6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■大統領選通過後は経済政策などへの期待感が高まる
■任天堂、25/3下方修正 営業利益 3600億円←4000億円
■前場の注目材料:DMG森精機、新潟・長岡市で生産再編、グループ連携加速
■大統領選通過後は経済政策などへの期待感が高まる
6日の日本株市場は、米大統領選の結果をにらみながらの相場展開になりそうだ。5日の米国市場はNYダウが427ドル高、ナスダックは259ポイント高だった。大統領選挙通過により不透明性が払拭されるとの期待から買い優勢の展開となった。また、10月の米ISM非製造業景況指数の予想外の改善によって、ソフトランディング期待を受けた買いも強まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比310円高の38970円。円相場は1ドル151円60銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い優勢の展開から始まりそうだ。日中は大統領選の開票結果を受けて波乱の展開になる可能性はあるだろうが、米国市場では半導体株の強さが目立っていたこともあり、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価を牽引する可能性がありそうだ。また、大統領選通過後は経済政策などへの期待感が高まる可能性があるため、押し目待ち狙いの買い意欲は強まりやすいと考えられる。
日経225先物はナイトセッションで一時391000円まで買われる場面もみられた。終値でも抵抗線として意識されていた25日線を上回ってきており、ショートカバーを誘う流れも意識されてきそうである。大統領選後は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えているが、2大イベント通過後をにらんだ先高期待からの買いが入りやすい需給状況になりそうだ。もっとも、決算発表がピークを迎えるなか、積極的には手掛けづらい面はあるものの、インデックスに絡んだ売買が中心になりやすい。また、決算が通過している銘柄などへは、改めて評価した買いが入りやすいだろう。
大統領選の開票が進む毎に弱含む局面もありそうだが、押し目狙いのスタンスでの対応。なお、東証は現物株にクロージング・オークションと呼ぶ時間帯を15時25分から30分に設けており、この5分間は、株価は動かずに注文のみ受け付ける板寄せ方式を採用している。昨日の動きをみても、日経平均株価はこの5分間で38556.26円から38474.90円に軟化して終えた。5分間とはいえ、クロージング・オークションの短期的な影響は今後もでてきそうだ。
昨夕の決算では川崎船<9107>、東和薬品<4553>、松田産<7456>、FUJIMI<5384>、ワークマン<7564>、綜研化学<4972>、国際計測<7722>、日本電技<1723>、和井田<6158>、クラウドW<3900>、デコルテHD<7372>、ニッタゼラチン<4977>、ヤマシンF<6240>などが注目される。
■任天堂、25/3下方修正 営業利益 3600億円←4000億円
任天堂<7974>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は1兆3500億円から1兆2800億円、営業利益を4000億円から3600億円に下方修正した。主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」やソフトウエアの販売が落ち込む。今期のスイッチの販売計画は20%減の1250万台、スイッチのソフトの販売本数は20%減の1億6000万本と、それぞれ従来予想から100万台、500万本下方修正した。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38474.90、+421.23)
・NYダウは上昇(42221.88、+427.28)
・ナスダック総合指数は上昇(18439.17、+259.19)
・シカゴ日経先物は上昇(38970、大阪比+310)
・SOX指数は上昇(5057.83、+83.84)
・VIX指数は低下(20.49、-1.49)
・米原油先物は上昇(71.99、+0.52)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・DMG森精機<6141>新潟・長岡市で生産再編、グループ連携加速
・日精樹脂工業<6293>大型射出成形機の米工場を増強、3000トン級対応
・コニカミノルタ<4902>遺伝子検査の米子会社売却、機能材などに資源集中
・ライオン<4912>執行役員・中林紀彦氏、全社員にデジタルスキル
・ニデック<6594>ニデックマシンツール、大型工作機械の販売網、伊社と相互活用
・豊田通商<8015>いすゞ自動車など8社で、大型トラック自動運転、新東名で走行実証
・マツダ<7261>組織風土改革を全社展開、工場社員1万人に
・スズキ<7269>初のBEV、来夏にも市場投入、インドで量産モデル生産
・オークマ<6103>旋盤・タップ向けAI機能を拡充、加工機損傷防止
・森永乳業<2264>富士通と、原材料の価格変動予測、基盤開発
・日置電機<6866>全固体電池材料を評価・測定、EV向けシステム
・ミネベアミツミ<6479>貝沼由久会長兼最高経営責任者「未来のベッド」
