30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■米大型テック株の予想を上回る決算が支援材料
■中部電力、2Q営業利益 41.9%減 1427億円、25/3経常利益を上方修正
■前場の注目材料:日進工具、ステンレス鋼向け超硬切削、寿命2倍の戦略商品投入
■米大型テック株の予想を上回る決算が支援材料
30日の日本株市場は、こう着ながら買い優勢の相場展開になりそうだ。29日の米国市場はNYダウが154ドル安、ナスダックは145ポイント高だった。9月の米雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が予想以上に減少し、労働市場の冷え込みや景気減速を警戒した売りが先行した。ナスダックは主要ハイテク企業決算への期待を受けた買いが押し上げ、終日堅調に推移し最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比200円高の39170円。円相場は1ドル153円20銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い優勢の展開から始まりそうだ。米国では景気減速への警戒から景気敏感株が売られたほか、住宅指標の弱さを受けて、住宅関連が弱かった。一方で、ハイテク株は決算期待からの先回り買いから堅調推移となった。また、アルファベットは取引終了後に7~9月期決算を発表しており、決算評価から時間外取引で買われている。足もとでは大型テック株の予想を上回る決算が相次いでおり、東京市場においては指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。
日経平均株価は衆議院選挙で与党の過半数割れを受けて売りが先行したものの、その後の急速な切り返しをみせており、昨日も300円近い上昇となり、高値で引けていた。急ピッチの上昇に対する過熱感は警戒されやすいところであるが、直近2日間の上昇については、政治リスクを織り込む形で積み上がっていた売りポジションを買い戻す動きと考えられる。米大統領選挙を控えているほか、決算発表が本格化するなかで積極的な買いは手控えられていると考えられ、2日間で1000円近く上昇したものの、大きく買いに傾いている需給状況ではないだろう。
引き続き積極的な買いは限られるものの、米ハイテク企業の好決算が続いているなか、ややリスク選好に向かわせやすいところである。そのため、足もとで調整が続いていたハイテク株などには、押し目狙いの買いが入りやすいと考えられる。また、決算については先回り的な動きは限られていることもあり、結果を受けたアク抜けの動きが強まりやすいとみられる。
なお、昨夕決算を発表したところでは、KIMOTO<7908>、イチカワ<3513>、四国電力<9507>、日電子<6951>、カバー<5253>、田岡化学工業<4113>、日化学産<4094>、NEC<6701>、FFE&C<1775>、ムサシ<7521>、亀田菓<2220>、タカラトミー<7867>などが注目される。
■中部電力、2Q営業利益 41.9%減 1427億円、25/3経常利益を上方修正
中部電力<9502>が発表した2025年3月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比4.1%減の1兆7664億8200万円、営業利益は同41.9%減の1427億5400万円だった。コンセンサス(1230億円程度)は上回る。2025年3月期業績は、経常利益を2150億円から2750億円に上方修正した。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38903.68、+298.15)
・ナスダック総合指数は上昇(18712.75、+145.56)
・1ドル=153.20-30円
・シカゴ日経先物は上昇(39170、大阪比+200)
・SOX指数は上昇(5332.17、+120.51)
・VIX指数は低下(19.34、-0.46)
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・日進工具<6157>ステンレス鋼向け超硬切削、寿命2倍の戦略商品投入
・東北電力<9506>13年ぶり「女川2号機」再稼働、被災原発で初
・YKT<2693>新加工法提案、次世代パワー半導体材SiCインゴット向け
・エレマテック<2715>豊田通商が完全買収、デジタル部品強化
・三井物産<8031>石油大手レプソルなどと米テキサス沖でCCS、年2000万トン検討
・INTLOOP<9556>伊藤忠商事が出資、DX需要に対応
・太平洋工業<7250>設備投資積み増し、金型・研究開発など新棟稼働へ
・デンソー<6902>米新興とAI半導体開発、車の「知能化」へ
・エスペック<6859>70%省エネの恒温恒湿器、フロン抑制法基準クリア
・川崎重<7012>水素混焼エンジン公開、神戸で発電実証設備を運用
・東亜ディーケーケー<6848>埼玉に開発・設計・生産の新施設
・島津製作所<7701>医薬製造工程向けクロマトグラフィー装置参入、米社に出資
・クボタ<6326>仏の新興に出資、植物用紫外線照射装置を開発
・NTT<9432>通信大手トップ、NTT法見直し議論、「携帯網活用へ前進」評価
・三菱電機<6503>パワー半導体、反転の計を聞く、半導体・デバイス事業本部長の竹見氏
・富士通<6702>トヨタシステムズと、基幹システムの更新、生成AIで時間半減
・BIPROGY<8056>太陽光発電の全量予測、AIで30分単位
・愛知製鋼<5482>知多工場を増強、ステンレス形鋼圧延、生産能力15%増
・住友化学<4005>大分を中核工場に、低分子医薬成長担う
