東京センチュリーでは、2016年から「循環型経済社会への実現に貢献」を経営理念に掲げています。2050年カーボンニュートラルの実現に向け、社会的に脱炭素化が進む中、10年後の社会はどのような変化が予想されるでしょうか。部署や世代の異なる5人の社員が、それぞれの想いを1枚のフリップで表現。代表取締役社長の馬場高一氏と意見を交わした座談会の様子は、日本経済新聞に掲載されています。
本記事では、参加者のみなさんに座談会を終えた感想を伺いました。
情報発信と収集、地方から
営業第二部門 福岡営業部 石井 達也さん
――座談会で印象に残っていることはありますか。
石井
私は10年後の未来を表現するにあたって、「衆望と親愛」という言葉を選びました。当社のWebサイトの色味を用いて赤と青で表したところ、馬場社長がこのフリップを見て「静脈と動脈」とコメントしてくださったのが印象に残っています。まさに「心」をイメージして表現していたので、瞬時に話の全体像を捉え、社員の意見を汲み取ってくださった発言にカリスマ性を感じました。
――部署や世代の異なる方とお話しした感想をお聞かせください。
今回の座談会では、みなさんが会社の目指す方向や自分たちのやりたいことを強く発信している印象を受けました。地方からのビジネス展開、発信を大切にする一方で、自ら本社の情報を取得し、知見を深めることも改めて意識したいと思います。
金融を超えた価値提供を目指す
リース営業支援部門 ビジネスアドバイザリー部 石川 凌輔さん
――座談会を終えての感想をお聞かせください。
部署や世代の異なる方とお話する中で、携わっている分野が異なると、別の会社かと思えるほど業務も異なるのだと、新しい気づきがありました。将来的には、グローバルに働きたいという思いがあるため、海外でのビジネスでは業務スキルだけでなく、コミュニケーション能力も重要になるというお話が印象に残っています。
――入社前後で考え方が変わった部分はありますか。
入社前は、まずは与えられた業務をこなしていくのだろうと、一般的な社会人のイメージで東京センチュリーでの仕事を想像していました。実際は入社してからの3年、自分から物事を考え、業務を動かしていく感覚がありました。日頃から感じていたことですが、金融の領域を超えないと新たな価値を生み出せないのだと今回の座談会で再認識できました。
風通しのよさがやりがいに
スペシャルティ営業第一部門 船舶営業部 大内 茉美さん
――転職してからどのような想いで働いていましたか。
前職は銀行の一般職で、転職に際して総合職の営業になりました。入社してからのこの2年は、会社に貢献できるだろうかと不安に思う瞬間もありましたが、自分に何かできることはないかと、常に意識して過ごしていました。みなさんとお話する中で、個人のイノベーションを組織として集約することの重要性をあらためて感じました。
――社長とお話されてみていかがでしたか。
今回の座談会に参加して、当社は経営陣とのコミュニケーションの機会が多い会社だと感じました。経営層の方針が浸透しやすい風土であるとともに、社員の考えも経営層に届きやすく、自分の意見が実現できてやりがいも感じられるため、社員の会社へのロイヤリティが生まれやすい環境だと認識しています。
企業成長に別視点の「ESG」
国際営業部門 CSI Leasing, Inc.出向 マネージャー 飯森 大輔さん
――座談会で得た気づきや学びがあれば教えてください。
ESGは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の頭文字を取った言葉ですが、馬場社長が「Earning(収益)、Strong(強さ)、Growth(成長)」という新たな視点を付加していたことが印象的でした。企業が中長期的に生き残るには、まさに強い収益を上げながら成長していく必要があるのだと、あらためて考えさせられました。
さらに、馬場社長が会社を「自己実現の場」、いわば「パーク」として捉えていた点が印象的でした。その背景には、個々が自らの意思を持ち、主体的に人生を切り拓いていくことが求められているという考えがあると理解しています。また、「エンパワーメント(権限移譲)」をキーワードに挙げていたことも印象に残っています。平均年齢が上がる組織においては、若手社員が活躍できる環境づくりも、企業成長に欠かせないと理解しています。