・ダイセル<4202>受託合成・分析を拡大、中国・欧米でサービス
・鹿島<1812>ダム工事、生産性20%増、タワークレーン遠隔操作システム
・カネカ<4118>肌のうるおい、内側から、Q10ヨーグルト飲料
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(9月19・20日分)
<海外>
・06:45 NZ・7-9月期失業率(予想:5.0%、4-6月期:4.6%)
・06:45 NZ・7-9月期雇用者数増減(前期比予想:-0.4%、4-6月期:+0.4%)
在6日的交易中,我們需要關注以下3點。
■大選後,對經濟政策等的期望正在增加
■任天堂,25/3下修 營業利潤 3600億日元←4000億日元
■上午的焦點新聞:DMG森精機,在新潟縣長岡市進行生產重新佈局,集團聯合加速
■大選後,對經濟政策等的期望正在增加
6日的日本股市可能會在關注美國總統選舉結果的情況下展開交易。5日美國市場,道瓊斯指數上漲427點,納斯達克指數上漲259點。預計由於總統選舉的通行,市場預期消除不確定性,買氣佔優,市場出現上漲趨勢。此外,由於10月美國ISM非製造業景氣指數的意外改善,受到軟着陸預期的買盤也增強。芝加哥日經225期貨結算價比大阪高310日元,爲38970日元。美元兌日元匯率在151.60的水平盤整。
日經平均股價有可能從與芝加哥期貨的調整開始出現買氣佔優的趨勢。雖然在白天可能出現因總統選舉開票結果而引發波動的情況,但考慮到美國市場半導體股表現強勁,指數影響力大的股票可能會帶動日經平均股價走勢。此外,隨着總統選舉通過後,對經濟政策等的期待可能加劇,因此回調行情有望加劇買盤意願。
日經225期貨在夜間交易中一度漲到391,000日元。收盤價已經突破了作爲阻力位的25日均線,並意識到激發了賣空回補的趨勢。雖然大選後將迎來聯儲局公開市場委員會(FOMC)會議,但預計在通過兩大事件後,市場將迎來買盤,供需狀況有望偏向買方。然而,在財務報告達到峯值的同時,主動介入仍然有難度,但交易以指數爲主。另外,對那些經歷過業績公佈的股票等,再次獲得買盤的可能性較大。
隨着總統選舉逐漸揭曉,可能會出現短期的下跌階段,但可以採取回調買入策略。值得注意的是,東京證券交易所設定了在15:25至15:30之間的收盤競價時間段,這5分鐘內,股價不會波動,只接受訂單,採取盤口撮合方式。昨日的走勢顯示,日經平均股價在這5分鐘內從38556.26日元下跌至38474.90日元而結束。儘管只有5分鐘,但收盤競價的短期影響可能在未來繼續顯現。
昨晚的業績顯示,川崎船<9107>、東和藥品<4553>、松田產<7456>、FUJIMI<5384>、Workman<7564>、綜研化學<4972>、國際計量<7722>、日本電氣<1723>、和井田<6158>、雲W<3900>、DecorateHD<7372>、Nitta明膠<4977>、YamashinF<6240>等備受關注。
■任天堂,25/3下修 營業利潤 3600億日元←4000億日元
任天堂(adr)<7974>宣佈調整2025年3月期業績預測。營業收入從1.35萬億日元下調至1.28萬億日元,營業利潤從4000億日元下調至3600億日元。主力遊戲主機「任天堂Switch」和軟件銷售下滑。本季Switch銷售計劃減少20%至1250萬台,Switch軟件銷售數量減少20%至1億6000萬本,並分別自之前預測減少了100萬臺和500萬本。
前期注意事項
・日經平均上漲(38474.90、+421.23)
・道瓊斯指數上漲(42221.88、+427.28)
・納斯達克綜合指數上漲(18439.17、+259.19)
・芝加哥日經期貨上漲(38970、大阪比+310)
・SOX指數上漲(5057.83、+83.84)
・VIX指數下跌(20.49、-1.49)
・美國原油期貨上漲(71.99、+0.52)
・美國長期債券收益率下跌
・美國的通貨膨脹期待沉靜化
・活躍的股票回購
・東證提出企業價值提升要求
・DMG森精機<6141>在新瀉・長岡市進行生產重組,加快集團協作
・日精樹脂工業<6293>增強大型注塑機在美國工廠的生產能力,支持3000噸級產品
・柯尼卡美能達<4902>出售基因檢測業務的美國子公司,集中資源於功能性材料等領域
・獅王<4912>執行役員・中林紀彥先生,爲全員提升數字技能
・日本電產<6594>Nidec Machine Tools,擴大大型加工設備的銷售網絡,與意大利公司互相合作
・豐田通商<8015>與五十鈴汽車等8家公司合作,在新東名道路進行大型卡車自動駕駛實證
・馬自達<7261>全面推進組織文化改革,覆蓋工廠員工1萬人
・鈴木<7269>首款純電動汽車,明年夏季投放市場,印度進行量產模型生產
・奧馬<6103>擴展了針對車削和攻絲的AI功能,防止加工機損壞
・森永乳業<2264>與富士通合作,預測原材料價格波動,進行基礎開發
・日置電機<6866>評估和測量全固態電池材料,用於電動汽車系統
・美馬德米茲美<6479>貝沼由久會長兼首席執行官談論「未來的牀」
・戴塞<4202>擴大了在中國和歐美進行的受託合成和分析服務
・鹿島<1812>提高了大壩工程的生產率20%,實現了塔吊的遠程操作系統
・凱尼科<4118>從內部增加皮膚的水分,Q10酸奶飲料
上午事件日程表:
<國內>
・沒有特別的事情
・08:50 日本銀行金融政策決定會議紀要(9月19-20日)
<境外>
・06:45 新西蘭7-9月份失業率(預測:5.0%,4-6月份:4.6%)
・06:45 新西蘭7-9月份就業人數變動(環比預測:-0.4%,4-6月份:+0.4%)