17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■TSMC決算に投資家の関心が集まる
■ハートシード、24/10上方修正 営業損失 ▲10.59億円←▲19.65億円
■前場の注目材料:NTT、NTT東日本と西日本、応対・設備人員を大幅削減、AI導入拡大
■TSMC決算に投資家の関心が集まる
17日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。16日の米国市場はNYダウが337ドル高、ナスダックは51ポイント高だった。モルガンスタンレーは第3四半期決算で、トレーディングと投資銀業務の好調が好感されて大幅高となり、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど他の金融株に買いが波及した。また、前日に下げが目立った半導体株はまちまちながら、エヌビディアが買われ、投資家のセンチメント改善につながった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の39450円。円相場は1ドル149円50銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行することになりそうだ。昨日はギャップダウンで始まった後は下げ渋る動きをみせており、39000円処での底堅さが意識されていた。エヌビディアの上昇がセンチメントを明るくさせるなか、昨日下げが目立っていた指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価をけん引する形になりそうだ。また、米国で決算発表が本格化してくるなか、金融の良好な決算が相次いでいることも、決算期待を一段と高めてくる可能性がありそうだ。
日経225先物はナイトセッションで39100円辺りでの底堅さが意識されるなか、一時39500円を回復する場面もみられた。前日にはボリンジャーバンドの+1σを割り込んでいたが、同水準を再び上回ってきたことで、押し目狙いの買いは入りやすくなっただろう。もっとも、ナイトセッションで大きな変動をみせても、日中はリバランスの動きが中心であり、リバランス一巡後はこう着感が強まりやすいため、積極的な上値追いの動きは限られそうだ。
また、インデックスに絡んだ値動きが中心になるため、中小型株は手掛けづらいところである。個別に材料のある銘柄などに短期的な値幅取り狙いの資金が集中することになりそうである。また、後場半ばには台湾積体電路製造(TSMC)が7-9月期決算を発表する予定である。今回のASMLホールディングの急落によって、TSMCの決算内容には市場の関心が集まっていると考えられるため、引け間際には大きく変動する可能性がある点には注意しておきたいところである。
昨日の日経平均株価はマドを空けての下落となった。ボリンジャーバンドの+1σ(39312円)が支持線として機能するようだと、マド埋め(39362円-39910円)への意識が高まってくると考えられる。そのため、押し目狙いのスタンスでのリバウンド待ちになろう。
■ハートシード、24/10上方修正 営業損失 ▲10.59億円←▲19.65億円
ハートシード<219A>は2024年10月期業績予想の修正を発表。売上高は1.53億円から8.74億円、営業損失が19.65億円の赤字から10.59億円の赤字に上方修正した。ノボノルディスク・エーエス社との全世界を対象とする独占的技術提携・ライセンス契約のもと、2025年10月期に見込んでいた開発マイルストンを2024年10月期に前倒しで達成した。また、販売費及び一般管理費において、研究開発費における試験費用及び心筋細胞製造費用等が想定より抑えられた。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(43077.70、+337.28)
・ナスダック総合指数は上昇(18367.08、+51.49)
・1ドル=149.50-60円
・シカゴ日経先物は上昇(39450、大阪比+260)
・SOX指数は上昇(5155.86、+10.65)
・VIX指数は低下(19.58、-1.06)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・NTT<9432>NTT東日本と西日本、応対・設備人員を大幅削減、AI導入拡大
・エスペック<6859>来年2月にEV電池の専用試験所、「車台組み込み式」対応
・富士通<6702>偽情報対策基盤を構築、産学9者で開発プロ始動
・関西電力<9503>赤穂火力廃止、来年7月、設備劣化・低利用で
・住友重<6302>SCREEN系仏社買収、半導体装置、海外拡販
・東宝<9602>米アニメ製作・配給社を買収
・太平洋工業<7250>米工場にプレス新棟、車部品の生産増強
・スズキ<7269>新型クーペSUV投入、インド生産で低価格
・加藤製作所<6390>アジア向け70トン吊りラフテレーンクレーン、堅牢・低コスト
・住友重<6302>東南アで射出機拡販、ペット容器ふた成形向け
・三菱重<7011>タイ天然ガス火力プロの最終4号機完工
・シャープ<6753>電極からの振動で手触りを再現、VRに活用
・キヤノン<7751>キヤノンアネルバ、成膜工程を柔軟に構築、半導体向け装置
・IIJ<3774>ウズベク国営通信と協業、ネットセキュリティー
・住友鉱<5713>愛媛で試作ライン稼働、車載電池正極材、月産7000トン
・大王製紙<3880>米規制対応の食品用紙包材を開発、国内輸出業者に提案
・清水建設<1803>万博でグリーン水素供給、2社パビリオン向け
