オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、このたび、当社がDampskibsselskabet NORDEN A/S(本社:デンマーク、CEO:Jan Rindbo)へ用船中の保有船にて、バイオ燃料を使用した試験航行を開始しますので、お知らせします。なお、自社船でバイオ燃料を使用するのは当社初の取り組みです。
先進的なバイオ燃料は、植物由来の原料から成る廃食油などから製造されています。植物が成長する過程で大気中のCO2を吸収しているため、化石燃料と比較してGHG排出量が大幅に削減されます。
また、船舶用のバイオ燃料は、既存船のエンジンなどの機関設備に大幅な改造を施すことなく使用できるため、既存船の運航におけるCO2削減策として注目されています。
今回の試験航行では、従来使用されてきた重油と廃食油由来のバイオ燃料との混合燃料を使用し、安全航行の検証およびCO2排出削減量を評価します。混合燃料の使用により、約15~20%※1のCO2を削減できる見込みです。
オリックスグループは、ESG関連の「重要課題」ならびに「重要目標」のひとつとして、温室効果ガス(GHG)排出削減目標を設定※2し、サステナビリティ活動を推進しています。船舶事業においても、ソフトセイルを用いた省エネ運航の実証実験※3や、メタノール燃料船発注※4などに取り組んでいます。
今後もこれまでに培った経験や専門性をもとに、海運の脱炭素化など、サステナビリティにつながる取り組みを推進してまいります。
※1 「INTERIM GUIDANCE ON THE USE OF BIOFUELS UNDER REGULATIONS 26, 27 AND 28 OF MARPOL ANNEX VI (DCS AND CII)」(出典:国際海事機関)をもとに当社にて算出
※2 2021年11月4日付プレスリリース:ESG関連の「重要課題」「重要目標」の設定ならびに「サステナビリティ委員会」の設置について
※3 2024年10月17日付プレスリリース:風力を活用した省エネ運航の実証実験を開始
※4 2024年7月8日付プレスリリース:メタノール燃料船を含む次世代環境対応船3隻の新造船を発注
歐力士股份有限公司(總部:東京都港區、總裁:井上 亮)宣佈,由於公司的船舶與丹麥Dampskibsselskabet NORDEN A/S(總部:丹麥、CEO:Jan Rindbo)的船舶簽訂船舶租賃合同,在所擁有的船舶上將開始使用生物燃料進行試航。這也是我司首次在自家船舶上採用生物燃料。
先進的生物燃料主要由植物來源的廢食用油等原材料製成。植物在生長過程中吸收大氣中的CO2,因此與化石燃料相比可大幅減少溫室氣體排放量。
此外,船舶用生物燃料無需對現有船舶的發動機等設備進行重大改造即可使用,因此備受關注作爲現有船舶運營中減少CO2排放的一項措施。
本次試航將使用傳統重油與廢食用油來源的生物燃料混合燃料,對安全航行進行驗證並評估CO2排放減少量。預計使用混合燃料可減少約15~20%※1的CO2排放。
歐力士集團將溫室氣體(GHG)減排目標視爲esg概念的「重要課題」和「重要目標」,並制定相應的減排目標,推動可持續發展。在船舶業務中,積極開展使用軟帆進行節能運營的驗證實驗※3,以及訂購甲醇燃料船※4等工作。
我們將繼續根據積累的經驗和專業知識,推動海運行業的脫碳工作等可持續發展項目。
※1 根據「關於根據《MARPOL VI附件第26、27和28號規定使用生物燃料的臨時指導(DCS和CII)」(來源:國際海事組織)由我司計算
2021年11月4日新聞稿:關於設定esg概念的「重要課題」、「重要目標」和成立「可持續性委員會」
※3 2024年10月17日新聞發佈:開始利用風力進行節能航行的實證實驗
※4 2024年7月8日新聞發佈:訂購包括甲醇燃料船在內的下一代環保船3艘新船