日経平均は反落。前日比156.05円安(-0.41%)の38193.01円(出来高概算7億5000万株)で前場の取引を終えている。
昨晩の米国市場は感謝祭の祝日のため休場。為替市場は、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続いた。ドル・円は上げ渋り。一時151円77銭まで買われた後、151円41銭まで下落し、151円50銭で取引終了。
米国市場は休場だったものの、為替が1ドル150円台と円高ドル安進行を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始。朝方に発表された東京都区部消費者物価指数が市場予想を上振れたことで日本銀行による利上げ観測が強まり、1カ月ぶりに1ドル149円台に突入する場面が見られた。日経平均は前日比マイナスでスタートした後は、為替の一段の円高推移を材料に一時38000円を割り込む場面も見られた。
日経平均採用銘柄では、EMC不正が一部で報じられたことからファナック<6954>が下落したほか、円高推移を受けて、日産自<7201>、いすゞ自<7202>、トヨタ自<7203>、三菱自<7211>など自動車関連が売られた。このほか、SUMCO<3436>、ディスコ<6146>、キッコーマン<2801>、オークマ<6103>、住友ファーマ<4506>、レゾナック<4004>などが下落した。
一方、円高加速を受けて、ニトリHD<9843>、サッポロHD<2501>、東邦ガス<9533>、大阪ガス<9532>など円高メリット銘柄が上昇したほか、日銀による利上げ観測が強まったことから、千葉銀行<8331>、しずおかFG<5831>、第一生命HD<8750>、SOMPOホールディングス<8630>、りそなHD<8308>、コンコルディア<7186>、みずほ<8411>など金融株の上げが目立った。このほか、古河電工<5801>、鹿島建設<1812>、AGC<5201>などが買われた。
業種別では、輸送用機器、機械、精密機器、卸売、石油・石炭などが下落した一方、電気・ガス、繊維、空運、銀行、保険などが上昇した。
前場のプライム市場の売買代金は1.6兆円ほどに留まっており、感謝祭真っ只中で市場参加者は少ない。後場の東京市場も引き続き薄商いのなか、為替の円高推移を睨んだ展開となりそうだ。日経平均は昨日安値37801.62円を割り込むと下げ幅をやや広げる可能性もあろう。38200円水準の75日移動平均線を維持して取引を終えられるか注目したい。
日經平均指數下跌。前一交易收於38193.01日元(估計成交量爲7.5億股),與前一天相比下降了156.05日元(-0.41%)。
由於感恩節假期,美國市場昨晚關閉。在交易所市場,主要貨幣的交易所交易繼續處於缺乏動力的狀態。美元和日元不願上漲。在以151日元77日元的價格買入後,它跌至151日元41日元,交易收於151日元50日元。
儘管美國市場已經關閉,但由於匯率在150日元的1美元區間內,以及日元貶值和美元貶值,東京市場開始交易。由於上午公佈的東京都市消費者物價指數超出市場預期,日本央行加息的觀察愈演愈烈,出現了一個月來首次進入149日元1美元區間的情況。在日經平均指數開盤較前一天爲負值之後,也出現了由於日元匯率升值趨勢而暫時削減了38,000日元的情景。
在日經平均指數採用的股票中,發那科<6954>下跌,原因是部分報道了EMC的欺詐行爲,日產自己的(7201)、五十鈴(7202)、豐田自己的(7203)和三菱的(7211)等汽車相關產品因日元升值而出售。此外,SUMCO <3436>、DISCO <6146>、Kikkoman <2801>、大熊 <6103>、住友製藥<4506>、Resonac <4004>等下跌。
同時,爲應對日元升值加速,日元升值利好股如Nitori HD <9843>、札幌HD <2501>、東邦燃氣<9533>和大阪燃氣<9532>上漲,自日本銀行加息觀察加劇以來,千葉銀行 <8331>、第一人壽高清 <8750>、Sompo Holdings <8630>、Resona HD <8308> >、康科迪亞 <7186>、瑞穗<8411> 金融股的漲勢引人注目。此外,還收購了古河電氣(5801)、鹿島建工(1812)、AGC(5201)等。
按行業劃分,運輸設備、機械、精密設備、批發、石油/煤炭等下降,而電力/天然氣、紡織、航空運輸、銀行、保險等上漲。
前端市場Prime市場的交易價格僅爲1.6萬億日元左右,在感恩節中期,市場參與者很少。後期的東京市場也繼續表現不佳,看來這一市場將在預期日元匯率升值變化的前提下發展。如果日經平均指數突破昨日的低點37801.62日元,則跌幅有可能略有擴大。我想注意是否可以通過將75天移動平均線維持在38200日元的水平來完成交易。