■クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>の業績見通し
1. 2025年2月期の業績予想
2025年2月期の業績予想について同社は、M&Aの影響を加味して売上収益予想を増額修正した(利益予想は据え置き)。修正後の売上収益を前期比7.0%増の156,000百万円(修正幅+3,000百万円)、営業利益を同31.4%増の9,300百万円、税引前利益を同31.2%増の8,700百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益を同21.0%増の6,100百万円と見込んでいる。
国内消費の活発化やインバウンド需要の継続などを背景として、各カテゴリーが好調に推移するとともに、M&Aによる上乗せ分が増収に寄与する。
損益面では、厳しい収益環境(原材料価格の高止まり、人手不足による人件費上昇や電気・ガスといった光熱費の高騰等)が続くなか、売上収益の伸びやコストコントロールの継続に加え、これまで取り組んできた筋肉質なコスト構造への転換が奏功し、大幅な増益を実現する見通しとなっている。なお、売上収益予想を増額修正したにもかかわらず利益予想を据え置いたのは、主にM&A先に対するPMIコスト(システム関連費用等)を保守的に見ていることが理由である。
2. 今後の注目点
弊社でも、先行き不透明な経済環境については、引き続き注意が必要であるものの、既存店が順調に伸びていることや、筋肉質なコスト構造への転換が進んでいることから、同社の業績予想には十分に合理性があると見ている。また、M&Aによる影響(売上収益+30億円の増額、利益据え置き)についても、2件ともに収益基盤が安定していることを勘案すれば、難しい前提とは言えないであろう。なお、M&Aによる財務への影響については、第3四半期決算(2024年11月末のバランスシート)を待つ必要があるが、弊社では買収金額の規模から判断して限定的なものと見ている(すなわち、追加的なM&Aの実行余力は十分あると判断している)。今後の注目点は、M&Aによるシナジー創出や注力するコントラクト事業の強化などを含め、来期以降の成長(ポートフォリオの強化)に向けて、いかに軸となるものを育てていけるかがポイントになるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
■Create Restaurants Holdings <3387>的績效預期
1. 2025年2月期績效預測
關於2025年2月期的績效預測,該公司考慮了M&A的影響,調整了銷售收入預期(利潤預測保持不變)。調整後的銷售收入預計將比上一期增長7.0%,達到156,000百萬日元(調整幅+3,000百萬日元),營業利潤預計將增長31.4%,達到9,300百萬日元,稅前利潤預計將增長31.2%,達到8,700百萬日元,歸屬於母公司所有者的當期淨利潤預計將增長21.0%,達到6,100百萬日元。
基於國內消費活躍和入境需求持續等背景,各類別表現良好,同時M&A產生的增收款項對增收有所貢獻。
在利潤損失方面,不斷持續的收益環境(原材料價格居高不下,人手短缺導致人工成本上升,以及電力、天然氣等光熱成本暴漲等)中,銷售收入增長和成本控制的持續繼續,以及迄今爲止所着手的向肌肉型成本結構轉變正在取得成功,並且預計將實現大幅增益。儘管銷售收入預期有望修訂增加,但保持利潤預期不變主要是因爲保守看待主要M&A交易方的PMI成本(系統相關費用等)。
2.未來的關注點
儘管未來經濟環境仍不明朗,但由於現有店鋪銷售順利增長,且向肌肉型成本結構轉變正在進行,因此認爲該公司的績效預測是充分合理的。此外,對於由M&A產生的影響(銷售收入增加30億日元,利潤保持不變),考慮到兩者的盈利基礎穩固,因此不應該認爲是一個困難的前提。關於M&A對財務的影響,需要等待第三季度業績(截至2024年11月底的資產負債表)才能判斷,但我們認爲從收購金額規模來看,其影響是有限的(也就是說,我們認爲有足夠的執行M&A的餘力)。未來的關鍵點在於,包括通過M&A創造協同效應以及強化專注的合同業務等,爲強化未來增長(加強投資組合)做好準備,至關重要的是如何培養核心業務。
(撰寫:FiSCO客座分析師柴田鬱夫)