■昭和産業<2004>の今後の見通し
2025年3月期は、売上高346,000百万円(前期比0.1%減)、営業利益12,000百万円(同8.7%減)、経常利益13,000百万円(同21.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益11,000百万円(同11.0%減)とする期首計画を据え置いている。2024年3月期に続き、経済活動や社会活動の正常化に伴い、インバウンド需要の回復等が期待されるものの、緊迫した世界情勢など、先行きは不透明である。事業環境については、穀物相場は落ち着きを見せ、為替の動向も一時期に比べれば円安が一段落している。一方で、物流の2024年問題での物流コストの上昇や賃上げ等の人件費の増加要因もあって、事業環境は余談を許さない状況である。同社としても、引き続き製造コスト等に見合った適正価格での製品販売に注力するとともに、事業環境に左右されにくい収益構造の確立に向け、業態別・顧客別ワンストップ営業体制を生かした提案型営業を軸に、「中期経営計画23-25」で掲げた5つの基本戦略に基づく施策を推進することで業績向上を図る考えである。セグメント別に見ると、売上高は食品事業及びその他については前期並みだが、飼料事業については若干の減収を見込む。営業利益は食品事業で減益予想なものの、飼料事業では増益を見込んでいる。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
■昭和產業<2004>的未來展望
2025年3月期的營業收入爲346,000百萬日元(同比下降0.1%),營業利潤爲12,000百萬日元(同比下降8.7%),經常利潤爲13,000百萬日元(同比下降21.5%),歸屬於母公司股東的淨利潤爲11,000百萬日元(同比下降11.0%),保持了與2024年3月期相同的首期計劃。繼2024年3月期後,隨着經濟活動和社會活動的正常化,預計會伴隨着內需的恢復,但由於緊張的全球局勢等,未來前景並不明朗。就業環境方面,穀物價格已經穩定下來,匯率走勢也相對前段時間的日元貶值有所好轉。另一方面,受到2024年物流問題影響,物流成本上漲以及工資上漲等人工成本的增加也導致經營環境變得緊張。公司將繼續致力於以與製造成本相匹配的適當價格銷售產品,並通過建立不易受經營環境影響的盈利結構,專注於提案型銷售業務,並基於「中期經營計劃23-25」中提出的五項基本戰略推動措施,以提高業績。從業務細分方面來看,食品業務和其他業務的營業收入與上期持平,但飼料業務預計將略有下降。預計食品業務的營業利潤將下降,但飼料業務預計將增加。
(編輯:FISCO分析師村瀬智一)