日経平均は5日ぶりに反落。前日比353.01円安(-0.90%)の39042.59円(出来高概算7億1000万株)で前場の取引を終えている。
5日の米国株式市場は反落。ダウ平均は248.33ドル安の44765.71ドル、ナスダックは34.40ポイント安の19700.72で取引を終了した。高値を試す動きに寄り付き後、小幅高。その後、高値警戒感で買いが続かず、さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利下げを急がない姿勢を表明したことを背景に長期金利の上昇に連れ相場は下落に転じた。雇用統計の発表を翌日に控え警戒感も強く、利益確定売りに押され相場は終日軟調に推移し終了。
米国株安を受けて、東京市場は方向感に乏しいスタート。日経平均は前日終値水準でもみ合っていたが、じりじりと下げ幅を広げる展開となり、39000円水準まで下落した。足元の日経平均は4日続伸していたこともあり、今晩の米雇用統計発表を控え、利益確定の流れが強まった様子。為替が1ドル149円台後半と朝方比ではやや円高ドル安で推移していることも大型株の重しとなった。
日経平均採用銘柄では、前日に上場来高値をつけた後に反落したフジクラ<5803>が引き続き売り優勢となったほか、住友電工<5802>、古河電工<5801>と電線株が総じて下落。また、日本製鋼所<5631>、川崎重<7012>など防衛関連も弱い。このほか、ディスコ<6146>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連も売られた。
一方、11月以降、売り基調が強まっていたオムロン<6645>は反発継続。J・フロントリテイリング<3086>は証券会社のポジティブなレポートが材料視されて上昇した。また、三菱自動車<7211>、日産自<7201>、マツダ<7261>、いすゞ自<7202>など自動車株の一角が買われた。このほか、日立建機<6305>、野村総合研究所<4307>、オリンパス<7733>、京王電鉄<9008>などが上昇。
業種別では、非鉄金属、その他製品、保険、電気機器、証券・商品先物などが下落した一方、空運、電気・ガス、水産・農林、精密機器、パルプ・紙などが上昇した。
米雇用統計発表を控えていることから、後場の東京市場は積極的な買いは期待しにくい。前場の日経平均の安値は39006.10円と39000円台は維持したが、後場、この水準を割り込む場面は見られそうだが、前場のプライム市場の売買代金が1.8兆円に留まるなど様子見ムードは強いことから、売り圧力が一気に強まる展開は回避されると想定。後場の日経平均は39000円水準を挟んだもみ合いとなりそうだ。
日經平均指數在五天後反彈。與前一日相比,下跌353.01日元(-0.90%),報39042.59日元(成交量約7億1000萬股),前半段的交易已結束。
5日的美股市場出現反彈。道瓊斯指數下跌248.33美元,報44765.71美元,納斯達克指數下跌34.40積分,報19700.72。開盤後嘗試突破高點,略有上漲。但隨後因高位憂慮影響,買入未能持續,連邦儲備委員會(FRB)主席鮑威爾表示不急於減息,導致長期利率上升,市場轉而下跌。由於即將公佈的就業統計數據,市場憂慮加重,受到利潤了結賣壓,市場全天表現低迷並收盤。
在美股下跌的影響下,東京市場開盤缺乏方向感。日經平均指數在前一日的收盤水平震盪,但逐漸加大下跌幅度,降至39000日元水平。近期日經指數已連續上漲四天,因此在即將公佈的美就業統計數據前,利潤了結的趨勢增強。由於匯率在1美元149日元臺後半段,相比早間有些日元升值和美元貶值,這也是對大盤股的一種壓力。
在日經平均指數成分股中,前一日創出歷史最高後反彈的富士電機<5803>再次賣壓佔優,其餘住友電工<5802>、古河電工<5801>等電纜股普遍下跌。另外,日本製鋼所<5631>、川崎重工<7012>等防務相關股票也表現疲軟。此外,迪斯科<6146>、屏顯高清<7735>、優利德<6857>、SUMCO<3436>、激光科技<6920>、東京電子<8035>等半導體相關股也遭到拋售。
另一方面,自11月份以來,賣壓加大的歐姆龍<6645>持續反彈。而J·福龍零售<3086>因證券公司的積極報告而上漲。此外,三菱汽車<7211>、日產汽車<7201>、馬自達汽車(adr)<7261>、五十鈴<7202>等部分汽車股票也受到買入支撐。其他如日立建機<6305>、野村綜合研究所<4307>、奧林巴斯<7733>、京王電鐵<9008>等股票也實現上漲。
按行業板塊來看,有色金屬、其他產品、保險、電子設備、證券・商品期貨等下跌,而航空、電力・燃氣、水產業・農業、精密設備、紙漿・紙類等則上漲。
由於即將公佈的美就業統計數據,後半段的東京市場不易期待積極的買入。前半段日經平均的最低價爲39006.10日元,維持在39000日元台,但後半段可能會出現跌破這一水平的情形,不過由於前半段主板市場的成交額僅爲1.8萬億日元,觀望情緒較強,因此預計不會出現拋售壓力驟然增強的局面。後半段日經平均可能會圍繞39000日元水平震盪。