■フルサト・マルカホールディングス<7128>の成長戦略
3. サステナビリティ経営
同社はサステナビリティ経営に対する取り組みも強化している。2022年2月にサステナビリティ委員会を設置し、5つの基本テーマとして、(1)地球環境との「調和・共生」を図る(事業活動における環境負荷軽減)、(2)「モノづくり産業」の持続可能性を支える(生産設備・建築現場の自動化・省力化提案による生産性の向上)、(3)「安心・安全・快適な社会」を実現する(製品・商品の安心・安全かつ安定的な供給体制)、(4)働く意欲を高め、成長と社会への貢献を促す(ダイバーシティの推進)、(5)公正で誠実な企業活動を推進する(リスク管理・危機管理体制の強化)、を掲げている。
なお、本業を通じた社会問題解決を実現するため、従業員の環境問題への理解度向上施策として、東京商工会議所が主催している環境社会検定試験(eco試験)(R)の受験を推奨し、2023年度は240名が合格した。目標は合格者1,000名としている。また2024年1月には、神戸市が運営する若手研究者の研究費助成制度「大学発アーバンイノベーション神戸」に対して、企業版ふるさと納税制度を活用して10百万円の寄附を実施し、感謝状が贈呈された。2024年2月には人的資本投資の一環として、従業員インセンティブ・プラン「株式付与ESOP信託」の導入を決議した。2024年6月には、大阪府と(株)スタジオポビーが推進する脱炭素社会に向けた官民一体の取り組み「脱炭素エキデン365」プロジェクトに参画した。
中期経営計画2ndステージの重点戦略進捗に注目
4. 弊社アナリストの視点
同社は「モノづくり」市場において、顧客の生産ラインの省力化・省エネ化・効率化を実現する提案・設計・構築力、特に顧客の生産現場の課題を顕在化させて解決策を提案するソリューション力などを強みとしており、グループのシナジーを高め、他にはない独自の解決策を生み出すユニーク・ソリューション・カンパニーを目指している。2024年12月期の業績予想は下方修正して営業・経常減益幅が拡大する見込みとなったが、機械・工具の受注が足元で回復傾向を強めていることを勘案すれば、当面の業績は2024年12月期上期がボトムとなった可能性があるだろうと弊社では考えている。そして中期経営計画「UNISOL」の2ndステージに入り、中長期的な利益率向上に向けて、その重点戦略の進捗に注目したいと弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
■富士丸荷控股<7128>的成長戰略
3. 可持續經營
該公司也在加強可持續經營,並於2022年2月設立了可持續性委員會,將「與地球環境的『和諧共生』」作爲五大基本概念板塊之一,包括(1)致力於與地球環境的「和諧共生」(減少經營活動對環境造成的負擔)、(2)支持「製造業」的可持續性(通過生產設備和建築工地的自動化和提案來提高生產力)、(3)實現「安心安全舒適的社會」(產品的安全和穩定供應體系)、(4)提升員工工作動力,促進公司成長和對社會的貢獻(推動多樣性),(5)推進公正誠信的企業活動(強化風險管理和危機管理體系)。
另外,爲實現通過主營業務解決社會問題,作爲員工環境問題理解度提升措施,東京商工會議所推薦従業員參與由其主辦的環境社會認證考試(eco考試)(R),2023財年有240名通過。目標是將通過者提升至1,000名。此外,2024年1月,該公司利用企業版縣稅制度向神戶市經營的「大學發起都市創新」的青年研究者研究資金援助計劃捐贈了1千萬元,獲得了感謝狀。2024年2月,作爲人力資本投資的一部分,決議引入員工獎勵計劃「股票授予ESOP信託」。2024年6月,參與由大阪府和Studio Poeby推進的官民一體的「脫碳化社會」項目「脫碳化365」項目。
關注中期經營計劃第二階段的重點戰略進展。
4. 我們的分析師視角
該公司在「製造業」市場具有提議、設計、建設能力,實現客戶生產線的自動化、節能、和效率化,特別是將客戶生產現場的挑戰明確化並提出解決方案的解決方案能力等作爲優勢,旨在提高群的協同效應,力爭成爲獨具特色的解決方案公司。預測2024年12月期業績下調,營業和常規盈利下降幅度擴大,但考慮到目前機械和工具訂單的恢復趨勢,我們認爲目前業績可能已經觸底在2024年12月度上半年,進入中期經營計劃「UNISOL」第二階段後,期待中長期利潤率的提升,我們關注其重點戰略的進展。
(撰寫: FISCO特約分析師 水田雅展)