■大幸薬品<4574>の今後の見通し
2024年12月期は、売上高で6,800百万円(前期比11.1%増)、営業利益で550百万円(前期は1,005百万円の損失)、経常利益で590百万円(同1,248百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益で550百万円(同3,611百万円の損失)を見込んでいる。計画は特別利益の計上のほか、上期の好業績に加え為替影響や各種コスト低減の状況を踏まえて、2024年3月に親会社株主に帰属する当期純利益を期初の350百万円から200百万円増、2024年8月に営業利益は410百万円から140百万円増、経常利益は360百万円から230百万円増と、それぞれ上方修正した。
医薬品事業の売上高は6,194百万円(前期比19.5%増)を見込む。国内では、これまで整備を進めてきた生産体制強化策を実行に移し、市場への安定供給を行う計画である。コロナ禍前の需要を超えて推移する良好な市場動向に加え、他社製品欠品の影響やインバウンド関連需要の回復もプラス要因となる。さらに2024年5月に実施した出荷価格改定は消費者や流通にも受け入れられ、適正利益確保の見通しが立った。海外では上期の中国香港に続き、中国や中国台湾へも供給体制を整えて順次旺盛な需要に対応する。
感染管理事業の売上高は前期比35.5%減の600百万円を予想する。「クレベリン」の主成分である二酸化塩素の有効性や安全性に関するエビデンス強化によって信頼回復への取り組みは継続するものの、除菌市場は売上予測が難しい状況が続いていることから広告宣伝費等のコストコントロールを強化し、収益性の改善を目指す。「クレベリン」の需要が高まる冬季は、コロナ禍を経て除菌意識が大幅に上がった受験生の家族にフォーカスしたマーケティングを予定している。
全社売上高予想に対する第2四半期進捗率は42.1%(前年同期は31.5%)と、もともと下期偏重の傾向があるなかで、進捗は順調である。
売上総利益は、感染管理事業で継続的に発生していた棚卸資産評価損等は発生しないという想定が立ち、売上総利益率は改善する見込みである。販管費は、過去数年間の構造改革によるスリム化の推進を引き続き行い、コストコントロールの強化に努める。
営業利益は、期初予想は410百万円だったが、為替影響や各種コスト低減の状況を反映し550百万円に上方修正した。弊社では、医薬品事業の供給体制の強化策が成果を上げていること、国内医薬品の価格改定の効果が下期に反映されること、感染管理事業での「クレベリン」売上底打ちと新マーケティング展開、という点から修正計画を上回る可能性が高いと考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
■太光製藥的未來展望 <4574>
截至2024/12財年,銷售額預計爲68億日元(較上一財年增長11.1%),營業收入爲5.5億日元(上一財年虧損10.05億日元),普通收入爲5.9億日元(虧損12.48億日元),歸屬於母公司股東的淨收益爲5.5億日元(虧損36.11億日元)。除了錄得特別利潤外,該計劃還向上修訂,歸屬於母公司股東的淨收益從2024/3財年初的3.5億日元增加了2億日元,營業收入從2024/8年的4.1億日元增加了1.4億日元,普通收入從3.6億日元分別增加了2.3億日元。
製藥業務的銷售額預計爲61.94億日元(較上一財年增長19.5%)。在國內,計劃實施迄今爲止已經制定的生產系統強化措施,並對市場進行穩定的供應。除了在 COVID-19 疫情之前已經超過需求的有利市場趨勢外,其他公司的產品短缺的影響以及入境相關需求的恢復也是積極因素。此外,在2024/5年實施的運費調整已被消費者和分銷商接受,並有望獲得適當的利潤。在海外,繼上半年中國香港之後,建立了對中國和臺灣的供應體系,以順序應對強勁的需求。
感染控制業務的銷售額預計爲6億日元,比上一財年下降35.5%。二氧化氯是 「cleverin」 的主要成分,通過加強有關二氧化氯的功效和安全性的證據來恢復信任的努力仍在繼續,但由於消毒市場的銷售難以預測,將加強對廣告成本等的成本控制,以提高盈利能力。在冬季,當 「cleverin」 需求增加時,計劃將重點放在因 COVID-19 疫情而大大提高絕育意識的受試者家庭進行營銷。
與全公司銷售預測相比,第二季度的進展率爲42.1%(去年同期爲31.5%),進展順利,而最初的趨勢是將重點放在下半年。
至於毛利,假設感染控制業務中持續發生的庫存估值損失等不會發生,毛利率有望提高。至於銷售和管理費用,在過去幾年中,我們將繼續通過結構性改革促進減肥,並努力加強成本控制。
最初的營業收入預測爲4.1億日元,但上調至5.5億日元,以反映匯率影響和各種成本削減。我們認爲,加強醫藥業務供應體系的措施很有可能取得成效,國內藥品價格調整的影響將在下半年得到反映,「creverine」 銷售觸底,感染控制業務的新營銷發展將超過修訂計劃。
(由 FISCO 客座分析師角田秀夫撰寫)