■トリプルアイズ<5026>の今後の見通し
1. 2025年8月期通期の業績見通し
2025年8月期の連結業績は、売上高5,992百万円(前期比35.9%増)、営業利益111百万円(同192.6%増)、経常利益は98百万円(同109.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は30百万円(同59.6%減)と見込んでいる。事業別の売上高や営業利益の詳細は開示していないが、2024年7月から新規連結化したBEXの12ヶ月分の業績寄与を見込んだ増収増益予想であり、これを除いた既存事業においては前年並みの業績前提とした保守的な内容と見られる。既存のAIソリューション事業は前期からの回復基調の継続が期待される一方、GPUサーバー事業は短期業績がマシン本体の販売動向で左右されやすく、四半期業績のボラティリティを引き起こす可能性がある点には留意が必要だろう。
2. BEX買収による財務インパクト
BEXが連結子会社となったのは2024年7月であったため、2024年8月期においては7月、8月の2ヶ月分、2025年8月期においては期初から12ヶ月間の決算数値が取り込まれることになる。同社によると、2024年8月期は2ヶ月間だけの業績取り込みではあったが、売上高で約300百万円の寄与があったとのことであり、単月換算150百万円、年間では約1,800百万円の売上高が見込めると弊社では試算している。損益影響としては、同社によるとBEXは直近12ヶ月ベースで約200百万円の営業利益を出しており、のれん償却費26百万円(のれん201百万円、10年償却)を差し引いても新規連結分だけでも前期比で170〜180百万円の営業利益の増加要因となると見られる。しかし、同社の営業利益の見込みは前期比で72百万円の増加に留まっており、営業利益の面では売上高以上に営業利益においては保守的な予想のため、上振れて着地する可能性がありそうだ。なお、買収価格は約650百万円であったが、BEXの当期純利益が実質的に100百万円超出ていることを踏まえると、PER6〜7倍と割安価格で買収できたと考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
■ Triple Eyes<5026>的未來展望
1. 2025年8月期全年業績展望
2025年8月期的合併業績預期爲:營業收入599.2億日元(比上年同期增加35.9%)、營業利潤1億日元(比上年同期增加192.6%)、經常利潤9.8億日元(比上年同期增加109.6%)、歸屬於母公司股東的當期凈利潤3億日元(比上年同期減少59.6%)。儘管未披露各個業務的營業收入和營業利潤的詳細情況,但這是基於預計2024年7月新併入的BEX對業績的12個月貢獻的增長預期,除去這部分,現有業務被認爲是基於與去年相同的業績前提下較爲保守的內容。現有的AI解決方案業務預計將持續恢復,而GPU服務器業務的短期業績易受機器本體銷售趨勢的影響,需要留意可能帶來的季度業績波動。
2.通過收購BEX帶來的財務影響
BEX在2024年7月成爲合併子公司,因此在2024年8月期內,將會包括7月和8月的2個月業績數據,而在2025年8月期內,則會包括從期初起的12個月財務數據。根據該公司,2024年8月期的業績只有2個月的貢獻,但營業收入大約有3億日元的貢獻,我們公司估算單月換算爲1.5億日元,全年預計約爲18億日元的營業收入。損益影響方面,該公司表示BEX在最近12個月的基礎上產生了約2億日元的營業利潤,即使扣除商譽攤銷費用2.6億日元(商譽2.01億日元,10年折舊),新併入的部分仍將成爲上年同期營業利潤增加的170~180百萬日元的因素。然而,該公司的營業利潤預期僅比上年增加7.2億日元,在營業利潤方面由於保守預期,可能超過營業收入的預期。此外,收購價格約爲6.5億日元,但考慮到BEX當期凈利潤實質上超過1億日元,可以認爲以市盈率6~7倍的低價進行了收購。
(作者:FISCO客員分析師永岡宏樹)