2024年11月20日
SBIホールディングス株式会社
株式会社新日本科学
Plug and Play, LLC

SBIホールディングス株式会社（本社 東京都港区、代表取締役会長兼社長：北尾吉孝、以下「当社」といい、その連結子会社等をあわせて「当社グループ」といいます。）と株式会社新日本科学（本社 鹿児島県鹿児島市、代表取締役会長兼社長：永田良一、以下「SNBL」といい、その連結子会社等をあわせて「SNBLグループ」といいます。）が2024年9月に設立した共同ファンド「SBI US Gateway Fund」（以下、「本共同ファンド」）に、Plug and Play, LLC（本社：米国カリフォルニア、創業者兼CEO：Saeed Amidi、以下「Plug and Play」）が共同GPとしての参画を前提にパートナーシップ契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。

当社とSNBLは、2024年７月31日に米国におけるビジネスインキュベーション事業に関する業務提携を発表しており、その一環として、2024年9月に本共同ファンドを設立いたしました。本共同ファンドは、当社グループとSNBLグループが持つ豊富な知識と経験を活かし、北米におけるアーリーステージのスタートアップ企業を対象とした投資による資金供給を目的としており、早期の段階から有望な企業を支援することを目指しています。

Plug and Playは、米国シリコンバレーに本社を置く世界最大手のイノベーション・プラットフォームで、世界60以上の拠点でスタートアップ・アクセラレーション・プログラムを提供し、これまで5,600社以上のスタートアップ、30社以上のユニコーン企業を支援してきました。また同社は、ベンチャーキャピタルとして年間250社を超えるスタートアップへの投資を行っており、大手企業とスタートアップを繋ぐオープンイノベーション支援に強みを有しています。日本においては、政府主導プロジェクト「J Star X」への参画などを通じて、日本人起業家のアジア、北米、欧州等への海外進出支援にも取り組んでいます。

Plug and Playの本共同ファンドへの参画により、同社が有する広範なグローバルネットワークとイノベーションの専門知識を活かし投資先企業を指導・支援することで、本共同ファンドの投資先企業に対し戦略的な成長機会が提供されることが期待されます。
また、Plug and Playは本共同ファンドへの参画を前提に、米国シアトル地域における同社初の拠点を当社グループとSNBLグループが米国ワシントンに設置したビジネスインキュベーション施設「SNBL Global Gateway (SGG)」*1とワシントン大学の2拠点で設立すると共に、日米のスタートアップ企業を対象としたスタートアップ・アクセラレーション・プログラムの提供を開始します。本取り組みによってPlug and Playはシアトル地域への進出を果たすとともに、当社グループおよびSNBLグループにおいては、インキュベーション施設の集客力向上および米国ベンチャー市場におけるプレゼンスの拡大に繋がるものと考えています。

当社グループ、SNBLグループ、およびPlug and Playは、今後も引き続き、米国市場における新たなビジネスチャンスの発掘に努め、次世代の産業育成および世界的なバイオテクノロジー・創薬エコシステムの発展に積極的に貢献してまいります。

なお、本件における当社の連結業績への影響は軽微であると見込んでおりますが、中長期的に各社の業績および企業価値の向上に資するものであると考えております。

以上