4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は3日ぶりに反落、韓国情勢などが意識されて失速
・ドル・円は伸び悩み、日本株の反落で
・値下がり寄与トップはソフトバンクグループ<9984>、同2位は信越化学工業<4063>
■日経平均は3日ぶりに反落、韓国情勢などが意識されて失速
日経平均は3日ぶりに反落。前日比171.82円安(-0.44%)の39077.04円(出来高概算9億4000万株)で前場の取引を終えている。
3日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は76.47ドル安の44705.53ドル、ナスダックは76.96ポイント高の19480.91で取引を終了した。今週予定されている雇用統計の発表を控えた調整が続き、寄り付き後、まちまち。ダウは手仕舞い売りが継続し終日軟調に推移したものの、JOLTS求人件数が労働市場の底堅さを再表明したため景気に楽観的な見方が強まり下げ止まり、終盤にかけて下げ幅を縮小した。ナスダックは携帯端末のアップルやオンライン小売のアマゾンなどが買われ、指数を押し上げ終盤にかけ上げ幅を拡大し連日で過去最高値を更新。相場はまちまちで終了した。
米国株は高安まちまちだったが、ハイテク株上昇の流れを受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付き後の日経平均は上昇したが、韓国情勢などが重しとなり、昨日の高値39427.37円手前で失速すると上げ幅を徐々に縮め前日比マイナス圏での推移となった。引き続き三菱重<7011>、IHI<7013>など防衛関連銘柄が買われるなど大型株しっかりだったことで、39000円割れは回避された。
日経平均採用銘柄では、山手線などの初乗り引き上げを近く申請と報じられたJR東<9020>が下落したほか、京成電鉄<9009>、小田急電鉄<9007>など関東私鉄もさえない。また、円高が嫌気されて、SUBARU<7270>、日産自<7201>、ホンダ<7267>など自動車株も弱い。このほか、エーザイ<4523>、ニコン<7731>、DOWAホールディングス<5714>、大塚ホールディングス<4578>、ソフトバンクグループ<9984>などが下落した。
一方、三菱重、IHIのほか、日本製鋼所<5631>、川崎重<7012>などの防衛関連銘柄も買われた。また、良品計画<7453>、ZOZO<3092>、ニトリホールディングス<9843>、サッポロHD<2501>など円高メリット銘柄も買われた。このほか、フジクラ<5803>、ソニーグループ<6758>、レゾナック<4004>、ディー・エヌ・エー<2432>、任天堂<7974>などが上昇した。
業種別では、電気・ガス、金属製品、陸運、海運、鉄鋼などが下落した一方、その他製品、小売、倉庫・運輸関連、石油・石炭、機械の5セクターのみ上昇した。
韓国情勢の急変を受けて、為替市場ではリスク回避の円買いが進んだほか、10年物国債利回りも一時1.065%まで低下した。後場の東京市場は、流動的な韓国情勢を睨んだ展開となり、日経平均は39000円割れの場面も見られそうだ。
■ドル・円は伸び悩み、日本株の反落で
4日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み、149円52銭から150円07銭まで上昇後は再び149円台に値を下げた。米10年債利回りの上昇でドル買いが先行し、一時150円台に浮上。ただ、日経平均株価の下げ幅拡大で円買いに振れ、ドルを下押しした。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円52銭から150円07銭、ユーロ・円は157円16銭から157円52銭、ユーロ・ドルは1.0497ドルから1.0512ドル。
■後場のチェック銘柄
・THECOO<4255>、BTM<5247>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはソフトバンクグループ<9984>、同2位は信越化学工業<4063>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・豪・7-9月期GDP:前年比+0.8%(予想:+1.1%、4-6月期:+1.0%)