笑顔忘れず、誇れる会社へ
経営企画部門 DX戦略部 下平 涼子さん
――座談会に際し、どのようなことを考えていましたか。
今後10年を考えるにあたって、これまでの会社人生を振り返りました。新卒で入社し、会社も自分も時代とともに変化してきましたが、変化したからこそ、今もなお笑顔を忘れずに働けているのだと実感します。これまでと同じく笑顔を忘れず、そしてこの先の未来がどのように変わっていくか、変化に希望を持てる状態を次の世代にもつないでいきたいです。
――今後の東京センチュリーに期待することは何ですか。
東京センチュリーには、子どもや孫に「お母さんはここで働いていたんだよ」と誇れる会社であってほしいと思っています。10年後は定年を迎えて退職しているかもしれませんが、座談会でみなさんの意見を伺い、きっと10年後も胸を張れる会社であると確信できました。
飯森 大輔(いいもり・だいすけ)
国際営業部門 CSI Leasing, Inc.出向 マネージャー
2014年に中途入社。首都圏営業部門でエリア営業を経て、2020年に国際部門へ異動。米IT機器リース子会社であるCSI(CSI Leasing, Inc.)に派遣され、中南米・アジアにおける日系企業の開拓や、グローバルディールの取引推進を担う。
下平 涼子(しもだいら・りょうこ)
経営企画部門 DX戦略部
営業アシスタントとして入社後、リース営業や総務人事などを経て現職。社内のコミュニケーション活性や、スタートアップ企業の新しい技術を社内に展開する取り組みに注力。同社の育休取得第一号。
大内 茉美
スペシャルティ営業第一部門 船舶営業部
中途入社2年目。専門性の高い金融業務に携わりたいとの思いから入社。サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワークの策定および、サステナビリティ・リンク・リース 第1号案件組成のメイン担当として活躍。
石井 達也
営業第二部門 福岡営業部
新卒入社7年目。首都圏営業部でのエリア営業を経て2年前に福岡営業部へ異動。自治体等のカーボンニュートラル実現に向けた課題に対し伴走型支援を行っている。九州全域から全国へ取り組みを推進する。
石川 凌輔(いしかわ・りょうすけ)
リース営業支援部門 ビジネスアドバイザリー部
新卒入社3年目。国内リースの営業推進を行うビジネスアドバイザリー部に所属。カーボンクレジットを始めとする脱炭素関連事業や営業からの相談対応、債権の流動化などに広く携わる。
東京世紀自2016年起將「爲實現循環型經濟社會貢獻」作爲經營理念。爲了實現2050年碳中和,隨着社會上脫碳化進程的推進,十年後的社會將會發生哪些變化呢?來自不同部門和世代的五位員工,用一張幻燈片表達各自的想法。與代表董事長馬場高一先生進行過意見交流的座談會情況已刊登在《日本經濟新聞》上。
本文中,我們採訪了參與者對座談會結束後的感想。
信息發佈與收集,從地方開始
銷售第二部門 福岡營業部 石井達也先生
――座談會中有沒有讓你印象深刻的事情?
石井
在表達我對10年後未來的想法時,我選擇了「衆望和親愛」這個詞。我們用公司網站的色調來用紅色和藍色表示,馬場社長在看到這個幻燈片時評論道「靜脈和動脈」,讓我印象深刻。正是因爲我將其表現爲「心」的形象,所以我感受到他迅速把握到整個話題,採納員工意見的發言中蘊含着一種魅力。
——請告訴我與不同部門和世代的人員交談後的感想。
這次座談會上,我印象深刻地感受到大家強烈傳達了公司的發展方向以及個人想要做的事情。除了重視來自地方的業務拓展和傳播外,我也意識到我們需要積極獲取總部信息,加深見解。
致力於提供超越金融的價值
李爾經營支援部 業務諮詢部 石川凌輔先生
――請告訴我您對座談會的感想。
部門和世代不同的人交談中,發現涉及的領域不同,工作也就如同是另一家公司一樣不同,給我帶來了新的啓發。考慮到未來希望在全球範圍內工作,因此留下了海外業務中除了業務技能外,溝通能力也很重要的印象。
――入職前後您的想法有什麼變化嗎。
入職前,我曾以一般上班族的形象想象在東京世紀的工作將是先完成分配的任務。實際上,在入職後的3年裏,我有自己思考事物並推動工作的感覺。我平時也有這種感覺,除非跨越金融領域,否則無法創造新的價值,這次圓桌會議讓我再次意識到這一點。
通風良好的環境帶來了動力
特殊銷售第一部門 船舶銷售部 大內茉美
――轉職以來你是怎樣的心情在工作呢?
