ユニチカ<3103.T>が3日ぶり反発。28日付の日本経済新聞朝刊は、同社が繊維事業から撤退すると報じた。同事業が低迷し25.3期は2期連続の最終赤字を見込む。再建に向け主な取引銀行に金融支援を求め、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>傘下の三菱UFJ銀行などは300億~400億円規模の債権放棄に応じる方向だという。官民ファンドが出資し、筆頭株主として立て直しを支えるとしている。
記事によると、撤退するのは祖業の衣料繊維に加え、不織布や産業繊維など機能資材事業の大部分で、同社全体の売上高の4割を占めるという。26年3月期にかけて事業の売却先を探すとしている。