・中・11月財新サービス業PMI:51.5(予想:52.4、10月:52.0)
【要人発言】
・韓国財務省
「戒厳令をめぐる混乱、必要なら無制限の流動性を市場に注入する用意」
<国内>
特になし
<海外>
特になし
在4日下午的交易中,我們將關注以下3個要點。
・日經平均連續第3天下跌,受到韓國局勢等影響而失速
・美元兌日元表現疲軟,受日本股市下跌拖累
・跌幅最大的股票是軟銀(adr)<9984>,第二位是信越化學工業<4063>
■日經平均連續第3天下跌,受到韓國局勢等影響而失速
日經平均連續第三天下跌。收於上午交易時段,報39077.04日元,下跌171.82日元(-0.44%),成交量約爲9.4億股。
美國股市在3日表現不一。道瓊斯工業平均指數收跌76.47點,報44705.53點;納斯達克指數收漲76.96點,報19480.91點。本週即將公佈就業統計數據,市場調整持續,盤中股指起伏不定。儘管道指全天呈現疲軟趨勢,但勞動力市場職位空缺數據再次證明其穩固性,提振了市場對經濟的樂觀情緒,使跌勢減緩並在收盤時回升。納斯達克受惠於蘋果和亞馬遜等移動設備和在線零售股的上漲,推動股指攀升至歷史最高點,連續刷新歷史記錄。市場收於反覆不定的狀態。
美國股市波動較大,但受到科技股上漲的推動,東京市場開盤呈買入優勢。日經平均指數在開盤後上漲,但受到韓國局勢等因素的拖累,在接近昨日最高點39427.37日元處止步,逐漸減小漲幅,最終以負值結束當天交易。三菱重工業、IHI等防務股等大型股表現堅挺,避免了跌破39000日元的情況。
日經平均收盤股票中,據報道,受到山手線等地鐵漲價的影響,JR東日本股份有限公司下跌,關東私鐵如京成電鐵、小田急電鐵也表現平淡。此外,由於日元走強的不利因素,斯巴魯、日產汽車、本田等汽車股走弱。另外,愛杏、尼康、DOWA控股、大塚控股、軟銀等股票下跌。
與此同時,除三菱重工、IHI外,日本製鐵所、川崎重工等防務股也受到青睞。另外,良品計畫、ZOZO、尼特利控股、札幌控股等受益於日元升值的股票也受到買入。此外,富士電纜、索尼集團、Resonac、DeNA、任天堂等股票上漲。
按行業板塊劃分,電力/燃氣、金屬製品、陸運、海運、鋼鐵等行業出現下跌,而其他產品、零售、倉儲/運輸相關、石油/煤炭、機械等五大板塊唯一表現上漲。
受到韓國局勢的突變影響,外匯市場出現避險日元買盤,同時,10年期國債收益率一度下降至1.065%。下午的東京市場面臨動盪局勢,可能會見到日經平均指數跌破39000日元的情況。
■美股株指數etf下跌,導致美金兌日元受阻
4日上午的東京市場上,美金對日元走勢疲軟,從149日元52銭上升至150日元07銭,然後再次下跌至149日元關口。受美國10年期國債收益率上升的影響,美金獲得支撐並一度升至150關口。然而,隨着日經平均股價下跌放大,日元獲得支撐,推動美金下行。
截至目前的交易範圍如下:美金對日元區間在149日元52銭至150日元07銭間波動,歐元對日元區間在157日元16銭至157日元52銭間波動,歐元對美元區間在1.0497美元至1.0512美元間波動。
■下午的股票檢查
・戴三<4750>,新東<5380>等6個股票漲停
※包括臨時的漲停價(指盤口價格)
・唐獅集團貢獻漲幅最大,東電貢獻漲幅次大
・THECOO<4255>、BTM<5247>等5只股票漲停
※包括一時的漲停價(指示價格)
・跌幅最大的股票是軟銀(adr)<9984>,第二位是信越化學工業<4063>
■經濟指標和重要人物發言
【經濟指標】
・日本1-3月法人企業統計調查・全行業設備投資:同比+6.8%(10-12月:+16.4%)
・中國5月份財新制造業PMI:51.7(預測:51.6,4月份:51.4)
【重要人物發言】
・加藤日本銀行理事
「包括ETF處置在內的今後處理會花費一定時間進行徹底審查。」
<國內>
・沒有特別的事情
<海外>
・沒有特別的事情
【經濟指標】
・澳大利亞・7-9月季度GDP:同比增長+0.8%(預期:+1.1%,4-6月季度:+1.0%)
・中國・11月財新服務業PMI:51.5(預期:52.4,10月:52.0)
【重要人物發言】
韓國財政部
「關於戒嚴令引發的混亂,如果有必要,我們準備向市場注入無限流動性」
<國內>
・沒有特別的事情
沒有特別的事項
<境外>
沒有特別的事項