■業績動向
3. 財務状況と経営指標
クリーク・アンド・リバー社<4763>の2025年2月期中間期末の資産合計は前期末比3,245百万円増加の28,664百万円となった。2024年は8月末が休日にあたったことで各種債務の支払日が翌月初にずれ込んだこともあり、現金及び預金を中心に残高が膨らむ格好となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が2,783百万円増加し、固定資産では有形固定資産が355百万円、ソフトウェア等の無形固定資産が186百万円それぞれ増加した。
負債合計は前期末比3,670百万円増加の13,343百万円となった。有利子負債が1,629百万円増加したほか、営業未払金が307百万円、預り金が1,413百万円それぞれ増加した。預り金については社会保険料の支払い日が翌月初にずれ込んだことが増加要因となっている。純資産合計は同424百万円減少の15,320百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益1,470百万円を計上した一方で、配当金支出918百万円や自己株式を994百万円取得したことが減少要因となった。
経営指標では、経営の安全性を示す自己資本比率が前期末の61.2%から53.0%に低下したが、8月末日が休日となった影響で負債額が膨らんだことや、自己株式取得を実施したことが要因であり、ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)については同1,154百万円増加の10,078百万円と過去最高水準に積み上がっていることから、財務内容は引き続き健全な状況にあると判断される。同社では手元キャッシュを引き続き成長投資やM&A資金、株主還元などに充当する方針を示している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
■業績趨勢
3.財務狀況和管理指標
截至2025/2過渡期末,Creek & River(4763)的總資產較上一財年末增加了32.45億日元,達到286.64億日元。由於8月底是2024年的假期,各種債務的還款日期已推遲到下個月初,因此餘額似乎將主要以現金和存款形式增長。從增減的主要因素來看,流動資產中現金和存款增加了27.83億日元,有形固定資產增加了3.55億日元,軟件等無形固定資產分別增加了1.86億日元。
總負債較上一財年末增加了36.70億日元,達到133.43億日元。除了計息債務增加了16.29億日元外,未償運營帳戶分別增加了3.07億日元和存款1.413億日元。至於存款,增加的原因是社會保險費的繳納日期推遲到下個月初。總淨資產減少了4.24億日元,至153.2億日元。雖然歸屬於母公司股東的季度淨利潤爲14.7億日元,但9.18億日元的股息支出和9.94億日元的庫存股收購是導致下降的因素。
根據管理指標,表明管理安全的資本充足率從上一財年末的61.2%下降到53.0%,但由於8月底成爲假期,債務金額增加,並且由於淨現金(現金和存款-計息債務)已累計至10.78億日元的歷史新高,增加了11.54億日元,因此確定財務細節繼續處於健康狀態。該公司已表示將繼續將手頭現金分配給成長型投資、併購基金、股東回報等的政策。
(作者:FISCO 客座分析師佐藤喬)