日経平均は反発。63.11円高の39533.55円(出来高概算8億1246万株)で前場の取引を終えている。
先週末の米国市場のダウ平均は86.06ドル安の43828.06ドル、ナスダックは23.88pt高の19926.72ptで取引を終了した。主要企業決算を好感。ただ、ダウは連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペース減速の思惑を受けた売りや利益確定売りに押され下落に転じ、終日軟調に推移した。ナスダックは金利高が重しとなったが、半導体ブロードコム(AVGO)の上昇が指数を押し上げ、終日底堅く推移した。
まちまちで終了した米株市場を横目に、本日の日経平均は前週末比80.78円高の39551.22円と反発でスタート。シカゴ先物にサヤ寄せする形からやや買いが先行したが、寄り付き後は小幅な動きにとどまっている。前週末の米半導体株高を受けて買いが集まっていた値がさ半導体関連が上げ幅を拡大。また、10月の機械受注統計では「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比2.1%増となり、設備投資への安心感から機械関連株の一角も上昇した。
個別では、ディスコ<6146>や東エレク<8035>、アドバンテ<6857>などの半導体関連株、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>などの金融株が堅調に推移。また、フジクラ<5803>、三菱重工業<7011>、ソフトバンクグループ<9984>、パナHD<6752>、セレス<3696>などが上昇した。ほか、業績・配当予想を上方修正した丹青社<9743>が急騰、前期業績上振れ着地で中計目標値を上方修正した神戸物産<3038>などが値上がり率上位となった。
一方、川崎重工業<7012>、ファーストリテ<9983>、ソニーグループ<6758>、リクルートHD<6098>、東京海上<8766>、キーエンス<6861>、楽天グループ<4755>などが下落となった。第1四半期収益横ばいや立会外分売を売り材料視されたLink-U グループ<4446>や8-10月期も2ケタ営業減益基調が継続したヤーマン<6630>が急落。ほか、アドバンスクリエイト<8798>、スミダコーポレーション<6817>、アスクル<2678>などが値下がり率上位となった。
業種別では、繊維製品、ゴム製品、金属製品などが上昇した一方で、石油・石炭製品、陸運業、空運業などが下落した。
後場の日経平均株価は、積極的に買い上げるほどの材料は乏しく、上値の重い展開が続きそうだ。今週は17-18日にFOMC、18-19日に日本銀行による金融政策決定会合がそれぞれ開催される。FOMCでは0.25%の利下げを予想する声が多い一方、日銀会合における0.25%の利上げの可能性は五分五分といったところ。11月下旬から12月上旬にかけては12月会合での利上げ観測が強く、銀行や保険など金融株の上げがやや目立っていたが、足下では12月利上げ見送り観測報道が流れるなどややトーンダウンしている。年内最後のイベントである日米中銀会合を通過すると、メジャーSQも終わったことから、市場関係者は続々とクリスマス休暇入りし、プライム市場の売買代金は減少するだろう。サプライズ的な材料が出ない限り、4万円手前での推移が年内は続いていきそうだ。
日經平均反彈。上漲63.11日元至39533.55日元(成交量概算爲8億1246萬股),前場交易已結束。
上週末美國市場道瓊斯指數下跌86.06美元,收於43828.06美元,納斯達克上漲23.88點,收於19926.72點。市場對主要企業業績反響積極。然而,道瓊斯因市場對聯邦儲備委員會(FRB)減息速度放緩的預期遭到賣出和獲利了結,轉爲下跌,並在整天保持疲軟。納斯達克受高利率影響,但半導體博通(AVGO)的上漲推動了指數,全天維持堅挺。
面對表現各異的美國股市,今天日經平均以比上週末上漲80.78日元的39551.22日元開盤。在芝加哥期貨的影響下,買盤稍顯領先,但開盤後走勢小幅波動。受上週末美國半導體股上漲的影響,半導體相關股的上漲幅度進一步擴大。此外,10月的機械訂單統計數據顯示「船舶・電力除外的民需」的訂單額(經過季節調整)較上月增長2.1%,使機械相關股的一部分也出現上漲。
個別股票方面,迪斯科<6146>、東電<8035>、亞德萬特<6857>等半導體相關股,三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>等金融股表現穩健。此外,富士康<5803>、三菱重工業<7011>、軟銀(ADR)<9984>、松下HD<6752>、セレス<3696>等股票上漲。其他,業績和分紅派息預測上調的丹青社<9743>大幅上漲,因前期業績超出預期而上調中期目標的神戶物產<3038>也成爲漲幅最高者。
另一方面,川崎重工業<7012>、優衣庫<9983>、索尼集團<6758>、Recruit HD<6098>、東京海上<8766>、KEYENCE<6861>、Rakuten Inc.<4755>等出現下跌。因第一季度收益平盤及場外配售被視爲賣出材料的Link-U集團<4446>,以及8-10月期間仍維持兩位數營業減益的ヤーマン<6630>大幅下跌。其他,Advance Create<8798>、住田公司<6817>、アスクル<2678>等跌幅較大。
行業板塊方面,纖維製品、橡膠及塑料製品、金屬製品等上漲,而石油・煤產品、陸運、空運等則下跌。
後場日經平均股價因缺乏積極的買入材料,預計將繼續保持重壓走勢。本週將在17-18日舉行FOMC會議,18-19日舉行日本銀行金融政策決策會議。在FOMC中,普遍預期會有0.25%的減息,而在日本央行會議上則有50%的幾率會加息0.25%。從11月底到12月初,關於12月會議的加息預期強烈,銀行和保險等金融股的上漲顯得有些突出,但最近似乎對12月加息的預期有所降溫。隨着年內最後的日美央行會議的結束,主要SQ也已結束,市場參與者陸續進入聖誕假期,主板市場的成交額將減少。除非出現意外材料,否則預計在4萬元附近的波動將持續到年末。