSCIの標準指数において指数構成銘柄の入れ替えが実施される。新規採用されるKOKUSAI ELECTRIC<6525>は買い需要が発生するが、除外される近鉄グループHD<9041>、小糸製作所<7276>、NXHD<9147>、日産化学<4021>、ヤマトホールディングス<9064>は売り需要が発生する。
日經平均反彈。收盤比前一日上漲222.90日元(+0.58%),報38585.43日元(成交量約7.1億股),上午交易結束。
29日美國股市表現不一。道瓊斯指數上漲243.63點(+0.59%),報41335.05點;納斯達克下跌39.60點(-0.23%),報17516.43點;標普500指數下跌0.22點(-0.004%),收盤。第二季度國內生產總值(GDP)和個人消費修正值超過預期,開盤後上漲。國內經濟、勞動力市場和消費的堅挺都表明經濟前景改善,市場繼續上漲。最後階段,利率上升以及半導體制造商英偉達下跌拖累納斯達克下跌,道瓊斯指數的漲幅也收窄,但創歷史最高紀錄。
由於美國股市漲跌不一,東京市場開局缺乏方向感。日經平均在開盤後走勢回升,因爲匯率走強至1美元兌換145日元等原因。由於是月末交易日,買賣交易以供需爲中心,看不出明顯的交易方向,上午主板市場的成交額繼續下降到1.7萬億日元以下。
日經平均股票中,據報道,東京電力株式會社<9501>計劃發展輸電網絡,因此,古河電工<5801>、富士通<5803>、住友電工<5802>的電線股票受到追捧。此外,TDK<6762>、射陽電子<6976>、村田製作所<6981>和日東電工<6988>等與蘋果相關的股票也表現穩定。此外,NEC株式會社<6701>、日本製鋼公司<5631>、富士電機<6504>、軟銀集團<9984>等也受到青睞。
另一方面,受到日元升值的影響,優勢股票藤井存儲控股公司<9843>、尼吉利<2871>、明治控股株式會社<2269>、Kirin Holdings<2503>的下跌略顯突出,此外,特爾莫<4543>因供需惡化的擔憂而遭遇拋售。此外,愛惠濃株式會社<8267>、資生堂株式會社<4911>、奇爾森斯公司<6861>、安斯泰萊製藥株式會社<4503>和清水建設株式會社<1803>等也下跌。
按行業分類,有色金屬、海運、批發貿易、運輸設備和電力燃氣等上漲,而零售業、醫藥品、精密設備、水產農林業和陸運業下跌。
日經平均指數穩步上漲,但關注着上限在38642日元水平的75日移動平均線。下午場上沒有太多材料,要想突破這個水平的強勢走勢是困難的。此外,雅虎興市的日淘標普MSCI指數將對成分股進行調整。KOKUSAI ELECTRIC<6525>作爲新加入的成分股,將引發購買需求,而近鐵集團控股公司<9041>、小糸製作所<7276>、NXHD<9147>、日產化學<4021>和山本漢尼斯控股公司<9064>將引發賣出需求。