坪田ラボ<4890>は12日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)決算を発表した。売上高が前年同期比887.0%増の4.86億円、営業利益が0.69億円(前年同期は4.08億円の損失)、経常利益が0.65億円(同4.03億円の損失)、中間純利益が0.44億円(同2.93億円の損失)となった。
研究開発では引き続き、新規知財の発見及び新規パイプライン追加のために基礎研究を共同研究機関先との連携を拡大している。うつ病及びパーキンソン病を対象としたTLG-005の特定臨床研究の速報結果で有効性を示す結果が得られたことに加え、緑内障の点眼薬を適応拡大し、近視の進行を予防する点眼薬として開発しているプロジェクト(TLM-007)の特定臨床研究における被験者の組み入れも完了した。研究論文では、「血管反応スクリーニングのためのin vitro脈絡膜複合体の確立」を公表した。
事業開発では、ポテンシャルの大きい中国市場への参入が急劇に進展した。中国の国家レベルでの近視研究の中心である浙江省温州「Eye Valley」に日本企業で初めてオフィスを開設したことや同社代表坪田一男が温州医科大学眼科の客員教授に就任したことに加え、9月には中国の大手眼科用医薬品メーカー「Shenyang Xingqi Pharmaceutical Co., Ltd.」と特定の地域における特許ライセンス契約を締結した。これにより、同社の保持する特許に基づいた治療法を中国において広く提供することができる見込みである。
2025年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比78.2%増の12.00億円、営業利益が1.31億円、経常利益が1.30億円、当期純利益が1.00億円とする期初計画を据え置いている。
坪田實驗室<4890>於12日公佈了2025財年第2季度(24年4月至9月)的業績。營業收入同比增長887.0%,達4.86億日元;營業利潤爲0.69億日元(去年同期虧損4.08億日元);常態利潤爲0.65億日元(同4.03億日元虧損);淨利潤爲0.44億日元(去年同期虧損2.93億日元)。
在研究開發方面,進一步擴大了與共同研究機構的基礎研究合作,以發現新的知識產權並增加新的管道。TLG-005針對抑鬱症和帕金森病的特定臨床研究速報結果顯示其有效性,並且擴大了青光眼的滴眼藥的適應症,開發用於預防近視進展的滴眼藥項目(TLM-007)的特定臨床研究招募工作也已完成。在研究論文中,公佈了「建立體外脈絡膜複合物的血管反應篩選」的研究成果。
在業務開發方面,公司快速拓展進入潛力巨大的中國市場。首次在中國浙江省溫州「Eye Valley」成爲中國國家級近視研究中心後,開設了日本企業的辦公室,公司代表坪田一男還獲任聘爲溫州醫科大學眼科的客座教授,同時於9月與中國知名眼科藥品製造商「瀋陽興琦醫藥有限公司」簽署了針對特定地區的專利許可協議。這將使公司能夠在中國廣泛提供基於其擁有的專利的治療方法。
2025年3月期末業績預計,營業收入將增長78.2%,達到12億日元,營業利潤爲1.31億日元,經常性利潤爲1.30億日元,淨利潤爲1.00億日元,與期初計劃相同。