我之前在銀行做一般性工作,轉職後成爲綜合職的銷售。入職以來的這兩年裏,我曾懷疑自己是否能爲公司做出貢獻,但也一直意識到自己是否能做些什麼。在與大家交談中,我再次感受到個人創新對組織匯聚的重要性。
——與社長交談後的感受如何?
參加了這次座談會後,我感覺我們公司是一個與管理團隊溝通機會較多的公司。公司營造了一種易於傳達管理層方針的文化,員工的想法也更容易傳達給管理層,因此我認爲在這樣的環境中,自己的想法能夠實現,也能感受到工作的樂趣,員工很容易產生對公司的忠誠度。
企業增長的另一個視角是「ESG」
國際業務館HK銀行融資租賃公司借調 經理 飯森 大輔先生
——請分享在座談會中獲得的啓發和學習。
ESG是環境、社會、治理的首字母縮寫,但馬場社長提出在收益、強度、成長等新視角的印象深刻。企業要長期生存,必須在取得強勁收益的同時不斷成長,這讓我重新思考。
此外,馬場社長將公司視爲 "自我實現的場所 ",可以說是 "公園 "這一點給我留下了深刻的印象。我理解,背後有這樣一個思想:每個人都被要求擁有自己的意志,積極主動地開啓自己的人生。此外,提到 "賦權(權力下放)"這一關鍵詞也讓我印象深刻。我理解,在年齡漸長的組織中,營造年輕員工能夠有所作爲的環境對企業成長是不可或缺的。
微笑常在,成爲令人自豪的公司
管理團隊 DX戰略部 下平涼子女士
——在座談會期間,您在想些什麼?
在思考未來10年時,我回顧了自己過去的職業生涯。從作爲新畢業生入社開始,公司和我本人都隨着時代而變化,但正是因爲這種變化,我才能在如今仍保持微笑地工作。我希望像過去一樣不忘微笑,並期待將來會如何變化,把希望傳遞給下一代。
――對於未來的東京世紀,您有什麼期待?
我希望東京世紀成爲一個能夠自豪地告訴孩子和孫子「媽媽曾在這裏工作過」的公司。10年後,我可能已經退休,但在座談會上聽取大家的意見,我堅信10年後也會是令人自豪的公司。
飯森大輔(いいもり・だいすけ)
國際業務部門 CSI租賃公司 出任經理
2014年加入該公司。在首都圈銷售部門擔任區域銷售後,於2020年調入國際部門。被派駐到美國IT設備租賃子公司CSI(CSI租賃公司),負責拓展中南美和亞洲的日本企業,推動全球交易。
下平涼子(しもだいら・りょうこ)
經營策劃部門 數字化轉型戰略部
加入後擔任銷售助理,經歷租賃銷售、總務人事等工作後,現任職。致力於激發公司內部溝通活力,推廣新興技術給創業公司,是公司首位申請育嬰假的員工。
大內茉美
特色業務第一部門 船舶業務部
中途入職2年。出於對專業金融業務的熱情加入公司。作爲可持續性鏈接融資框架的制定者,並擔任可持續性鏈接租賃第1號項目的主要責任人,發揮着重要作用。
石井達也
業務第二部門 福岡業務部
新入職7年。在首都圈銷售部門從事區域銷售工作,兩年前調任至福岡銷售部門。爲實現自治體等的碳中和目標提供陪伴式支持。推動從九州全區到全國的工作。
石川凌輔(いしかわ・りょうすけ)
租賃業務支持部 業務諮詢部
新入職第三年。加入國內租賃業務推動的業務諮詢部門。廣泛參與碳中和相關業務,包括從銷售諮詢到債權流動化等。