■LeTech<3497>の業績動向
1. 2024年7月期の業績概要
同社の2024年7月期の業績は、売上高14,795百万円(前期比7.5%減)、営業利益1,530百万円(同9.9%増)、経常利益1,109百万円(同35.1%増)、当期純利益1,079百万円(同7.1%減)と、経常利益ベースで大幅な増益となった。
国内経済は、コロナ禍による経済活動の停滞が終息、雇用環境や企業収益が改善し、訪日観光客数が2019年を大きく上回るなど、回復基調で推移した。1ヶ月当たりの海外からの入国者数が300万人を超える月もあった。同社の属する不動産業界においては、都市圏のマンションを中心に依然として不動産市況が底堅く推移した。一方で、金融政策の変更に伴う金利の上昇や海外における不動産需要の低下など不動産投資に対する環境が大きく変化する可能性も存在する。
このような環境のなか、「LEGALAND」をはじめとしたレジデンス開発が好調に推移し、2022年7月期の大幅損失から2期連続の黒字となり、財務面、営業面での正常化が鮮明となった。売上高は若干の減収となったものの、主要KPIである経常利益に関しては、高収益開発案件の奏功及び金融コスト等の減少により、上場来最高益に匹敵する水準を達成した。販管費は、仕入伸長を背景に増加したが(前期比102百万円増)、営業外収支において、前期に資本調達にかかる諸経費を計上したため当期は金融関連費用等が減少した(前期比150百万円改善)。
セグメント別では、不動産ソリューション事業が、売上高13,815百万円(前期比6.6%減)、営業利益2,084百万円(同21.1%増)となった。主力商品である「LEGALAND」の販売をはじめ、得意とするレジデンス開発物件の販売が好調であった。また、インバウンド需要の回復を背景に、同社が開発するホテル・民泊案件が高収益での売却となった。大型の売却案件の事例としては「CENTURION HOTEL」「LEGALIE道頓堀東」などがある。
不動産賃貸事業は、売上高942百万円(同18.0%減)、営業利益227百万円(同8.2%減)となった。レジデンス物件及び大阪のホテル物件の販売に伴う賃貸収入の減少により減収減益となった。インバウンド需要の回復を背景として、保有する大阪の民泊マンション・京都のホテル物件の収支が大きく改善し利益率は向上した。
その他事業は、売上高37百万円(同18.0%減)、営業利益37百万円(同5.4%減)となった。当期は、前期に大型の仲介案件があったため、その反動で減収減益となった。
自己資本比率は目標の20%超に向上
2. 財務状況と経営指標
2024年7月期末の資産合計は、前期末比2,805百万円増の24,530百万円となった。このうち、流動資産は同2,464百万円増の23,119百万円となった。開発用不動産の増加に伴い仕掛販売用不動産が5,315百万円増加したことや現金及び預金が505百万円増加したことが主な要因である。固定資産は同340百万円増の1,410百万円となった。これは、長期前払費用等の「投資その他の資産」が385百万円増加したことが主な要因である。
負債合計は、前期末比1,822百万円増の19,312百万円となった。このうち、流動負債は同1,005百万円増の11,903百万円となった。預り金の増加、短期借入金や1年内返済予定の長期借入金の増加が主な要因である。固定負債は同817百万円増の7,409百万円となった。不動産仕入に伴い長期借入金が増加したことが主な要因である。この結果、短期借入金・長期借入金等を合算した有利子負債は同1,243百万円増加し16,211百万円となった。
純資産合計は、前期末比983百万円増の5,217百万円となった。これは、主に当期純利益1,079百万円を計上したことによる。
この結果、自己資本比率が前期末の19.5%から21.3%に改善した。成長への投資を行いながら利益を蓄積し、目標である自己資本比率20~30%を達成、財務体質の健全化がさらに進んだと言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
