シグマクシス・ホールディングス<6088>は、DX支援等のコンサルティングサービスの提供を行うシグマクシスが中核の持株会社。経営コンサルやIT戦略立案から実行まで行うコンサルティング事業が主力で、投資事業も展開する。コンサルティング事業では、「デジタル・トランスフォーメーション」、新たな成長エンジンとなるビジネスモデルを成長市場で構築する「サービス・トランスフォーメーション」、経営プラットフォームを変革する「マネジメント・トランスフォーメーション」の3つを掲げ、企業の課題解決と新価値の創造、企業間を連携した新事業や産業の共創に取り組んでいる。産業別では、運輸・金融・情報通信・小売・商社・製造業が顧客層の中心。上位10クライアントで売上高の52%を占めている。投資事業では、コンサルティング事業とのシナジーが生まれる分野の案件を中心に、社会的な価値共創に資する投資を推進している。
2025年3月期上期累計の売上高は前年同期比18.0%増の12,558百万円、営業利益が同40.7%増の2,837百万円で着地した。顧客への基幹システムのSaaS化支援、DX推進支援、新規サービス立上げ支援、各種規制対応支援などのプロジェクトが事業を牽引した。プロジェクト満足度(NSI)は98(同4pt増)に増加して、顧客満足度も上昇している。プロジェクト数は611件(同1%減)、クライアント数は133社(同2%減)となったが、契約当たり売上高は20百万円(同20%増)と増加したようだ。投資事業の投資残高は約4,100百万円(同約400百万円増)に増加。通期の売上高は前期比16.0%増の26,000百万円、営業利益が同28.8%増の5,450百万円を見込んでいる。
同社は、類似企業と比較して営業活動のやり方・人事施策・投資事業と3つの違いを有している。営業活動では、営業部門がなくコンサルタントが提案して案件を獲得しており、継続・リピートが9割程度と高水準である。また、人材において、他社は大量採用で規模の拡大を図っているが、同社は急激に増加させることでの質の低下を懸念し、年間1割の純増ペースを維持している。投資事業もコンサルティングと掛け合わせて価値を実現させており、総じて顧客に対して最良のサービス提供をこころがけている。中期の企業成長イメージとして掲げている2026年3月期売上高25,000百万円については1年前倒しで達成する見通しで、引き続き2026年3月期経常利益7,000百万円に向けて、コンサルティング事業の成長を加速し、投資事業からの利益貢献を目指すようだ。株主還元では、財務体質の強化及び将来の事業展開に備えるために必要な内部留保とのバランスを重視し、安定かつ継続的な配当を実施。直近の配当利回りは2%水準。好調な案件獲得と満足度向上によって今後の業績の底堅い成長が続いていきそうだ。
シグマクシス・控股公司<6088>是以提供DX支持等諮詢服務爲核心的持股公司。其主要業務是從管理諮詢到IT戰略規劃及其運行的諮詢業務,還開展投資業務。在諮詢業務中,提出了 "數字化轉型"、構建新的增長引擎的業務模式 "服務轉型"、和改變管理平台的 "管理轉型" 三項,致力於解決企業的難題和創造新價值、企業間合作的新業務及產業的共創。按行業劃分,交通、金融、信息通信、零售、商社和製造業是客戶主體。前十名客戶佔營業收入的52%。在投資業務中,重點推進與諮詢業務產生協同效應的領域的投資,促進社會價值的共創。
2025年3月期上半年累計營業收入爲12558百萬日元,同比增長18.0%,營業利潤爲2837百萬日元,同比增長40.7%。對客戶的基礎系統進行Saas-雲計算化支持、DX推動支持、新服務啓動支持、各種監管應對支持等項目推動了業務的增長。項目滿意度(NSI)增加到98(同比增加4點),客戶滿意度也在上升。項目數量爲611個(同比減少1%),客戶數量爲133家公司(同比減少2%),但每個合同的營業收入爲2000萬日元(同比增加20%),似乎有所增長。投資業務的投資餘額增加到約4100百萬日元(同比增加約400百萬日元)。全年營業收入預計爲前期比增加16.0%,達到26000百萬日元,營業利潤預計同比增長28.8%,達到5450百萬日元。
該公司與類似企業相比在營業活動的方式、人事措施和投資業務上有三方面的不同。在營業活動方面,該公司沒有銷售部門,諮詢師負責提案並獲得客戶,持續和重複的比例約爲90%,處於高水平。此外,在人力資源方面,其他公司通過大量招聘來擴大規模,而該公司則擔心急劇增加導致質量下降,因此保持每年10%的淨增速。投資業務也與諮詢相結合實現價值,總體上努力爲客戶提供最佳服務。作爲中期企業增長形象,預計在2026年3月期實現25000百萬日元的營業收入,預計將提前一年實現,並繼續加速諮詢業務的增長,力爭實現來自投資業務的利潤貢獻。股東回報方面,爲了強化財務體質併爲未來的業務展開做好準備,重視與必要的內部留存的平衡,實施穩定且持續的分紅派息。最近的分紅收益率在2%的水平。良好的項目獲得和滿意度提升,預計將繼續推動今後的業績穩健增長。