日銀は19日の金融政策決定会合で、政策金利(無担保コール翌日物レート)を0.25%で据え置くと決めた。
$米ドル/円 (USDJPY.FX)$ は155円台、円安方向に振れている。一方で、引け後に植田総裁の会見(午後3時半に記者会見)を控えていることから、2025年1月利上げへの警戒は残ると想定する。
日銀は「過去と比べると為替が物価に影響を及ぼしやすくなっている」との見解を提示した。
【日銀声明】
「政策金利の現状維持、賛成8、反対1で決定」
「無担保コールレート翌日物の誘導目標を0.25%程度で維持」
「経済・物価巡る不確実性引き続き高い」
「物価の基調的な上昇率、展望リポートの見通し期間後半には物価目標とおおむね整合的な水準で推移する」
「景気、一部に弱めの動きみられる」
「景気の先行き、海外経済が緩やかな成長続けるもとで潜在成長率上回る成長を続ける」
「輸出・生産、横ばい圏内の動き」
「個人消費、物価上昇の影響など見られるものの緩やかな増加基調」
「予想物価上昇率、緩やかに上昇している」
「金融・為替市場の動向や日本経済・物価への影響、十分注視する必要」
「企業の賃金・価格設定行動が積極化、過去と比べ為替の変動が物価に影響及ぼしやすくなっている」
「リスク要因、海外の経済物価・資源価格・企業の賃金価格設定など」
出所:Trader's Web、FISCO
moomooニュース - Zoe