25日の日経平均は5営業日ぶりに小幅反落。70.33円安の37870.26円(出来高概算は16億1000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でNYダウが連日の最高値を更新したほか、SOX指数も4%近く上伸したことなどからハイテク関連株を中心に買われ、日経平均は小幅ながら続伸して始まった。その後38102.75円まで値を上げたが、短期的な過熱感が意識されやすく、前場中盤にかけて37868.84円まで下げている。もっとも、下値の堅さが意識されるなか、後場中盤には38109.24円と前場に付けた高値を上回る場面もみられた。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり、値下がり数が拮抗。セクター別では、機械、空運、パルプ紙、ガラス土石など17業種が上昇。一方、保険、銀行、水産農林、精密機器、情報通信など16業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、安川電<6506>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、東エレク<8035>が軟調だった。
前日の米国市場は、9月の消費者信頼感指数が市場予想を下回り、米金融当局による次回の利下げも大幅になるのではないかとの見方が台頭。米金利低下に連動してハイテク株買いにつながった。東京市場では、こうした流れを受けて小じっかりで始まったが、38100円水準では上値を抑えられた。一方で37900円を下回る局面では下げ渋る動きをみせており、狭いレンジでの推移が続いた。また、米国の大幅な利下げ継続への思惑から、利ざや悪化などが警戒され、メガバンクや保険、証券など金融セクターの弱い値動きが重荷になった。
米景気は、足元の経済指標を見る限り、強弱まだら模様なうえ、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)までには重要な経済指標の発表も多く、先行きを楽観する場面ではないだろう。また、足元で9月末の配当などの権利取りの動きが相場を支えているが、週末の自民党総裁選に向けた動きも気がかりで、目先は様子見ムードの強い展開が続くことになりそうだ。
25日的日經平均指數連續5個交易日小幅下跌。收於37870.26日元,下跌70.33日元(估計成交量爲16億1000萬股)。前一交易日美國市場中,道瓊斯指數連續刷新歷史最高紀錄,此外,SOX指數也上漲近4%,這些因素帶動了以高科技股爲主的股票上漲,使日經平均指數雖小幅上漲但保持了連漲態勢。隨後,最高價升至38102.75日元,但短期內的過熱感較爲明顯,因此在上半場交易中期下滑至37868.84日元。然而,在下方支撐的情況下,下半場交易中出現超過之前最高價的場面,最高到38109.24日元。
東證主板上漲股與下跌股數量相近。按板塊劃分,機械、航運、紙及紙製品、玻璃、土石等17個行業型上漲。另一方面,保險、銀行、水產農林、精密設備、信息通信等16個行業型下跌。在指數影響顯著的情況下,AdvanTest<6857>、發那科<6954>、大金<6367>、安川電<6506>表現穩健,而日本法斯特姆<9983>、軟銀G<9984>、德瑪<4543>、東電器<8035>走軟。
前一日的美國市場中,9月的消費者信心指數低於市場預期,市場出現認爲美國金融機構將大幅減息的看法。隨着美國利率下降,高科技股得到支持。在東京市場上,受到這種趨勢影響,開盤小幅上揚,但在38100日元水平上方遭到阻力。另一方面,在低於37900日元的水平下,市場展現出下跌乏力的走勢,交易繼續在窄幅範圍內波動。此外,由於人們對美國大幅減息持續的預期,擔心利差收窄等問題加重,大型銀行、保險和證券等金融板塊的走弱對市場構成重壓。
美國經濟目前看來,根據眼下的經濟指標表現,強弱不一,而且在聯儲局公開市場委員會(FOMC)開會前,會有許多重要的經濟指標公佈,預測未來將不會樂觀。此外,在當前的情況下,包括9月末股息分紅等權益取得的動向支撐市場,但人們仍然擔心即將舉行的自民黨黨首選舉活動,預計未來市場將繼續保持觀望情緒濃厚的走勢。