■LeTech<3497>的業績動態
1. 2024年7月期的業績概況
該公司2024年7月期業績爲,營業收入14,795百萬日元(同比減少7.5%),營業利潤1,530百萬日元(增長9.9%),經常利潤1,109百萬日元(增長35.1%),凈利潤1,079百萬日元(減少7.1%),在經常利潤的基礎上大幅增長。
國內經濟因新冠疫情導致的經濟活動停滯已結束,僱用環境和企業收益得到改善,訪日遊客數量大幅超過2019年,呈現恢復趨勢。每月來自境外的入境者人數也出現超過300萬人的情況。在公司所屬的房地產業中,以城市區域的公寓爲中心,房地產市場依然保持堅挺。同時,隨着金融政策的變化,利率的上升以及境外房地產需求的下降等,房地產投資的環境可能會發生重大變化。
在這樣的環境下,「LEGALAND」等住宅開發項目良好推進,從2022年7月期大幅虧損到連續兩個季度盈利,財務和營業方面正常化明顯提升。雖然營業收入略微減少,但關鍵的經常利潤方面,受益於高收益開發項目以及金融成本等的降低,達到了上市以來的最高水平。銷售和管理開支由於採購需求增長的背景而增加(相比上期增加了1.02億日元),營業外收支方面,由於上期計入了與資本籌資相關的各項費用,當期金融支出等費用減少(比上期改善了1.5億日元)
從細分市場來看,房地產解決方案事業的營業收入爲138.15億日元(同比減少6.6%),營業利潤爲20.84億日元(同比增長21.1%)。主打商品「LEGALAND」的銷量以及擅長的住宅開發項目銷售情況良好。此外,受境外需求回暖的影響,公司開發的酒店和民宿項目實現了高收益的銷售。大型銷售案例包括「勝捷企業酒店」「LEGALIE道頓堀東」等。
房地產租賃業務的營業收入爲942百萬日元(同比減少18.0%),營業利潤227百萬日元(減少8.2%)。由於銷售住宅物件和大阪酒店物件導致的出租收入減少,收入和利潤均減少。受入境需求恢復的推動,公司持有的大阪民宿公寓和京都酒店物件的收支大幅改善,利潤率提高。
其他業務的營業收入爲37百萬日元(同比減少18.0%),營業利潤37百萬日元(減少5.4%)。受大型仲介項目的影響,當期收入和利潤均減少。
自有資本比率已經提高到目標的20%以上。
2. 財務狀況和經營指標
2024年7月期末資產總額爲24,530百萬日元,比上期增加了2,805百萬日元。其中,流動資產增加了2,464百萬日元,達到23,119百萬日元。主要原因是開發用房地產增加導致工程在建用房地產增加了5,315百萬日元,現金及存款增加了505百萬日元。固定資產增加了340百萬日元,達到1,410百萬日元。這主要是由於長期待攤費用等的投資和其他資產增加了385百萬日元導致的。
負債合計比上期末增加1,822百萬日元,達到19,312百萬日元。其中,流動負債增加1,005百萬日元,達到11,903百萬日元。存款增加、短期借款以及計劃在一年內償還的長期借款增加是主要原因。固定負債增加817百萬日元,達到7,409百萬日元。由於地產採購導致長期借款增加是主要原因。結果,短期借款、長期借款等合計的有利子負債增加1,243百萬日元,達到16,211百萬日元。
淨資產總額爲5,217百萬日元,較上期增加了983百萬日元。這主要是由於計入當期凈利潤1,079百萬日元所致。
因此,自有資本比率從上期末的19.5%上升至21.3%。在進行投資以實現增長的同時積累利潤,達到了20-30%的自有資本比率目標,財務狀況進一步得到加強。
SD Entertainment在健康業務的結構改革和成長戰略方面取得了更高的利潤。Hotta Marumasa由於禮品業務的出售和各項業務的先行投資的影響,因此收入和利潤下降。投資業務的銷售額爲249.53億日元(較上年同期增長1.5%),經營利潤爲13.11億日元(上年同期爲13.08億日元,較上年同期微增長)。