・リファインバースG<7375>サッポロ不開発などと、廃タイルカーペット再生、水平利用体制を構築
・Jパワー<9513>北海道・足寄発電所の水力出力増強
・日本紙パルプ商事<8032>事業買収、独3社の包装資材卸売り
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・日銀金融政策決定会合(31日まで)
<海外>
・09:30 豪・7-9月期消費者物価指数(前年比予想:+2.9%、4-6月期:+3.8%)
・09:30 豪・9月期消費者物価指数(前年比予想:+2.3%、8月:+2.7%)
在交易期間請注意以下三點。
■美國科技巨頭的業績超出預期,支持材料
■中部電力,第2季度營業利潤下降41.9%,爲1427億日元,將2025年3月經常利潤上調
■上午的關注點:日進工具,超硬切削用不鏽鋼,推出壽命加倍的戰略產品
■美國科技巨頭的業績超出預期,支持材料
30日的日本股市可能繼續震盪,看漲情緒仍佔上風。29日美國市場道瓊斯指數下跌154點,納斯達克上漲145點。根據9月的美國勞動力市場狀況調查(JOLTS),招聘數量減少超出預期,擔心勞動力市場降溫和經濟放緩的賣出壓力領先。納斯達克受到對主要高科技企業業績的期待推動上漲,全天走勢強勁,刷新歷史最高價。芝加哥日經225期貨結算價比大阪高200日元,爲39170日元。日元兌美元交投在153.20附近。
日經平均股價將從芝加哥期貨的糾正開始,預計將以買方優勢展開。美國由於對經濟放緩的擔憂而拋售經濟敏感股,受住宅指數疲軟影響,房屋相關股表現疲弱。另一方面,高科技股由於業績預期的超越購買而表現強勁,谷歌母公司在交易結束後發佈了7-9月季度業績,根據業績評估,盤後交易中被買入。眼下,大型科技公司紛紛發佈超出預期的業績,可能成爲對日本市場指數影響較大的支持材料。
日經平均股價受到執政黨遭遇議會下院過半數裂縫的拋售影響,但隨後顯示出迅速反彈的跡象,昨日再次上漲近300日元,收於高位。對於急速上漲的過熱感可能會引起擔憂,但對於最近兩天的上漲而言,可能是由於政治風險被納入考慮而回購了堆積的賣空頭寸。除了即將舉行的美國總統大選外,考慮到業績公佈正處於全面開展階段,積極的購買意願被抑制是合理的思考,雖然在過去兩天內上漲了近1000日元,但需求供給情況並不支持大幅買入。
在積極買入行動受限的情況下,美國高科技公司的良好業績持續,可能使投資者更傾向於選擇稍有風險偏好的地方。因此,考慮到目前高科技股等一直在調整,可以認爲回調時機的買入可能更容易。另外,由於提前行動在業績方面受限,結果引發的脫鉤走勢可能會加強。
另外,昨晚發佈業績的公司包括木本<7908>、市川<3513>、四國電力<9507>、日電子<6951>、卡貝<5253>、田岡化工<4113>、日化學產<4094>、NEC<6701>、FFE&C<1775>、武蔵<7521>、亀田糖<2220>、寶玩具<7867>等備受關注。
■中部電力,第2季度營業利潤下降41.9%,爲1427億日元,將2025年3月經常利潤上調
中部電力<9502>公佈的2025年3月期第二季度業績顯示,營業收入同比下降4.1%,爲1兆7664億8200萬日元,營業利潤同比減少41.9%,爲1427億5400萬日元。超過了市場共識(約爲1230億日元)。2025年3月期業績將經常利潤上調至2150億到2750億日元。
前期注意事項
・道瓊斯指數上漲(38903.68,+298.15)
・納斯達克綜合指數上漲(18712.75,+145.56)
· 1美元=153.20-30日元
・芝加哥日經期貨上漲(39170、大阪比+200)
・SOX指數上漲(5332.17、+120.51)
・VIX指數下降(19.34、-0.46)
・美國通脹降溫預期
・活躍的股票回購
・東證提出企業價值提升要求
・日進工具<6157>不鏽鋼專用超硬切削,壽命提高2倍的戰略商品投放
・東北電力<9506>13年來首次重新運轉「女川2號機」,受災原子站首次
・YKT<2693>提出新的加工方法,爲下一代功率半導體材料SiC單晶棒
・愛科技<2715>完全被豐田通商收購,數字元件強化
・三井物產<8031>與石油巨頭Repsol等在美國德克薩斯州海域進行CCS,考慮年處理2千萬噸
・INTLOOP<9556>得到伊藤忠商事投資,以滿足DX需求
・太平洋工業<7250>增加設備投資,將新建金型和研發等樓宇用於投產
・電裝<6902>與美國新興公司合作進行AI半導體開發,實現汽車的「智能化」
・艾貝科<6859>推出70%省能耗的恒溫恒溼器,符合氟化物限制法規
・川崎重<7012>水素混燃發動機公開,將在神戶運營發電實證設備
・東亞迪凱凱<6848>在埼玉設立新的開發、設計和生產設施
・島津製作所<7701>進入醫藥製造工藝的色譜儀器領域,向美國公司投資
・久保田<6326>出資給法國的新興公司,開發植物用紫外線照射裝置
・NTT<9432>通信巨頭NTT進行法規檢討,評價爲向移動網絡利用發展邁進
・三菱電機<6503>詢問功率半導體的計劃,由半導體器件事業部長竹見先生
・富士通<6702>與豐田系統更新核心系統,利用人工智能實現時間減半
・BIPROGY<8056>利用人工智能對光伏太陽能進行全量預測,每30分鐘更新一次
・愛知制鋼<5482>增強知多工廠,生產不鏽鋼型材,產能增加15%
住友化學<4005>將佛光作爲核心工廠,承擔低分子醫藥的增長
リファインバースG<7375>與北海道等合作,建立廢瓷瓷磚再生和水平利用體系
J Power<9513>增加北海道·足寄發電廠的水力輸出
日本紙漿商事<8032>進行業務收購,德國三家包裝材料批發公司
上午事件日程表:
<國內>
・沒有特別的事情
日本銀行金融政策決定會議(直至31日)
<境外>
・09:30 澳大利亞 -7-9月季度消費者物價指數(年度預期:+2.9%,4-6月季度:+3.8%)
・09:30 澳大利亞 -9月季度消費者物價指數(年度預期:+2.3%,8月:+2.7%)