2024年12月19日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ（以下、NTTデータ）は、企業のサプライチェーンマネジメント（以下、SCM）の高度化に向けて、キナクシス・ジャパン株式会社（以下、キナクシス・ジャパン）とのパートナー契約を締結し、12月よりKinaxis Maestroを用いたSCM高度化支援サービスを開始します。
近年、サプライチェーンにおける需給変動といった不確実性が増大する中、多くの企業でこのリスクに対応できる強靭性や持続可能性を兼ね備えたSCMを求められています。こうした中、NTTデータは、キナクシス・ジャパンとのパートナーシップ契約により、これまで提供してきたサプライチェーン領域におけるサービス・ソリューションと、ダイナミックな意思決定を支援する高速シミュレーションを得意とするKinaxis Maestroを掛け合わせることで、企業の強靭なサプライチェーンを実現します。
今後もNTTデータは、キナクシス・ジャパンとさらに連携を深めて企業のSCM高度化に取り組み、SCMビジネス全体として、2027年までに売り上げ200億円規模に拡大することを目指します。

概要

近年、自然災害や地政学リスクの高まり、さらには経済安全保障政策の影響を受け、サプライチェーンにおける需給変動といった不確実性が増大しています。こうした状況下で、従来はSCMに資源の効率性やコストの採算性が求められていたのに対し、現在は顧客価値を重視した強靭性や持続可能性、人間中心のアプローチが求められ、いわゆる「SCM5.0」のフェーズに移行しています。
NTTデータではこれまで企業の垣根を越えてDXを加速するデジタルサプライチェーンプラットフォームである「iQuattro注1」を軸にしてサプライチェーン上のあらゆるデータの一元管理や、サプライチェーンを構成する企業間プラットフォーム構築支援により、企業のSCM高度化を支援してきました。SCM5.0のフェーズにおいては、デジタルでサプライチェーンデータをつなぐだけではなく、つないだデータを用いて顧客価値を高め、環境変化に柔軟に対応できる動的なサプライチェーンを構築することが求められています。
このような背景のもと、ダイナミックな意思決定を支援する高速シミュレーション、即時フィードバック性に強みを持つキナクシス・ジャパンとパートナー契約を締結することとなりました。
これにより、エンドツーエンドのサプライチェーンデータをもとにした外部環境の変化に柔軟に対応するSCM高度化を実現します。

各社からのコメント

今後について

今後NTTデータは、SCM領域における経験豊富なコンサルタントや人財開発を拡充し、キナクシス・ジャパンと先進的な技術領域への共同開発の取り組みを強化することで、SCMビジネス全体で、2027年までに売り上げ200億円規模をめざします。さらに、NTTデータのグローバルリソースを活用したSCM高度化のグローバル展開も進めて行きます。

キナクシス・ジャパン株式会社について

キナクシス・ジャパンは、サプライチェーン・オーケストレーション分野で世界的に高い評価を得ているリーダー企業です。特許取得済みの同時並行処理技術と人を中心としたAIアプローチにより、戦略的計画から実行に至るまでエンドツーエンドのサプライチェーンネットワークの管理を支援します。
（キナクシス・ジャパン株式会社のウェブサイト：）

注釈

• 注1iQuattroについて：
  NTTデータが2017年から提供するiQuattroは、企業間や業務プロセス間での情報活用を推進するプラットフォームです。数百社で構成される組み立て製造業の大規模サプライチェーンデジタル化プロジェクトなどの実績を有し、サプライチェーンの高度化を目指す企業様の構想立案から施策実行および定着までをトータルサポートします。
• 注2サプライチェーン全体を統合的かつ効率的に管理・調整する戦略やプロセスを示す概念で、製品の供給、製造、流通、販売といった一連のプロセスを、複数の企業や組織が協力して最適化すること

• 「iQuattro」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
• その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

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