キーウェアソリューションズ<3799>は、コンピュータシステム構築に必要な全体または一部のソフトウェア開発を受託して行う「システム開発事業」、各種ERPパッケージ等によるシステム構築を核としたエンドユーザ向けのシステムインテグレーションを行う「SI事業」、顧客のコンピュータシステムに関する様々なニーズに対応する運用・保守等のサポートサービス事業、関連機器・パッケージソフト等の販売事業、新規領域を推進する新事業など、他の事業セグメントに属さない事業から構成される「その他事業」を主な事業として展開している。約60年にわたり、官公庁、運輸、通信、金融、医療、流通、製造分野等、多様な分野において、社会インフラを支える情報システム構築に携わってきたことで培われた豊富な業種・業務ノウハウを基盤として、多種多様なITスキルとさまざまなITソリューションを駆使することによって、顧客ニーズに応える最適なソリューションを提供できることなどが強みとなっている。
2025年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比4.8%増の9,911百万円、営業利益が同67.1%減の47百万円となった。トップラインに関してはSI事業とその他の事業が好調に推移したことが寄与した。システム開発事業に関しては、前年同期で減収となったものの、官公庁系で既存案件が拡大するなど、足元で順調な進捗を見せている。利益面に関しては、システム開発事業とその他事業がセグメント損失を計上したことが響いた。ただ、システム開発事業に関しては中期経営計画の各種施策を推進するなかで、収益性は確実に上昇してきている状況だ。
2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高で前期比2.4%増の21,000百万円、営業利益で同14.4%増の1,000百万円を見込んでいる。同社はビジネスモデル上の特徴として、下期偏重という特性を持っている。期末に向けて売上を拡大させるなかで、利益に関しても積み上げ、前期比で増益を達成する見込みだ。現在見込まれている案件のなかに収益性の高いものも含まれ、利益の成長率がトップラインの増加率を上回る見通しだ。また、SI事業において不採算案件が収束したことも利益を押し上げる。期末に向けても顧客企業のDXに対するニーズが好調に推移する見込みである。そうしたなかで、中期経営計画の基本戦略を引き続き実行しながら、同時に人員の増強や教育に注力することによって同社の受注体制を強化し、旺盛な需要を業績の拡大に結びつけていく構えだ。配当は一株当たり25.0円(予想配当利回り3.62%)を予定している。同社は、株主の利益還元を経営上の重要課題の一つとして位置づけており、配当については、最終利益に応じて、今後の事業展開、経営環境などを総合的に勘案したうえで実施していくことを基本方針としている。今後、中期経営計画が進展するに伴い、利益水準が切り上がっていけば、増配される可能性もあると弊社は見ている。
中長期的な成長戦略として同社は、中期経営計画「Vision2026」を公表している。基本方針として「基盤事業の質的転換」、「プライムビジネスの拡大」、「新領域へのチャレンジ」を着実に推し進めることにより、2027年3月期に売上高で24,000百万円、営業利益で1,400百万円、営業利益率で6.0%の達成を目指す。基盤事業の質的転換では、プロダクトやクラウドサービスの活用を進めることにより、顧客ニーズにより応えていくと共に、同社の効率性、収益性を高めていく計画だ。プライムビジネスとは顧客と直接契約を結び、ソリューションやサービスを提供する事業のことであり、今後の市場規模の拡大が見込まれる同ビジネスの拡大によってトップラインを伸ばすと同時に、直接契約によって収益性も高めていく方針だ。新領域としては、農業ICT、セキュリティ領域、Fintech領域などで新たな収益基盤の育成に注力している。
キーウェア解決方案有限公司<3799>從事計算機系統構建所需的全部或部分軟件開發的 "系統開發業務",基於各種ERP軟件進行系統構建的以最終用戶爲目標的 "SI業務",爲客戶計算機系統提供運維、維護等支撐服務的業務,相關設備及軟件等的銷售業務,推動新領域的新業務,以及不屬於其他業務板塊的 "其他業務",作爲主要業務進行擴展。近60年來,涉及政府機構、運輸、通信、金融、醫療、流通、製造等多個領域,承接支撐社會基礎設施的信息系統構建,從而積累了豐富的行業型和業務經驗,依靠多種多樣的IT技能和各種IT解決方案,爲客戶提供滿足需求的最佳解決方案,成爲其競爭優勢。
2025年3月期第2季度的合併業績顯示,營業收入爲去年同期相比增長4.8%的99,911百萬元,營業利潤爲同比減少67.1%的47百萬元。關於收入方面,SI業務和其他業務表現良好。儘管系統開發業務去年同期出現了收入減少,但在政府部門的現有項目有所擴展等情況下,近期正顯示出順利的進展。利潤方面,由於系統開發業務和其他業務出現了板塊虧損,受到了影響。儘管如此,系統開發業務通過推進中期經營計劃中的各類措施,盈利能力正穩步上漲。
2025年3月期全年合併業績財務預測顯示,營業收入預計較上期增長2.4%至21,000百萬元,營業利潤預計同比增長14.4%至1,000百萬元。該公司作爲業務模型的特點,具有下半年偏重的特性。在期末期間擴大營業收入的同時,也預計將實現利潤的增加,達到較去年增長的目標。目前預計的項目中也包括一些盈利能力較高的,利潤的增長率有望超過營業收入的增長率。此外,在SI業務中不盈利的項目的收縮也將提升利潤。預計到期末,客戶企業在數字化轉型方面的需求將保持良好趨勢。在此背景下,公司將繼續實施中期經營計劃的基本戰略,同時加強人力資源的增補和內地教育股方面的投入,以此加強公司的訂單體制,將旺盛的需求轉化爲業績增長。預計每股分紅爲25.0日元(預計分紅收益率3.62%)。該公司將股東利益回饋視爲經營上的重要課題之一,關於分紅,將根據最終利潤,以及未來的業務發展、經營環境等進行綜合考慮後實施。預計隨着中期經營計劃的推進,利潤水平提升,增加分紅的可能性也在上升。
作爲中長期增長戰略,該公司發佈了中期經營計劃 "Vision2026"。作爲基本方針,通過 "基礎業務的質的轉變"、"主板業務的擴展"、"向新領域的挑戰"等,力爭在2027年3月實現營業收入達到24,000百萬元,營業利潤達到1,400百萬元,營業利潤率達到6.0%。在基礎業務的質的轉變中,通過推進產品和雲服務的使用,更好地響應客戶需求,同時提高公司的效率和盈利能力。主板業務是與客戶直接簽署合約,提供解決方案和服務的業務,通過預計今後市場規模的擴大推動該業務的增長,以此提高營業收入,同時通過直接簽約提升盈利能力。新領域方面,公司正在農業ICT、安防-半導體領域、Fintech領域等關注於新的收入基礎的培養。