・三井住友建設<1821>建設現場で安定通信、タワークレーン活用
・三井不動産<8801>物流施設、巨大実証の場に、日鉄興和不動産と高付加価値化で競争力
・旭化成<3407>漏水センサーにDC/DCコンバーター供給、数滴の水で発電
・三菱ケミG<4188>福岡でイオン交換樹脂増産、半導体洗浄用
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 9月貿易収支(予想:-3160億円、8月:-7032億円)
<海外>
・09:30 豪・9月失業率(予想:4.2%、8月:4.2%)
・09:30 豪・9月雇用者数増減(予想:+2.50万人、8月:+4.75万人)
在17日上午的交易中,我們應該關注以下三個要點。
■投資者將聚焦於台積電的業績
■Heartseed,24/10上調經營虧損-10.59億日元←-19.65億日元
■上午關注的資訊:NTT、NTT東日本和西日本,大幅削減應對和設備人員,擴大引入人工智能
■投資者將聚焦於台積電的業績
17日的日本股市在買盤一波後可能進入僵持狀態。美國市場16日,道瓊斯指數上漲337點,納斯達克上漲51點。摩根士丹利第三季度業績表現良好,交易和投資銀行業務受到認可,股價大幅上漲,高盛、摩根大通等其他金融股也受到買盤推動。此外,前一天半導體股普遍下跌,英偉達股價走高,改善了投資者情緒。芝加哥日經225期貨結算價比大阪高260日元,達到39450日元。日元對美元匯率維持在1美元149日元50銭左右。
日經平均股價可能在與芝加哥期貨接近後展開買盤。昨天以跳空低開開始後顯示出止跌態勢,並且市場注意到了39000日元的支撐位。在英偉達股價上漲提振情緒的情況下,昨天下跌明顯的指數影響較大的值得高科技股可能引領日經平均股價上漲。此外,在美國業績正式公佈的情況下,金融行業良好的業績接連出現,可能進一步提高市場對業績的期待。
日經225期貨在夜間交易時意識到39000日元附近的支撐力度,曾一度回升至39500日元。前一天已經突破了布林帶+1σ,再次上升到同一水平,這將使得回調買盤更容易進入。然而,即使在夜間交易中出現較大波動,白天仍將以再平衡爲主導,再平衡一輪後可能進入僵持狀態,這將限制積極的追漲動作。
此外,由於與指數相關的波動成爲主要,因此澳洲中小股將變得難以把握。短期內投資資金可能會集中在具有個別消息的個股等方面,以謀求價差交易。另外,下午過半時,台積電將公佈7-9月季度業績。由於阿斯麥的急跌,市場熱衷於台積電的業績內容,因此需要注意在收盤前可能會發生較大波動的情況。
昨日的日經平均股價下跌並留下了缺口。布林帶的+1σ(39312日元)似乎正在起到支撐作用,人們開始關注缺口填補(39362日元至39910日元)的可能性增大。因此,將等待反彈並採取尋找回調機會的策略。
■Heartseed,24/10上調經營虧損-10.59億日元←-19.65億日元
海種子<219A>宣佈修訂2024年10月季業績預測。營業收入由1.53億日元上調至8.74億日元,經營虧損從19.65億日元虧損上調至10.59億日元虧損。在與諾和諾德AS公司全球獨家技術合作許可協議下,2025年10月季預期的開發里程碑已提前至2024年10月季實現。此外,在銷售費用和一般管理費用方面,研究開發費用中的試驗費用和心肌細胞製造費用等低於預期。
前期注意事項
道瓊斯指數上漲(43077.70、+337.28)
納斯達克綜合指數上漲(18367.08、+51.49)
1美元=149.50-60日元
芝加哥日經期貨上漲(39450、大阪比+260)
SOX指數上漲(5155.86、+10.65)
VIX指數下跌(19.58、-1.06)
・美國長期債券收益率下跌
・美國通脹降溫預期
・活躍的股票回購
・東證提出企業價值提升要求
・NTT<9432>NTT東日本和西日本將大幅減少客戶服務和設備人員,並擴大人工智能引入
・愛斯貝克<6859>將於明年2月建立電動汽車電池專用試驗所,支持"車身集成"
・富士通<6702>構建虛假信息應對基礎設施,由產學合作的9方共同開發項目啓動
・關西電力<9503>將於明年7月關閉赤穂火力發電廠,由於設備老化和利用率低
・住友重工業<6302>收購SCREEN旗下法國公司,擴大海外半導體設備銷售
・東寶<9602>收購美國動畫製作及發行公司
・太平洋工業<7250>在美國工廠新增衝壓車間,增強汽車零部件生產能力
・鈴木<7269>推出新款跨界轎車SUV,在印度生產以實現低價
・加藤製作所<6390>針對亞洲市場推出70噸無級升降式起重機,具有堅固性和低成本
・住友重<6302>在東南亞擴大注塑機銷售,用於製造寵物容器蓋
・三菱重<7011>完成泰國天然氣火力發電廠的第4號機組
・夏普<6753>利用電極振動再現觸感,應用於虛擬現實
・佳能<7751>建立柔韌的成膜工藝,用於半導體設備
・IIJ<3774>與烏茲別克國營通信合作,加強網絡安全
・住友礦<5713>在愛媛啓動試製生產線,汽車電池正極材料,月產7000噸
・大王造紙<3880>開發符合美國標準的食品用紙包裝材料,向國內出口商提供方案
・清水建設<1803>爲世界博覽會供應綠色氫氣,爲兩家展館提供服務
・三井住友建設<1821>在建設現場穩定通信,利用塔吊
・三井房產<8801>物流設施,成爲巨大實證場,與日鐵興和房產進行高附加值競爭
・旭化成<3407>爲漏水傳感器提供DC/DC轉換器,幾滴水就能發電
・三菱化學G<4188>在福岡增加離子交換樹脂產量,用於半導體清洗
上午事件日程表:
<國內>
・沒有特別的事情
・08:50 9月貿易收支(預測:-3160億日元,8月:-7032億日元)
<境外>
・09:30 澳洲 - 9月失業率(預期:4.2%、8月:4.2%)
・09:30 澳洲 - 9月僱用者數增減(預期:+2.50萬人、8月:+4.75萬人)