■会社概要
1. 会社概要
セレコーポレーション<5078>は、土地有効活用のコンサルティング、自社開発物件から賃貸経営までワンストップで行うビジネスを強みとする「アパート専門メーカー」である。東京圏・若者たち・鉄骨造アパートに絞り込み、圧倒的シェアを誇るニッチトップ企業を目指している。企業理念に「子どもたちの 子どもたちの 子どもたちへ」を掲げ、「日本の、そして地球のよりよい未来をつくるために、この国の豊かさをつくりだした先人たちに敬意を表し、感謝の気持ちを抱きながら、この豊かさがよりいっそう広がる未来を描くこと。そのために社会に貢献する永続企業でなければならない」と考えている。事業目的は「ゲスト(入居者)に最高の笑顔と感動を届け続ける」「社員一人ひとりの幸せの総和が企業価値」とし、持続可能な安定的成長を経営方針としている。企業理念や事業目的の理解・浸透を図り、社員一人ひとりの日常業務に紐付け、リスクの高い性急な成長路線を志向したり、いたずらに規模を追ったりすることはなく、身の丈に合った堅実経営を貫き永続企業を目指している。
同社のコーポレートシンボルマークは、『「人」は一人より二人、二人より三人と寄り添い協調し、協力し合うことによりその「財」をきらめかせることができる』という考えの下、新しい価値を生み出す人財と人財の融合を象徴している。メインカラーのブルーは、雲ひとつなく澄み渡る晴天の色であり、天を指し示し常にチャレンジを忘れず飛躍を目指す姿を示したフォルムとともに、無限の未来や可能性を象徴している。
2025年2月期中間期末時点の資産合計は24,246百万円、資本金は447百万円、自己資本比率は81.7%、発行済株式数は3,491,900株(自己株式104,302株含む)である。
2. 沿革
同社は、2002年12月ニツセキハウス工業(株)より、工業化住宅等の首都圏の営業権及び福岡工場を譲り受け、建築請負事業を開始した。2006年9月、賃貸経営事業の元となる(株)デ・リードと共同株式移転方式により持株会社を設立し、その後2009年1月に吸収合併した。2011年12月にはセレレントパートナーズ(現 連結子会社)を設立し、賃貸保証事業を開始した。2013年1月には、来店型営業へのシフトに当たり、顧客がわかりやすく利便性の高い立地として、本社を現在の東京都中央区京橋に移転した。2020年10月の千葉工場本格稼働による福岡工場閉鎖、2021年12月の中国子会社の売却により、経営資源を東京圏に集中させた。
2021年3月にアメーバ経営の本格運用を開始し、経営判断の迅速化と事業別損益の明確化を目的に機能別から事業別へ組織変更を実施した。2022年3月に東京証券取引所(以下、東証)第2部に上場し、同年4月の同市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行した。また、同年11月には、千葉工場にて品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」の認証を取得した。
3. CEL未来戦略
同社は、顧客ターゲットを「若者」にフォーカスし、ストック事業を基盤とした収益力のある経営基盤を確立するため、「CEL未来戦略」を掲げている。竹林の様に地下茎でつながりながら、関連事業会社の多面的経営を展開し、シナジー効果により売上高1,000億円、売上高営業利益率10%規模の事業集団への成長を目指している。また、若者の多様化する価値観、生活様式、消費スタイル、興味や関心の変化などを多面的に検証し、研究するシンクタンクとして「TOKYO 若者Style 研究所」を構想している。足元のスタートアッププロジェクトとしては、共立女子大学との産学連携プロジェクトを実行している。
4. セレ アカデミー
同社は、事業を永続させるため、次世代経営者の育成を目的とする「セレ アカデミー」を運営している。京セラ<6971>グループの京セラコミュニケーションシステム(株)とアメーバ経営教育を行い、「全員参加経営の実現」「経営者意識を持つ人財の育成」「市場に直結した部門別採算制度の確立」を推進している。アメーバ経営では各部門を細分化し、翌月~翌々月までの予定や採算を作成し、管理することでそれぞれが安定した利益を創出できる。アメーバ経営のベースとなり、事業永続の拠り所となるセレフィロソフィを作成した。今後の同社の経営を担う次世代の経営陣・社員が持つべき判断基準・行動指針を明確化することで、企業理念・事業目的の実現に役立てる。価値観・判断基準は、創業者が直接事業継承をする次世代の経営陣だけでなく、連綿と経営を受け継ぐ後進者も学ぶことができる普遍性の高い内容を目指している。このため、今現在の個別の経営課題や問題意識に過度にとらわれることなく、事業永続に必要となる経営哲学を、創業者の人生経験を踏まえて幅広く構成している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
