30日の日本株市場は、こう着ながら買い優勢の相場展開になりそうだ。29日の米国市場はNYダウが154ドル安、ナスダックは145ポイント高だった。9月の米雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が予想以上に減少し、労働市場の冷え込みや景気減速を警戒した売りが先行した。ナスダックは主要ハイテク企業決算への期待を受けた買いが押し上げ、終日堅調に推移し最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比200円高の39170円。円相場は1ドル153円20銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い優勢の展開から始まりそうだ。米国では景気減速への警戒から景気敏感株が売られたほか、住宅指標の弱さを受けて、住宅関連が弱かった。一方で、ハイテク株は決算期待からの先回り買いから堅調推移となった。また、アルファベットは取引終了後に7~9月期決算を発表しており、決算評価から時間外取引で買われている。足もとでは大型テック株の予想を上回る決算が相次いでおり、東京市場においては指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。
日経平均株価は衆議院選挙で与党の過半数割れを受けて売りが先行したものの、その後の急速な切り返しをみせており、昨日も300円近い上昇となり、高値で引けていた。急ピッチの上昇に対する過熱感は警戒されやすいところであるが、直近2日間の上昇については、政治リスクを織り込む形で積み上がっていた売りポジションを買い戻す動きと考えられる。米大統領選挙を控えているほか、決算発表が本格化するなかで積極的な買いは手控えられていると考えられ、2日間で1000円近く上昇したものの、大きく買いに傾いている需給状況ではないだろう。
引き続き積極的な買いは限られるものの、米ハイテク企業の好決算が続いているなか、ややリスク選好に向かわせやすいところである。そのため、足もとで調整が続いていたハイテク株などには、押し目狙いの買いが入りやすいと考えられる。また、決算については先回り的な動きは限られていることもあり、結果を受けたアク抜けの動きが強まりやすいとみられる。
なお、昨夕決算を発表したところでは、KIMOTO<7908>、イチカワ<3513>、四国電力<9507>、日電子<6951>、カバー<5253>、田岡化学工業<4113>、日化学産<4094>、NEC<6701>、FFE&C<1775>、ムサシ<7521>、亀田菓<2220>、タカラトミー<7867>などが注目される。
30日的日本股市可能繼續震盪,看漲情緒仍佔上風。29日美國市場道瓊斯指數下跌154點,納斯達克上漲145點。根據9月的美國勞動力市場狀況調查(JOLTS),招聘數量減少超出預期,擔心勞動力市場降溫和經濟放緩的賣出壓力領先。納斯達克受到對主要高科技企業業績的期待推動上漲,全天走勢強勁,刷新歷史最高價。芝加哥日經225期貨結算價比大阪高200日元,爲39170日元。日元兌美元交投在153.20附近。
日經平均股價將從芝加哥期貨的糾正開始,預計將以買方優勢展開。美國由於對經濟放緩的擔憂而拋售經濟敏感股,受住宅指數疲軟影響,房屋相關股表現疲弱。另一方面,高科技股由於業績預期的超越購買而表現強勁,谷歌母公司在交易結束後發佈了7-9月季度業績,根據業績評估,盤後交易中被買入。眼下,大型科技公司紛紛發佈超出預期的業績,可能成爲對日本市場指數影響較大的支持材料。
日經平均股價受到執政黨遭遇議會下院過半數裂縫的拋售影響,但隨後顯示出迅速反彈的跡象,昨日再次上漲近300日元,收於高位。對於急速上漲的過熱感可能會引起擔憂,但對於最近兩天的上漲而言,可能是由於政治風險被納入考慮而回購了堆積的賣空頭寸。除了即將舉行的美國總統大選外,考慮到業績公佈正處於全面開展階段,積極的購買意願被抑制是合理的思考,雖然在過去兩天內上漲了近1000日元,但需求供給情況並不支持大幅買入。
在積極買入行動受限的情況下,美國高科技公司的良好業績持續,可能使投資者更傾向於選擇稍有風險偏好的地方。因此,考慮到目前高科技股等一直在調整,可以認爲回調時機的買入可能更容易。另外,由於提前行動在業績方面受限,結果引發的脫鉤走勢可能會加強。
另外,昨晚發佈業績的公司包括木本<7908>、市川<3513>、四國電力<9507>、日電子<6951>、卡貝<5253>、田岡化工<4113>、日化學產<4094>、NEC<6701>、FFE&C<1775>、武蔵<7521>、亀田糖<2220>、寶玩具<7867>等備受關注。