日経平均は反落。前日比371.50円安(-0.97%)の37771.79円(出来高概算7億8000万株)で前場の取引を終えている。
24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は140.59ドル安の42374.36ドル、ナスダックは138.83ポイント高の18415.49で取引を終了した。新規失業保険申請件数が予想を下回り労働市場への懸念後退で、寄り付き後、堅調。ナスダックは電気自動車メーカー、テスラの上昇が指数を押し上げ終日堅調に推移した。長期金利の低下も支援し、終盤にかけ上げ幅を拡大。ダウは手仕舞い売りに押され下落に転じ、終日軟調に推移し、まちまちで終了した。
米国株が高安まちまちだったものの、為替が1ドル151円台まで円高ドル安に振れたことなどから、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は38000円を挟んだ水準でもみ合った後は下げ幅をじりじりと拡大。衆議院選挙で、自民党・公明党の政権与党が過半数を割り込むといった話が様々なメディアから報じられており、買い手控えムードは強い。日経平均はじり安の展開となった。
日経平均採用銘柄では、第3四半期業績が市場コンセンサスを下回り通期純利益予想を下方修正したことが嫌気されてキヤノン<7751>が下落。エヌビディアはしっかりだったにも関わらず、アドバンテスト<6857>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソシオネクスト<6526>など半導体株の一角も弱い。また、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>の海運株もさえない。このほか、住友ファーマ<4506>、ZOZO<3092>、三越伊勢丹<3099>などが下落。
一方、コニカミノルタ<4902>が連日で買われているほか、決算発表後のニデック<6594>も堅調推移。安川電機<6506>、ファナック<6954>、オムロン<6645>、資生堂<4911>など中国関連銘柄の一角も買い優勢となった。このほか、旭化成<3407>、東京建物<8804>、SUMCO<3436>、明治ホールディングス<2269>、東京エレクトロン<8035>などが買われた。
全業種が下落するなか、海運、保険、サービス、非鉄金属、銀行の下落が目立った。
前場のプライム市場の売買代金は1.5兆円に留まっており商いは閑散。10月27日に衆議院選挙の投開票を控えていることから、選挙結果に対する警戒感が非常に強い。政権与党が過半数を確保できないことで政権運営が難しくなり経済政策や金融政策が滞るといった見方が大勢を占めつつある。仮に過半数割れとなった場合、28日の株式市場では大型株中心の日本株売り、為替市場ではリスク回避の円買いといった流れが強まる可能性はある。先行き不透明感を示す日経平均VIが33.62ポイントまで上昇していることから、市場の不透明感は色濃くなっている。このような状況下、後場の東京市場は前場以上に商い閑散となろう。プライム市場の売買代金は3兆円台前半になる公算が大きく、日経平均はじりじりと下げ幅を広げる可能性がある。
日經平均指數下跌。遠期市場交易收於37771.79日元(估計成交量爲7.8億股),比前一天低371.50日元(-0.97%)。
美國股市24日漲跌互現。道瓊斯平均指數收於42374.36美元,貶值140.59美元;納斯達克指數收於18415.49點,上漲138.83點。新的失業保險申請數量低於預期,對勞動力市場的擔憂有所減弱,在接近申請後仍然強勁。至於納斯達克,電動汽車製造商和特斯拉的上漲提振了該指數,並全天保持穩定。長期利率的下降也得到了支持,加息範圍在接近尾聲時有所擴大。道瓊斯指數收盤下跌並陷入下跌,全天保持疲軟,收盤時喜憂參半。
儘管美國股市大幅貶值,但由於匯率跌至1美元151日元水平以及美元貶值等,東京市場開始交易。在日經平均指數觸及38,000日元之間的水平後,跌幅逐漸擴大。多家媒體報道說,自民黨和公明黨執政黨將在衆議院選舉中突破多數席位,買家的剋制情緒很強烈。日經平均指數開始貶值。
在日經平均指數採用的股票中,佳能(7751)下跌,原因是對第三季度業績低於市場共識且全年淨利潤預測向下修正感到厭惡。儘管英偉達表現穩健,但愛德萬測試 <6857>、瑞薩電子 <6723>和Socionext <6526>等半導體股票也表現疲軟。此外,川崎汽船<9107>、商船三井<9104>和日本郵船<9101>的船運庫存也沒有。此外,住友製藥<4506>、ZOZO <3092>、三越伊勢丹<3099>等均下跌。
同時,除了每天都被收購的柯尼卡美能達(4902)外,日本電產(6594)在公佈財務業績後也保持強勁。一些與中國相關的品牌,例如安川電機(6506)、發那科(6954)、歐姆龍(6645)和資生堂(4911))也具有購買優勢。此外,收購了朝日化成 <3407>、東京立物<8804>、SUMCO <3436>、明治控股 <2269>、東京電子 <8035> 等。
儘管所有行業都下滑,但航運、保險、服務、有色金屬和銀行的下滑顯而易見。
前端市場Prime市場的交易價格保持在1.5萬億日元,生意平靜。由於衆議院選舉的選票是在10月27日進行投票和計票的,因此人們對選舉結果持非常謹慎的態度。許多人認爲,經濟政策和貨幣政策將被推遲,因爲政府中的執政黨無法獲得多數席位,這使得執政變得困難。如果出現多數分歧,則以大股爲中心的日本股票銷售等趨勢有可能在28日股市加劇,爲規避交易所的風險而購買日元。自顯示未來不確定性的日經平均指數升至33.62點以來,市場的不確定感越來越強。在這種情況下,後端市場的東京市場將比前端市場更加平靜。Prime市場的交易價格很有可能處於3萬億日元區間的前半部分,日經平均指數有可能逐漸擴大跌幅。