■公司概述
1。公司概述
Cere Corporation <5078>是一家 「公寓專業製造商」,其優勢在於就有效的土地利用提供諮詢,以及從內部開發的房地產到租賃管理的一站式業務。我們的目標是通過將其範圍縮小到東京地區、年輕人和鋼結構公寓,成爲一家擁有壓倒性市場份額的利基頂級公司。「致孩子的孩子」 被設定爲企業理念,「向我們的祖先致敬,他們爲日本和地球創造更美好的未來,創造了這個國家的財富,並描繪了一個在懷着感激之情的同時,這種富裕將進一步擴張的未來。爲此,它必須是一家爲社會做出貢獻的永久企業。」經營目標是 「繼續爲客人(居民)帶來最美好的笑容和興奮」,「每位員工幸福的總和就是企業價值」,管理方針是可持續和穩定的增長。我們的目標是了解和灌輸企業理念和業務宗旨,將其與每位員工的日常工作聯繫起來,通過堅持高風險的快速增長道路或頑皮地追逐規模,堅持適合個人身高的穩健管理,以建立永久性企業爲目標。
公司的企業標誌象徵着人力資源和人力資源的融合,在 「人」 可以依靠兩個人而不是一個人、三個人而不是兩個人合作的理念下創造新的價值,通過相互合作使這些 「商品」 閃閃發光。主色藍色是沒有一朵雲的晴朗晴朗天空的顏色,再加上一種表示天空的形態,描繪了一個在不忘挑戰的情況下向前邁進的人物,它象徵着無限的未來和可能性。
截至2025/2年過渡期末,總資產爲242.46億日元,資本存量爲4.47億日元,資本充足率爲81.7%,已發行股票數量爲3,491,900股(包括104,302股庫存股)。
2。歷史
該公司從2002/12年起接管了東京都市區工業化住房等的營業權和福岡工廠,並開始了建築合同業務。2006/9年,以股份轉讓方式與作爲租賃管理業務來源的De Reed Co., Ltd.成立了一家控股公司,然後在2009/1年度吸收併合並。2011/12年度,Celerent Partners(現爲合併子公司)成立,租金擔保業務開始了。2013/1年,總部遷至現在的東京中央區京橋,由於轉向門店參觀業務,該地點易於客戶理解,也非常方便。由於千葉工廠在2020/10年度全面運營導致福岡工廠關閉,以及2021年12月出售中國子公司,管理資源集中在東京地區。
變形蟲管理層的全面運營始於2021年3月,並實施了從職能到業務的組織變革,目的是加快管理決策並明確業務損益。它於2022/3年在東京證券交易所(以下簡稱東京證券交易所)第二部分上市,並由於同年4月進行了同樣的市場分類審查,過渡到標準市場。此外,同年11月,千葉工廠獲得了質量管理體系國際標準 「ISO9001」 的認證。
3.CEL 未來戰略
該公司專注於客戶目標 「年輕人」,並制定了 「CEL未來戰略」,以建立基於股票業務的盈利管理基礎。在像竹林一樣通過地下根莖連接起來的同時,我們正在發展相關業務公司的多方面管理,我們的目標是發展成爲一個銷售額爲1,000億日元的業務集團,由於協同效應,營業利潤率爲10%。此外,「東京青年風格研究所」 被設想爲一個智囊團,以多方面的方式審查和研究年輕人多樣化的價值觀、生活方式、消費方式和利益變化。作爲目前的初創項目,他們正在與共立女子大學實施一項產學合作項目。
4。塞雷學院
該公司經營着 「Cere Academy」,旨在培訓下一代經理,以延續業務。變形蟲管理教育是與京瓷<6971>集團旗下的京瓷通信系統株式會社共同進行的,他們正在推動 「實現全員參與的管理」、「培養具有管理意識的人力資源」 以及 「建立與市場直接相關的部門盈利體系」。在變形蟲管理中,每個部門都是細分的,每個部門都可以通過創建和管理下個月到未來兩個月的時間表和收益來產生穩定的利潤。我們創建了一種思維哲學,這是變形蟲管理的基礎,也是延續業務的基礎。通過闡明下一代管理層和負責公司未來管理的員工應有的判斷標準和行動指南,這對於實現企業理念和業務目標很有用。價值觀和判斷標準旨在提供高度普遍的內容,在這些內容中,創始人不僅可以向創始人直接繼承業務的下一代管理團隊學習,還可以向繼承持續管理的人學習。出於這個原因,業務連續性所必需的管理理念是根據創始人的生活經歷以多種方式構建的,不受當前個人管理問題或問題意識的過度約束。
(由 FISCO 客座分析師茂木良司撰寫)