富士通株式会社(注1)(以下、富士通)と、SAP Fioneer GmbH(注2)(エスエーピー・ファイオニア、以下、SAP Fioneer)は保険業界におけるお客さまのデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するために、パートナーシップ契約を締結しました。本契約に基づき、富士通は、グローバルな業界標準で保険商品や契約管理といった保険の基幹業務をパッケージ化したクラウドベースプラットフォーム「Cloud for Insurance」(注3)の日本向け商品を開発するなど、SAP Fioneerと商品企画・開発・マーケティングにおける連携を行い、金融機関のDXを推進する施策を展開します。
テクノロジーの進化と、少子高齢化やデジタルネイティブ世代の台頭、FinTech企業の参入などにより、保険業界の顧客ニーズや競争環境は大きく変化しています。保険会社が競争優位性を確保するためには、既存システムの老朽化やブラックボックス化、IT人材の不足などの問題への対応や、コンプライアンス強化に向けてDXへの取り組みを加速する必要があります。国内の保険業界のお客さまは、富士通が提供を予定している「Cloud for Insurance」の日本市場版を活用することで、商品管理、見積もり、引き受け、契約管理、保険金支払いなどの共通的な業務システムを、迅速に標準化することが可能となります。これにより、IT人材の安定的な確保や品質向上を実現しながら、新規商品開発や販路開拓など付加価値が高い領域へ人や投資などの資源を集中し、競争優位性を築くことができます。また、本商品を保険業界の業務やデータ連携のデファクトスタンダード(事実上の標準)として展開することで、保険会社の商品、チャネル、プロセスの変革やガバナンス強化を推進することを目指します。
本パートナーシップ契約に基づき、富士通は今後お客さまとの実証実験を実施し、「Cloud for Insurance」日本市場版の有用性を検証するとともに、2026年3月までにサービスの提供開始を予定しています。
富士通株式会社 執行役員EVP グローバルカスタマーサクセスビジネスグループ 副グループ長 八木 勝のコメント
本日、SAP Fioneerとの戦略的パートナーシップを発表できることを大変うれしく思います。このパートナーシップは、金融機関のお客さまのDXを支援する上で極めて重要な一歩です。SAP Fioneer の金融サービス向けソリューションと、当社が金融業界のお客さまのシステム開発において培ってきた知見や品質を組み合わせることで、お客さまにこれまで以上に革新的で効率的なソリューションを提供できると確信しています。当社はこのパートナーシップを通じて、商品企画から開発、マーケティングまでSAP Fioneerと緊密に連携し、金融業界のDXを強力に推進していきます。
SAP Fioneer アジアおよび保険部門 マネージングディレクター Japan/ Korea 取締役社長 Chirag Shah(チラグ・シャー)のコメント
日本の保険市場では、ローカルの規制や特有の機能要件の複雑さに対応するソリューションが求められています。こうした日本の保険業界のニーズに柔軟に適応するパッケージソフトウェアへのご要望が非常に多く、富士通とのパートナーシップにより、ローカライズされたビジネスコンテンツとグローバルな業界ベストプラクティスを備えた、保険基幹業務プラットフォームの日本版を提供することで、お客さまの課題解決をサポートします。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
注1
富士通株式会社:
本店:神奈川県川崎市、代表取締役社長:時田 隆仁
注2
SAP Fioneer GmbH:
本社:ドイツ・ヴァルドルフ、CEO:Dirk Kruse
※日本法人は、SAP Fioneerジャパン株式会社(本社:東京都港区)
注3
Cloud for Insurance:
商品管理、見積もり、引き受け、契約管理、保険金支払い、請求収納などの保険の基幹業務をEnd to EndでカバーするSAP Fioneerのソリューション。グローバルでさまざまな保険会社向けのSAP Fioneerの高性能で確かなテクノロジーを基盤に構築されており、世界的な大手保険会社をはじめグローバルな展開実績がある。
本件に関するお問い合わせ
富士通株式会社
SAP Fioneer GmbH
E-mail:press@sapfioneer.com
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
富士通公司(注1)(以下簡稱富士通)與SAP Fioneer GmbH(注2)(SAP Fioneer,以下簡稱SAP Fioneer)爲支持保險行業客戶的數字化轉型(DX),已簽署合作協議。根據該協議,富士通將與SAP Fioneer合作,包括開發基於雲的保險核心業務模塊化平台「Cloud for Insurance」(注3)的日本版產品,以支持金融機構的DX推進。
隨着技術的進步,少子高齡化、數字原住民一代的崛起以及FinTech公司的進入,保險行業的客戶需求和競爭環境發生了巨大變化。爲確保保險公司的競爭優勢,必須加速應對老化系統、黑盒化、IT人才短缺等問題,推動DX以加強合規性。國內保險行業客戶通過使用富士通即將推出的「Cloud for Insurance」日本市場版產品,可以快速實現商品管理、報價、承保、合同管理、理賠等通用業務系統的標準化。這樣一來,可以穩定保障IT人才並提升質量,集中資源到包括新產品開發和市場拓展在內的高附加值領域,從而建立競爭優勢。此外,通過將該產品作爲保險行業業務和數據互連的事實標準推廣,旨在推動保險公司的產品、渠道、流程變革以及加強治理。
基於此合作協議,富士通將進行與客戶的實證實驗,驗證「Cloud for Insurance」日本市場版的實用性,並計劃在2026年3月前開始提供服務。
富士通公司執行董事EVP 全球客戶成功業務群 副群長 八木勝的評論
今天,我非常高興地宣佈與SAP Fioneer的戰略合作伙伴關係。這一合作對於支持金融機構客戶的DX至關重要。我們深信,結合SAP Fioneer針對金融服務的解決方案和我們在金融行業客戶系統開發方面積累的經驗與質量,我們可以向客戶提供比以往更具創新和高效的解決方案。通過這一合作伙伴關係,我們將與SAP Fioneer在商品規劃、開發和營銷等方面緊密合作,積極推動金融行業的DX。
SAP Fioneer亞洲和保險部門管理總監日本/韓國執行董事長Chirag Shah(鄭肅裕)的評論
在日本的保險市場中,針對本地法規和特定功能要求的解決方案備受青睞。針對這些日本保險行業的需求,非常需要能靈活應對的本地化業務軟件。通過與富士通的合作,我們將提供既定業務內容和全球行業最佳實踐的本地保險核心業務平台,以支持客戶解決問題。
商標:本文中提到的產品名稱等專有名詞是各自廠商的商標或註冊商標。
所述產品名稱等專有名詞均爲各公司的商標或註冊商標。
註解
備註1
富士通株式會社:
總部:神奈川縣川崎市,代表執行董事社長:時田 隆仁
註解2
SAP Fioneer GmbH:
總部:德國·瓦爾多夫,CEO:Dirk Kruse
※日本法人是SAP Fioneer Japan株式會社(總部位於東京都港區)
注3
保險雲:
商品管理、報價、承保、合同管理、保險金支付、賬單收款等保險的核心業務全流程覆蓋的SAP Fioneer解決方案。構建在SAP Fioneer專爲全球各種保險公司提供的高性能可靠技術基礎之上,除了世界領先的大型保險公司外,還具有全球化部署記錄。
有關此事的詢問
富士通株式會社
SAP富拓 GmbH
郵箱:press@sapfioneer.com
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