障害福祉事業(放課後等デイサービス、就労継続支援B型、共同生活援助事業所の運営等)、介護事業(通所介護事業所の運営等)、外食事業等を展開するAHCグループ<7083>は10月15日の取引終了後、2024年11月期の第3四半期(3Q)決算と通期業績予想の修正を発表した。
3Q決算は、売上高累計が前年同期比7.1%増の4,693百万円、営業利益累計が126百万円(前年同期は70百万円の赤字)と黒字転換を果たしている。同時に通期業績予想は、売上高が6,315百万円から6,236百万円へ、営業利益が120百万円から151百万円へ、利益面で上方修正された。介護事業では、利用者のキャンセル、事業所の開設見送り及び不採算事業所3事業所閉鎖を進め、売上高を121百万円減の1,636百万円、セグメント利益を50百万円減の△11百万円へと修正した。一方、主力の福祉事業では、2024年度報酬改定により当初予想よりも報酬単価が高く推移していること、事業所の開設時期の変更を行ったことにより、売上高を38百万円増の3,421百万円、セグメント利益を48百万円増の268百万円へ修正しており、結果として利益の増額予想へつながっている。
国内の障害者人口は15年で約1.8倍増加しており、障害者総数(身体・知的・精神障害者数)は1,160.2万人で、障害者全体の16.5%の方が障害福祉サービスを利用している。また、障害福祉サービス利用者数・予算ともに増加し続けており、需要は拡大している。同社事業領域における市場規模も拡大するなか、放課後等デイサービスや居住支援を中心に未就学から成人後までサポートできることが同社の強みとなっている。
同社は今後、主力の福祉事業に資源を集中投下し、さらなる事業間のシナジー強化を図っていく。特に、障害者の自立支援の場の拡充として、就労継続支援B型の18歳を超える成人の就労支援に注力していくようだ。就労移行支援事業所をより強い業態へ進化するために直近では、独自開発のeラーニングシステムを活用し、在宅でもITスキルを学ぶ仕組みを構築している株式会社manabyとの業務提携契約を締結したほか、就労継続支援B型事業所を運営する株式会社パパゲーノとも資本業務提携を締結した。市場環境の追い風が続く中、M&Aを活用した非連続的な成長も続く可能性がある。
株主還元では、連結配当性向30%を目標としており、自社株買いの実施も発表している。利益の積み上げ増加局面入りともなっており、株価の動きには注目しておきたい。
障礙福祉業務(放學後等日間服務、就業繼續支援B型、共同生活援助事業所的經營等)、護理業務(通所護理事業所的經營等)、外賣業務等的AHC集團<7083>在10月15日交易結束後,公佈了2024年11月期第3季度(3Q)業績和全年業績預期的修正。
第3季度業績顯示,累計營業收入同比增長7.1%至4,693百萬日元,累計營業利潤爲正值12.6百萬日元(去年同期爲70百萬日元虧損),成功實現了盈利。與此同時,全年業績預期調整爲,營業收入從6,315百萬日元調整至6,236百萬日元,營業利潤從120百萬日元調整至151百萬日元,利潤方面實現上調。護理業務方面,推進用戶取消、推遲事業所開設以及關閉3個虧損事業所,將營業收入調整爲減少1.21百萬日元至1,636百萬日元,分部利潤調整爲減少5百萬日元至-11百萬日元。另一方面,在主力的福祉業務中,由於2024年度報酬調整導致報酬單價高於預期,以及事業所開設時間的改變,將營業收入調整爲增加3.8百萬日元至3,421百萬日元,分部利潤調整爲增加4.8百萬日元至268百萬日元,最終導致利潤增加的預期。
國內殘疾人口在15年間增長約1.8倍,殘疾人總數(身體、智力、精神殘疾者數)爲1,160.2萬人,16.5%的殘疾人利用殘疾福利服務。此外,殘疾福利服務利用者人數和預算持續增加,需求不斷擴大。隨着公司業務領域市場規模的擴大,放學後等日間服務和居住支援成爲公司的優勢,可以支持未就學至成人的群體。
公司未來將集中資源於主力福祉業務,加強業務間的協同效應。特別是作爲障礙者獨立支援場所的擴充,公司似乎致力於支持超過18歲的成年人的就業支援。爲了將就業續續支援B型事業所轉變爲更強大的經營模式,最近簽訂了與獨自開發的e學習系統利用合作,在家中學習IT技能的框架,以及與經營就業續續支援B型事業所的Papageno有限公司簽訂資本業務合作協議。在市場環境繼續向好的情況下,通過併購實現不連續性增長的可能性也在繼續。
在股東回報方面,設定了合併分紅比例爲30%的目標,並宣佈了自家股票回購計劃。隨着利潤的不斷積累增加,值得關注股價的走勢。